ゲートボールで交流 池田で本社杯大会
 第8回大糸タイムス杯争奪ゲートボール池田大会が24日、池田町の農村広場グラウンドで開かれた。町内の12チーム総勢80人が参加し、頭脳戦を展開した。 ブロックに分かれた総当り1回戦のリーグ戦と、各ブロック1位による順位決定トーナメント戦で争われた。選手たちは、いかに相手の進行を遅らせるかを考えながら、丁寧に一打を放っていた。 小学生から90代までと幅広い年代が出場。交流を深めながらも、時折り真剣な表情を見せていた。 同大会は、健康増進や交流を目的に池田町ゲートボール協会が主催し毎年開催している

2009年10月25日(日)付


ものづくり楽しむ 大北職訓校が開放講座
 大町市白塩町の長野県認定大北高等職業訓練校(内山近雄校長)と県職業能力開発協会は24日、開放講座を同校で開いた。参加した小学生の親子たちは、太陽の力で動くソーラーカーづくりを通し、ものづくりの楽しさに触れた。午前・午後合わせて30組の親子が参加。太陽電池を背負い、ペットボトルや牛乳パックをボディにしたペットボトルソーラーカーの模型を作った。実車のソーラーカーの取り組みで全国で活躍する、池田工業高校機械工学部の生徒6人を講師に、ギアやサスペンションなどの車体や電池、モーターなどの構造を一つひとつ丁寧に組み上げた。あいにくの曇り空で屋外での試走はできなかったが、子どもたちはライトで充電した車を走らせ、自分で作り上げた車が動く喜びを楽しんでいた。同校は昭和26年に開校。木造建築、電子計算機、介護・福祉などの分野で職業訓練を行い、多くの卒業生を輩出してきた。昨年から、地域と交流し次世代の子どもたちのものづくりの関心を高めようと、開放講座を開いている。
10年節目のそば祭り 25日まで白馬切久保で
 白馬岩岳スキー場のある切久保地区で25日まで、「切久保そば祭り」が開かれ、県内外からの多くの来場者でにぎわっている。 古くからそばの栽培に適した土地で、民宿や旅館の主人らが来客にそばを打ってもてなしていたのを、地域活性化を目的に、公民館で毎年そば祭りを開催するようになり、ことしで10年の節目を迎えた。 「みんなでやろうぜ」を合言葉に、大人から子どもまで、自分たちのできる範囲でそば打ちや料理、接客などを担当し、地域総出でそば祭りに参加している=写真。 ことしも男性が中心となってひきたての地粉で新そばを打ち、女性らが漬物やおでんを提供。子どもたちは手作りそばクッキーを焼いてサービス。心温まる手作りのもてなしが、3日間限定のそば屋を訪れる人々を喜ばせている。
自然体験型観光学ぶ 白馬で県内初エコツアー講習
 NPO法人日本エコツーリズム協会認定の「エコツアーガイド養成講習会」が21日から3日間の日程で白馬村を会場に開かれた。県内初開催となった講習会に県外含め約30人が参加し、白馬を舞台に、環境保全の観点にたった自然体験型観光の形について認識を深めた。 同講習会は、白馬村八方など国内の老舗スキーリゾート地でつくる「ベスト オブ ザ クラシック マウンテンリゾート」と白馬エコツーリズム研究会が主催。八方文化会館をメーン会場に開催された。 参加者たちは、日本エコツーリズム協会役員らを講師に、エコツーリズム論やエコツアーの市場・商品化など約20時間にわたるカリキュラムに挑んだ。
旬の味覚きのこ*L作 松川 馬羅尾高原で最盛期
 松川村観光協会は24日、恒例のきのこ狩りイベントを同村馬羅尾高原で開いた。県内外から250人が参加し、松川の自然が育んだ旬の味覚探しを楽しんだ。例年より1か月ほど遅くではあるが最盛期を迎え豊作。チャナメツムタケやクリタケ、ショウゲンジなど20種以上のキノコを採取した参加者もいた。 同イベントは実り豊かな同高原PRによる観光振興などを目的に数十年前から開催している。同高原は大北、安曇野地域のなかで、最もキノコの種類が豊富であることで知られ、300種とも言われている。 参加者たちは午前7時前から、キノコを探し求め入山していった。 同高原運動広場駐車場の特設テントでは、鑑定暦数十年のベテラン、県きのこ衛生指導員の中村太市さんと、相談員の梨子田春義さんによる鑑定。次々と収穫したてのキノコが持ち込まれ、毒キノコとの見分け方など指導を受けていた。 同観光協会きのこ部会が高原内で栽培したクリタケやナメコで作ったきのこ汁の振る舞いもあり、参加者たちは自然の恵みに感謝しながら舌鼓した。
看護師復帰きっかけに 大町病院で再就業セミナー
 県看護協会と市立大町病院主催の看護師を対象とした再就業セミナーは22日まで同病院で行われた。結婚、育児で退職し、再び現場に復帰しようという人や診療所に勤務して研修を受ける機会の少ない人6人が参加して最新の医療知識と技術、看護の現況について学んでいる。 同病院は現在、患者10人に対して看護師1人の配置となっており、より手厚い看護を目指して7人対1人の割合を目指している。同市訪問看護事業や介護老人保健施設・虹の家にも看護師を派遣しており、看護師不足≠フ状態が続いている。 再就職セミナーはこうした現況に伴い、昨年から実施しているもので、同市や白馬村在住の20代から50代までの看護師の女性6人が参加し、最新の医療と看護の概要や病院見学、看護技術実習、再就職者の話を聞く会、懇談会などを行っている。 21日は基本的な救急蘇生(そせい)法やAED(自動体外式除細動器)の使用法などについて同病院看護師から指導を受けた。人形を使い呼吸、脈拍の確認を「見て、聞いて、感じて」行い、気道確保、AED使用などを医療従事者の立場で学び取った。
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