2009年11月5日(木)付


新型インフル予防接種予約開始 想定上回りワクチン不足
新型インフルエンザワクチン接種の予約が2日から、基礎疾患を有する人と妊婦を優先して始まった。9日から接種が始まるが、申請する人が県の想定数を大幅に上回り、医療機関へのワクチン配布が不足している。大町市内の診療所では1日から、ワクチンに関する問い合わせが殺到し、職員が対応に追われた。基礎疾患など優先度を判断し県へ申請したが、ワクチン配布は予定の約3割にとどまるという。 県関係者によると、今後順次出荷を進め、スケジュールに沿って、ワクチン接種を進めていく。確保できる予定数を超える予約に関しては、調査を進め調整するという。
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11月の一覧
絵手紙の魅力知って 松川のサークル喜楽会作品展
 松川村の絵手紙サークル・喜楽会(高橋公子会長)は24日まで、絵手紙展をすずの音ホールで開いている。気楽に筆を執り、季節の彩りや気持ちを伝え、相手に喜ばれる絵手紙の魅力が作品から伝わってくる。 会場には会員のうち11人が和紙の巻き紙に描いた作品約30点が並んでいる。季節の野菜やキノコ、紅葉などを題材に絵を描き、感じた心を文字にして素直に書き記している。 喜楽会は火曜日と土曜日に各20人程度で、毎月第2・第4の月2回、せぴあ安曇野の児童室で牛越克己氏を講師に活動している。これまではせぴあ安曇野内で展示していたが、同ホールが完成して場所を移し、2回目の展示となった。
育てたイモ親子で味わう 松川南保育園焼いも会
 松川村南保育園(北村弥生園長)で4日、焼きいも会が園庭で開かれた。園児97人は秋晴れの下で、年長児が園庭の畑で育てたイモを焼き、親子教室や園開放の親子たちといっしょに味わった=写真。 園児の祖父母がボランティアとして参加し、庭の木の枝や落ち葉をたき火にした。切ったイモを年長・年中児が包み、年少児が運んで、みんなで協力して焼き上げた。 桃太郎教室と園庭開放にそれぞれに約30組が参加し、一緒に焼きたてのイモを味わった。園庭は総勢150人を超える親子で埋まった。
長寿100歳祝い訪問 池田町長 町内3人に色紙
 池田町の勝山隆之町長は4日、町内最高齢の100歳を迎える高齢者宅を訪問し、国や県の祝い状や町長直筆の色紙などを贈り、長寿を祝った。 今年度に町内で100歳を迎えるのは、山崎シマヨさん、田中うゐのさん、内山千代子さんの3人。 このうち山崎さん宅では、家族や民生委員らが見守る中、勝山町長が祝い状などを伝達。シマヨさんは「皆さんのおかげで、自然と100まで生きさせていただきました。命は神様にいただいたもので、一日一日を大切に過ごしています。池田の皆さんは心豊かで、長野に来て幸せです」と感謝の意を述べた。
社協で福祉に役立てて 本社と友の会ダンパ参加費寄付
 大糸タイムスと大糸タイムス友の会は4日、チャリティーダンスパーティー参加費の一部4万3000円を大町市社会福祉協議会に寄付した。 チャリティーダンスパーティーは同社と同会主催で10月17日に同市平公民館・女性未来館ピュアで行われた。同市内外から幅広い年代層の約50人が参加してタンゴやワルツなどさまざまな曲に合わせて生き生きとしたステップを踏んだ。
車いすで放水見学 黒部ダムに展望ステージ
 立山黒部アルペンルートの黒部ダムに、車いすやベビーカーが利用できる「バリアフリー通路」とダム上と同じ高さから約60b下のダム放水を見下ろせる「展望ステージ」が完成した。これまで放水を間近に見られなかった車いす、ベビーカー利用者がダムをさらに楽しめる。5日から、一般客が利用可能。今シーズンのダム見学は11月末まで。黒部ダム観光に訪れる人の、車いす利用は年々増加傾向にあり、今年度は昨年より200件ほど多い、約1200件に上っている。利便性を高めさまざまな人にダムを楽しんでもらおうとバリアフリー化を計画。 残雪やのり面点検などの影響で6月中旬に着工し、10月下旬に完成した。昨年増設したレストハウス1階部分の休憩所から伸びる、幅180a、約39bのゆとりあるバリアフリー通路と既設の通路をつなげ、車いすなどの利用を可能にした。 通路から突き出した4b四方の展望ステージからは、放水と山を望むことができる。車いすを利用した場合の目線付近にはアクリル板で風を防ぐ工夫が施されている。今シーズンの観光放水は終了したが、早めの雪に覆われた山々とダムを楽しむことができる。