2009年10月23日(金)付


冬の花 シクラメン出荷 JA大北28日から直売セール
 大町市平のJA大北中部育苗センター(工藤治男管理者)で早くも、冬の花シクラメンの出荷が始まり、温室ハウス内では葉組みやラベル張りなどの準備作業に追われている。現在は1日50ケース・1200鉢を中京・関西方面に出荷しているが、11月からのピーク時には1日約5000鉢が出荷され、12月下旬まで続く。今年も1月中旬に種をまき、5−6月に植え替えをして9月から花が咲き始めた。ミニシクラメンを10万鉢、5号鉢は2000鉢を栽培しており、赤や白、ピンク、バイオレットなど、6色の花がハウス内一面に咲き誇っている。
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10月の一覧
新型インフル拡大懸念 大町市内学校で対策
大町市内の小中学校で相次ぐ新型インフルエンザの集団発生を受け、市教育委員会が「保育園や他校へも広まりつつある」として、注意を呼び掛けている。集団発生した学校で学級や学年閉鎖の措置をとるとともに、全小中学校に19日、校内外でマスク着用を推奨するよう通達。集団発生した学校に21日、地域行事への参加自粛を呼び掛けた。ワクチン接種について、市対策本部からの情報を各校に送付している。大町保健福祉事務所によると、新型に対するワクチン接種は、医療従事者や妊婦、基礎疾患がある人を優先。幼児と小学校低学年児童が12月中旬から、高学年と中高生、高齢者が来年1月からを目安に受けられる。ワクチンは、国と契約した医療機関で、任意で接種。
戦没者の冥福祈る 池田で慰霊祭と追悼式
 池田町の戦没者慰霊祭と追悼式は21日、八幡神社境内の慰霊碑前と町公民館で開いた。戦後64年目に、第二次世界大戦や満州開拓で命を落とした403柱の冥福を祈り、恒久の平和への思いを誓った。慰霊碑前の慰霊祭には、遺族や町、町議会などから約50人が参列。混乱の時代に国や家族の平和と発展を願い命を落とした先人を思い、玉ぐしをささげ、黙とうした。公民館での追悼式では、献花で戦没者をしのんだ。池田町遺族会の滝澤弘一会長は「国の発展のために尊い命をささげられ、遺族も悲惨な戦争の苦悩を体験した。一人ひとりがおろかな戦いを繰り返さない決意を持ち、戦争の悲惨さと恒久平和への思いを後世に伝えることがわれわれの義務」と追悼した。勝山隆之町長は「世界では紛争が続くが、日本は戦争根絶のため他国と協調し世界平和への努力に取り組まなければならない。地方行政も協働のまちづくりの時代。平和を愛し大切にする心をはぐくむ町政を推進したい」と述べた。
民話の舞台¥р驕@白馬塾で物語にふれる
 白馬村公民館は20日、「第29回白馬塾」を開いた。「現地で聞く白馬の民話」と題し、4月に同塾で学習した、白馬に伝わる民話の舞台となった地を巡り、物語の世界にふれた。 民話に詳しい同村在住の吉沢久子さんがコーディネーターとなり、地元在住の4人がパネリストとして案内役を務めた。 吉沢さんは「昔の人は自然環境を心のよりどころに自分の見聞きしたことを民話にして盛り込み、神仏に対する畏敬(いけい)の念や家庭融和を無理なく身につけながら、次世代へと語り継いできた。そうした民話の自由でおおらかなロマンにふれて、白馬の里のあたたかさを知ってほしい」と話した。 民話の舞台は5か所を巡った。佐野坂峠に伝わる「鬼石」は吉沢さん、三日市場の「神明社の絵馬」では吉沢高光さん、堀の内の「行人塚」は中村佐代子さん、蕨平の「堂の地蔵」では松沢惟夫さん、切久保の「おかるの穴」では福島光子さんが案内役を担当。各自が民話と地域にまつわる昔話を説明しながら、それぞれの民話を朗読した=写真。
善光寺参り探訪 「白馬里山道中」で見学
 白馬村で地域の里山文化と昔をしのぶ公民館の生涯学習事業「白馬里山道中」がこのほど開かれた。「善光寺さんと善光寺平」をテーマに、昔の人々が「一生に一度は善光寺参り」と語り、古くから親しまれてきた長野市の善光寺かいわいを探訪し、その人気にふれた。 白馬小谷研究社の田中元二さんの案内で、善光寺縁起や「牛に引かれて善光寺参り」の言い伝えなどを聞きながら、善光寺をめざした。 善光寺本堂建設の際、信州各地で伐採された木材の貯木場だったという木留神社、平家物語に登場する熊谷直実にまつわる姫塚を見学。門前通りの西光寺からは、近隣の寺社に立ち寄りながら歩いて善光寺へ向かった。 境内では六地蔵と濡(ぬ)れ地蔵、寛慶寺、延命寺などの史跡を巡った。  参加者は、善光寺の古い歴史を物語る数々の文化財や民間伝承などを通して、全国各地から信濃路をめざした善男善女の信仰のあつさを体感していた。
秋なのにサクラ開花 大町市霊園ことし2度目
 大町市東山の市霊園駐車場付近にあるサクラ1本が、付近の木々が紅葉するなかで、ことしも2度目の花をつけ始めた。 霊園内や周辺には、ソメイヨシノと市の花オオヤマザクラが植えられていて、毎年春にきれいな花を咲かせるが、この1本だけは春と秋の2度花を咲かせる。 秋は10月下旬ころから花が咲き始め、12月初旬ころまで長い期間次つぎと花を咲かせる。今のところ数輪が見られる程度だが、秋が深まるにつれ花の数を増し、来月半ばころに最盛期となりそう。