2009年10月29日(木)付


紅葉と冠雪♀マ賞 大町の園児が散歩
 大町市の大町高校前から同市役所前まで続くイチョウ並木が黄色に色づき、落ち葉でできた黄色のじゅうたんが広がっている。山々の木の葉も赤や黄色に程よく色づき、冠雪で白く姿を変えた北アルプスとともに観賞できる。イチョウ並木は約500bにわたる。イチョウ並木からは蓮華岳(2799b)をともに見ることができる。市内からは鹿島槍ケ岳(2889b)、爺ケ岳(2670b)、などが冠雪している様子が望めた。28日は市内保育園、幼稚園児がイチョウ並木に散歩に訪れ、歩道に広がったイチョウの葉を拾い集めたり、紅葉した木を眺めたりしながら、「山もイチョウも奇麗だね」と移り行く季節を味わっていた。
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10月の一覧
ナラ枯れ被害防げ 白馬村和田野で防除実演
 ナラ枯れが確認された白馬村と和田野区(ダン・マット区長)は28日、ミズナラ等の立ち枯れの原因となる「カシノナガキクイムシ(カシナガ)」の防除対策の実演会を同地区内で開いた。被害の拡大防止に向け、地区住民や近隣の自治会役員ら約30人が、被害木の見つけ方や防除の実際を学んだ。
手縫い人形ずらり 穂高ぬく森で作品展
 安曇野市穂高有明のギャラリーぬく森で11月3日まで、「ゆめぼうし創作人形展」が開かれている。滋賀県の安濟朱美さんの工房ゆめぼうしが制作した、布をひと針ひと針ていねいに縫い上げた人形が並ぶ=写真。人形は、端切れや柿渋で染めた布からつくられた、和風から洋風までさまざまな衣装をまとっている。工房名の「やまぼうし」は、童話の夢をかなえる帽子からとったといい、素朴で味わい深い姿でたたずんでいる。
人間国宝の尺八が魅了 白馬高校アルプスコンサート
 白馬村のウイング21で27日、「白馬高校アルプスコンサート」が開かれた。国内外で高い評価を受けるギタリスト・高谷秀司さんと、高谷さんと親交の深い重要無形文化財保持者(人間国宝)で都山流尺八の第一人者・山本邦山さん、マサ大家さん、ピアニストの石塚まみさんの一流音楽家が出演。邦楽と洋楽の豪華な競演が聴衆を魅了した。 高谷さんと山本さんとの共演では、2人のユニットで共同作曲したオリジナル曲をはじめ、サザンオールスターズなど日本のポピュラー曲のリクエスト曲を演奏。聴衆は手拍子や歌を口ずさんだりしながら、和洋の融合のリズムをいっしょになって楽しんだ。
塩の道 姫川沿い歩く 小谷「里山紀行」が最終回
 小谷村公民館の成人教室の一つ「里山紀行」の今年度の最終回講座が、このほど開かれた。「塩の道・ふたたび」と題し、約20人の参加者が白馬小谷研究社の田中元二さんの案内で、小谷村雨中から北小谷に至る姫川の西側の塩の道を北へ向かって歩いた。 道中では千国街道の最大の難所といわれる「フスベ」と呼ばれる地籍を通った。ここでは背負い荷は必ず山側に置き、つえを川側につくことを禁じていたという。牛馬も転落するほど急峻(きゅうしゅん)で、牛方がこの場所で眠りそうになったとき、牛が気を利かせて止まってくれて命を救われたという逸話も残っている。参加者は難所で犠牲になった人や牛馬の供養のために建てられたという石仏に手を合わせながら、先人の苦労に思いをはせていた。  同村で明治44年に発生した日本三大崩落の一つに数えられる稗田山の崩落跡も見学した。
金色有功章を報告 大町の赤十字奉仕団
 長野市のホクト文化ホール(県民文化会館)で行われた日本赤十字社長野県支部創立120周年記念大会で、大町市赤十字奉仕団が金色有功章、奉仕団員137人が各章を受章した。県内で最も多い受章となり活発な活動ぶりを示すもので、磯貝匡弘委員長が28日、市に受章報告に訪れた。 大町の日赤奉仕団は昭和24年(1949)4月の旧大町時代に発足。昭和29年7月の市制施行以降も続き、万が一の災害時に備えた訓練や地震や水害時の炊き出し、奉仕団活動の基盤となる社資募集などに他の模範となる積極的な活動を続けてきた。現在、団員は約2200人。 その功績が認められ、同市奉仕団が金色有功章を受けたほか、前地区長の腰原愛正さんら団員19人が金色有功章、73人が銀色有功章、39人が支部長感謝状金枠、6人が同銀枠を受けた。