初登庁宮沢市長にバトン 安曇野市 「現場から市民視点で」
 任期満了に伴う11日の安曇野市長選で初当選した宮沢宗弘市長(69)=豊科高家=は23日、初登庁した。堀金総合支所で開いた着任式で、「政治の原点は現場。市民の視点で、一丸となって新市の基礎づくりにともに取り組んでいただきたい」と職員に訓示した。
 午前9時、同市豊科の本庁舎に着いた宮沢氏は、職員に出迎えられ、花束を贈られた。集まった支持者に、「厳しい選挙戦でしたがありがとうございました。皆さんの声が届くよう、職員と頑張ります。変わらぬご支援を」と話した。
 市長室の自席に着き、初めて座るいすの感触に「硬いねぇ」と一言。「いよいよスタート。重責を感じます。市民の負託に応え結果を出さなければ」と思いを新たにしていた。
ワカサギ釣り最盛期 23日「霜降」穏やかな陽気

 23日は二十四節気の一つ「霜降(そうこう)」。露が冷気で霜となって降り始めるころとされる。この日から立冬(11月7日)までの間に吹く北風を木枯らしと呼ぶ。
 この日の北アルプス山ろくは朝から青空が広がり、大町市では午後1時の気温が18度まで上昇するなど、穏やかな陽気となった。
 同市郊外の木崎湖ではワカサギ釣りが最盛期を迎えている。同湖の北端では平日でも10隻ほどのボートが湖面に浮かび、静かに糸を垂れる光景が見られる。
初代市長平林氏が退任 「一つになってより良く」
 任期満了を迎えた安曇野市初代市長の平林伊三郎氏の退任式は21日、堀金総合庁舎で行われた。合併後の4年を支えた初代市長として取り組んだ任期の幕を閉じた。
 退任あいさつでは、旧穂高町長時代から数えて4期15年にわたる首長生活を支えた職員に礼を述べた。花束を受け取り、集まった幹部職員に拍手で見送られた。
 平林氏は、「合併の準備からお世話になった。穂高町長時代の3期11年を助走として、職員の皆さんのお力を吸収し、安曇野市へ昇華できた。ゼロから積み上げてきたすばらしいこと」と、合併までの道筋と任期4年間を振り返った。
地元産野菜の大切さ学ぶ 池田 金の鈴まごころ会料理教室
 池田町の金の鈴まごころ会(袖山光代組合長)は21日、「野菜をおいしく食べる料理考遊会」を池田町創造館で開いた。松本市や安曇野市で活躍するプロのシェフを講師に、地元産の野菜をおいしく食べる料理を学び、食とは何かを考える機会として初開催した。
 松本市のフレンチレストラン「ヒカリヤ・ニシ」シェフの田邉真宏さん(34)、扉温泉明神館の迫田誠さん(32)、安曇野市の舎爐夢・崎元伸郎さん(27)の3人の若手シェフを講師に迎え、家庭で簡単にできる地元産の旬の野菜を用いた料理を学んだ。
 町内外から参加した約30人の参加者は、豆腐ともちきびのハンバーグや、焼きナスや信州サーモンを用いた料理などを作り、野菜の生産者と席を並べて試食し、交流した。
CATV事業概要説明 大町市職員対象に研修
 大町市は市内全域にCATV網を広げる地域情報基盤整備事業で全職員向けの研修会を始めた。全庁態勢で取り組み、各地で予定している自治会単位の地域説明会で職員が説明できるレベルまでに理解を深めるためで、市総合情報センター職員が事業概要を説明した。
 CATV網拡大は、木崎湖以北の難視聴地域解消や行政・地域情報提供の要望に応えるもの。同市や白馬村をエリアとする民間会社アルプスケーブルビジョンが地上派デジタル放送対応を断念したことなどから、八坂、美麻地区で行っている事業を拡大するかたちで検討を始めた。

2009年10月24日(土)付

担任交代「フレッシュ授業」 小谷小 一日限り「開かれた学校に」

 小谷村の小谷小学校(五十川崇校長、児童168人)で21日、担任教諭を交代して児童に授業を行う「フレッシュ担任デー」が行われた。開かれた学校づくりのため、「学級の壁」を取り除き、児童の学習意欲の向上につなげるのをねらいに、同校で毎年実施されている一日限りの恒例行事。いつもと違う校内環境のなか、児童や教諭は互いに新鮮な気持ちで授業に取り組んでいた。

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