2009年10月17日(土)付


大北の特産品味わって 大町 あすまで「秋の味覚祭り」
大北地域の特産品をPRする「秋の味覚祭り」は16日から18日まで、大町市内3会場で開いている。扇沢駅では初日、黒部ダムを訪れた国内外の観光客が、試食会で提供されたリンゴなど特産品に舌鼓を打った。イベントは、観光名所・黒部ダムの玄関口である大町と周辺地域の魅力を、全国にPRしようと毎年実施。行政や観光関係者などが協力し、扇沢駅と大町温泉郷、市中央商店街で物産販売や試食会などを開いている。大町温泉郷「ふれあい広場」では午前6時半から10時まで、農家の野菜販売など「もぎたて朝市」を実施。中央商店街「まちなかエリア」では、協賛店舗によるワンコインセールや「ダムカレー」飲食へのサービスなどを行う。
活動紹介やヨガで交流 JA大北女性部の支部集う
 平成21年度JA大北女性部支部交流会が15日、小谷村のホテルグリーンプラザ白馬で開かれた。支部員の交流を通して、今後の組織活動の充実と発展、地域活性化を高めることを目的に、2年に1度開かれている。管内11支部から約130人が一堂に会し、活発な意見交換をしながら親ぼくを深めた。 交流会では日ごろ主活動としてそれぞれの支部で取り組んでいる、グループ活動の紹介が行われた。伝統工芸からヒントを得たという、アイデアあふれる暖房衣類作りや、家庭の古着のリフォームに取り組む支部、月に1度は交流の場を設け、次世代に伝えたい郷土食の掘り起こしやものづくりに取り組む支部、地域ぐるみでエコライフや環境保全に取り組む支部など、どの支部も多彩な活動をしており、女性農業者の活気をアピールしていた。 全体実技研修では、池田町在住の吉富美紀さんと、波田町在住の大月慶子さんの指導で、ヨガを体験。日常生活で手軽にできる無理ないポーズを学び、健康な体づくりへの理解を深めた。
小学生の愛称と図案採用 松川プレミアム商品券11月発売
 松川村商工会(松田義光会長)は11月1日から、今年度2回目となるプレミアム付き商品券「松川村太っ腹商品券」を発売する。今回は愛称と図案を松川小学校6年生から募り、より地域に親しまれる券として地域活性化につなげる願いを込めた。図案はい組の中澤舞英香さんの作品で、安曇節を踊る人やリンゴ、有明山を描いた。「太っ腹商品券」の愛称は、に組の梨子田真子さんが考えた。作品が採用され、中澤さんは「松川をみんなに知ってもらいたいと絵柄を考えました。選ばれてびっくりした」、梨子田さんは「3000円もお得で、太っ腹だと思いました。みんなに大切にものを買ってもらいたい」と感想を話した。6年生全体から92点の応募があった。スズムシやマスコットのりん太など、村をイメージする題材の作品が多く寄せられた。応募作品の中から、商工会商業部会で審査をし、明るい表情の絵柄と、それにマッチした愛称を選び出した。商品券は4月に発行したものと同じく、1万円で額面500円券が26枚で、3000円分のプレミアムが付く。村内100店舗ほどが対象店舗に参加する見込み。購入は村内在住者に限り、1人1セット。有効期間は来年3月末まで。5000セット限り。
大町 霊松寺の紅葉進む
 大町市東山山中の紅葉名所霊松寺で、カエデやドウダンツツジの紅葉が進み、日ごとに赤色が濃くなっている=写真。 ことしの紅葉は10月10日ごろから色づき始め、ここ数日の冷え込みでさらに進んだ。現在は鐘つき堂周辺のドウダンツツジが見ごろで、境内は今月下旬から見ごろを迎えそう。 同寺への車での進入路である林道霊松寺山線は、県道川口大町線との交差付近で拡幅改良工事のため、23日まで通行止めの予定だったが、工期を短縮し、19日に通行止めが解除される。18日までは大町山岳博物館前−乗越峠−霊松寺林道終点−霊松寺のルートで寺まで行くことができる。山岳博物館からは5.1`、約12分。
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10月の一覧
和紙ちぎり絵力作並ぶ ギャラリーいーずらで 大町市
 第14回しゅんこう和紙ちぎり絵作品展が20日まで、同市仁科町のギャラリーいーずらで開かれている。しゅんこう和紙ちぎり絵松島サークル(松島濱乃代表)の会員18人が1年間に和紙で制作した花や景色、仏像など集大成の作品55点を展示している。同会は松島さんと仁科光子さんを講師に月2回、教室で学んでいる。しゅんこう和紙を薄くはがし、紙の厚薄を生かして濃淡を表現している。「四季を彩る」として、奥の細道をテーマに最上川や日光などを描いたシリーズ、全てを和紙で描いたりりしい仏像、アネモネやコマクサ、クリスマスローズなど四季折々の花を和紙独特の柔らかさで表現した作品などが並ぶ。
一年間の取り組み発表 安曇養護とんぼまつり
 池田町の安曇養護学校(布山清保校長・児童、生徒192人)は、恒例の学校祭「第22回とんぼまつり」を16、17の両日開催し、日ごろの活動や学習成果を発表している。年一度の最大行事に児童や生徒をはじめ、保護者らも期待を高め、各部の取り組みやその成果に感動し、互いのがんばりを認め合う場となった。16日の開祭式では、高等部太鼓グループの25人による、和太鼓演奏、「安養ぶちあわせ太鼓」がオープニングを飾り、高等部生徒会長、松島大さんの、「皆で一つになってがんばって来ました。今日から2日間思い切り楽しみましょう!」との宣言で幕があがった。この日を待ちわびた子どもらは、小学部が青、中学部が赤、高等部が紺色のそろいのはっぴ姿で参加。同まつりのテーマソング「ぼくらのカーニバル」を、教員たちのバンド演奏に合わせ大合唱した。