2009年10月20日(火)付
紅葉の山ろく駆ける 大町でアルプスマラソン 北アルプスのふもとを舞台に走る市民ランナーの祭典、第26回大町アルプスマラソンは18日、大町市の日本陸上競技連盟公認コースや中心市街地を会場に開いた。昨年を上回る総計2692人のランナーが、紅葉真っ盛りの秋晴れの大町を駆けた。 日本陸連公認のフルマラソンコースは、大町運動公園陸上競技場を発着点に、常盤の国営公園近くから木崎湖までを往復する。フルマラソンでは、ゲストランナーで元五輪選手の松野明美さんがスターターを務め、選手たちは手を上げて松野さんとハイタッチしながら、紅葉の競技場を駆け出していった。松野さんは10`種目に出場し、完走した。昨年から始まった市街地コースの2・7`では、小中学生、親子・夫婦ペアなどの競技が行われ、商店街に応援の声が響いた。ボランティアスタッフ総数約680人が大会を支えた。大会長の牛越徹市長はあいさつで、「協働のまちづくりのモデルとして多くの市民の力を結集し開いた。秋の大町の空気を胸いっぱいに吸い込み、日ごろの成果を発揮していただきたい」と述べた。 |
秋晴れの下 分館対抗熱戦 松川で村民運動会 村制施行120周年記念松川村村民運動会2009は18日、同村川西運動公園野球場で開いた。約2000人の村民が分館ごとに分かれ、子どもからお年寄りまでそれぞれに熱戦を繰り広げた。リレーや綱引き、長縄跳びなど13種目で競った。親子3人が出場、父親が妻や子どもを背負って走る「とうちゃん頑張れU」など、楽しい愛称がついた競技も行われた。安曇節やふるさと音頭の舞いも披露され、園児たちはよさこいソーランでかわいらしく踊った。 |
池田野球連盟40周年 松川と初交流試合 池田町野球連盟(伊藤次夫会長)がことし創立40周年を迎え、これを記念して17日、松川村野球連盟(大澤浩会長)との交流試合を同町高瀬中学校グラウンドで開いた。両町村チームの選手が小雨や風が吹くなか、熱戦を展開し、交流を深めた。交流試合を行うのは両町村の野球連盟が設立されてから、初めてとなる。閉幕式前に交流試合が行われた。選手らは強い風のなか、シーズン中に積み上げた力を存分に発揮して試合に臨んでいた。試合は途中から降り出した雨で、コールドゲームになったものの、選手らは普段とは違った交流がメーンの試合を楽しんだ。 |
ダンスで社会福祉に貢献 本社と友の会 チャリティーパーティー 大糸タイムス友の会(宮澤吉高会長)の発足10周年を記念して始まったチャリティーダンスパーティー(主管=同会スポーツ健康委員会・柴田賢治委員長)の第2回は17日、大町市平公民館・女性未来館ピュアで開いた。市内外から約50人が参加。タンゴやワルツなどさまざまな曲に合わせて、いきいきとした様子でステップを踏んだ。ダンスの参加費の一部は社会福祉協議会に寄付される。参加者らは背筋がピンと伸びたきれいな姿勢でスローテンポな曲からリズミカルな曲までダンスを披露。初対面同士でも誘い合い、息の合ったダンスを見せた。 |
ゲスト松野さんトークショー 国営公園で「景色すばらしい」 国営アルプスあづみの公園大町・松川地区は18日、ソウル五輪日本代表の元長距離陸上選手でタレントの松野明美さんのトークショーを同園大草原の家特設ステージで開いた。大町アルプスマラソンを走った松野さんが、健康とマラソン生活について語った。 同日のアルプスマラソンで10`に参加した松野さんは、「景色がすばらしく気持ちよく走れた」と、大町を駆けた感想を話した。身長148aの小柄な体ながら世界で活躍した陸上人生を振り返り、走る自分に母親が喜ぶ姿を見てランナーを目指したというエピソードを披露した。 松野さんは運動による健康づくりについて、「無理せず長く続けることが大事。健康で長く生きていきましょう」と来場者に呼びかけた。 |
紅葉の広津 歩いて満喫 池田で展望ウオーキング 池田町や町教育委員会、観光推進本部などでつくる北アルプス展望ウオーク実行委員会は18日、「2009秋風の美味しい里山を歩こう・広津神秘の石仏と紅葉トレッキング」を広津地区で開いた。町内外から参加した65人が、鮮やかな紅葉に彩られた広津地区で歴史の跡に触れた。トレッキングは旧広津小学校グラウンドをスタート、日本エコウオーク認定コースの県道宇留賀池田線などを歩いた。町ガイドマスターが案内を務め、特別公開された町指定文化財の北足沼阿弥陀堂の阿弥陀如来座像・釈迦如来三尊や百体観音、厄除観音堂などを見学し、広津地区ならではの歴史と文化に触れた。道中は紅葉が見ごろを迎え、参加者は晴天に恵まれた中を気持ちよさそうに歩いた。昼食ではきのこ汁が振る舞われ、季節の味に舌鼓を打っていた。 |
●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2009 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.