2009年11月3日(火)付


本のリサイクル市盛況 30日まで松川すずの音ホールで
 松川村の松川図書館(棟田聖子館長)が、各家庭などから収集した「本のリサイクル市」が同村多目的交流センター「すずの音ホール」パッサージュで2日、始まり30日まで開催される。絵本や小説、マンガや実用書など、各家庭で読み終えたり不要となった書籍を自由に持ち帰れるコーナーに人々が訪れ、目当ての本を見つけ出している。リサイクル市の本は、自身には必要のない物でも、他人が楽しめたり役に立てたらと、同館利用者らに呼びかけ持ち込まれた物。キャラクター関係や絵本は人気で、抱えるほど持ち帰る子育て中の母親や、足を止め好みの小説を探す年配者の姿が見られた。
「放置自転車撤去を」 JR信濃松川駅で整理作業
 松川村のJR大糸線信濃松川駅付近で放置自転車が後を絶たず、交通安全や景観への影響が心配されている。関係者はこのほど、自転車置き場の撤去と整理作業を行い、約50台に及ぶ放置自転車を確認し、持ち主に撤去を呼びかけている。放置された自転車は、車輪がパンクしていたりチェーンがさびついているなど、長く乗っていないものが目に付く。壊れたものを修理せず軽い気持ちで乗り捨てたり、盗難に遭っても届け出ない場合が多く、「安売りの自転車だからと簡単に乗り捨てるのでは」という見方もある。村では放置自転車禁止条例で、交通安全や美観の保持を損ねる放置を禁じている。警察も見回りを強化して指導し、放置されたものには盗難届が出ているものはほとんどない状況まで減ったが、放置自転車の多い状況は自転車盗など治安悪化につながると懸念する声もある。10月30日に行った作業には、自転車店などでつくる松川村自転車放置防止連絡会(丸山好衛会長)や自転車置き場の管理を受託する村観光協会、松川・池田両町村の職員、松川駐在所など7人が参加。駅前や東側、池田町営の駐輪場で、放置された自転車に1か月後に拾得物として撤去する旨を記したタグを取り付け、古いものは撤去した。
北安曇誌が全巻完成 60年かけ歴史つづる
 北安曇教育会(小林茂樹会長)などでつくる北安曇誌編纂(さん)委員会(篠ア健一郎執筆委員長)はこのほど、北安曇の歴史を記した「北安曇誌」2巻「原始・古代・中世編」を完成させた。約60年の歳月をかけた全5巻が完結した。同シリーズは、昭和24年に調査、研究が始まり、自然編の1巻、近現代(上)の4巻、近現代(下)の5巻、歴史編近世の3巻と順に発刊。2巻は4年ぶりの発刊となった。2巻では、旧石器時代から安土桃山時代の北安曇の人々の歴史、遺跡、文化財など史料を考察。自然、文化、信仰、農耕などから見る時代変遷、仁科氏と武田氏の関係や近世以降の生活の基盤がつくられてきた歴史を研究し記している。
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11月の一覧
落ち葉踏み林に快音 八坂で会長杯マレット大会
 大町市の八坂マレットゴルフクラブ(深沢勝敬会長・会員60人)はこのほど、第4回八坂会長杯マレットゴルフ大会を、同地区の大平マレット場で開いた。大町市と旧八坂村の合併を記念して始まった大会で、会員43人が参加し深まる秋の林間コースで落ち葉を踏みしめながら、心地よいボールを打つ音を響かせていた。競技は27ホール・パー108で行われ、参加者は練習し慣れたコースで熱戦を展開。上位入賞者はいずれもアンダーパーで、随所に好プレーが見られ、9アンダーで4人が並ぶ接戦だった。
プレミアム商品券に長蛇 松川村が2回目販売開始
 松川村商工会は3割のプレミアムがついた本年度2回目の商品券販売を開始した。子どもたちに地域の商業振興に興味を持ってもらおうと小学生からデザインと名称を募った「太っ腹商品券」で、すずの音ホールでの発売初日の1日から人気を集めた。商品券は額面500円券26枚つづり1万3000円分を1セットとし、同村民を対象に1万円で販売する。5000セットの販売で売り切れしだい終了となる。利用期間は来年3月31日まで。