2009年11月6日(金)付


茶道で日本文化知る 大町しらかば保育園体験
 大町市平白樺のしらかば保育園(中村祐子園長)の年中園児18人は5日、平塩ノ原の裏千家・大久保宗規さん宅で茶道体験をした。茶室での本格的な茶道のお手前を経験し、日本伝統の作法に触れた。茶道体験は、日本古来の伝統に触れ、簡単な作法を知ってもらいたいと、大久保さんの好意で、6年ほど前から年2回年長、年中園児が体験している。年長園児は自分でお茶をたてる体験をする。茶室に通された園児たちは、薄茶をたてる様子に興味津々で見入った。正座をして他の園児に「お先にいただきます」とあいさつし、緊張しながらも礼儀正しくお手前を受けた。
満開の大花壇願い定植 松川ちひろ公園でボラ
 松川村内の各団体や全村民でつくるボランティア団体「花が咲いている村づくりの会」(松田義光会長)は5日、同村西原の安曇野ちひろ公園大花壇で、春の花に植え替える定植作業を行った。来春、雪解けとともに花を咲かせ、春の安曇野を彩ってくれそうだ。 老人クラブやバラの会など、同会を構成する各団体の会員や事務局の村職員などボランティア約40人が参加し、3000平方bの花壇に白や黄色、紫やオレンジなど色とりどりの花が咲くパンジーの苗約1万株を整然と植えていった。 同会は20年近く前から、JR松川駅前や国道147号など村内主要道路の花壇やプランターで花を育て、地域の環境保全と緑化に力を注いできた。同公園ができてからは、大花壇で春と夏の毎年2回花を植え替え、安曇野を訪れた行楽客が楽しむスポットとなっている。
米収穫祝い恵みに感謝 白馬北小 5年生もちやカレー作り
 白馬村の白馬北小学校の5年生63人は5日、生活科の授業の米作りのまとめとして収穫祭を行った。米作りでお世話になった保護者や地域の人を招待し、もちつき体験や手作り料理でことしの収穫をともに喜び、自然の恵みに感謝した。 児童は昔ながらのもちつきと、カレー作りを体験。農家の多い白馬地区でも、きねと臼を使ってのもちつきはほとんどの児童が初めてといい、もちのつき方を保護者から教わりながら、慣れない手つきで重いきねを力いっぱい振り上げた。 カレーには自分たちが春から丹精込めて育てたカボチャ、インゲン、ニンジンをたっぷり入れて仕上げた。つきたてのもちはきなこをまぶし、全校にも振る舞われた。
懐かしい昭和℃ハ真で 大町の塩原書店が展示
 大町市仁科町のアップルランドデリシア大町駅前店内の塩原書店(塩原義夫社長)で、昭和時代の大町市周辺の写真を集めた「昭和の大町」写真展(同店主催)が開かれている。昭和の雰囲気を感じる行事や日常生活のモノクロ写真50点を展示している。15日まで、入場無料。同展は、大町市や南北安曇の昭和の思い出を写真などで一冊にまとめた「懐かし写真館 昭和の街角 大町・安曇」(郷土出版社・松本市、12月中旬発売予定)の出版を記念して開いた。展示している写真は、本に収録されている市民などに呼びかけて集まった写真400点のなかから選び抜いたもの。木崎湖で水遊びをする人々やネオンのともった商店街、しゅん工したばかりの扇沢駅など、今では見られない景色が広がる。訪れた人たちは「懐かしい」「私が学校に通っていたころのことだわ」と写真から昭和≠思い出していた。
季節外れのアヤメ 塩の道博物館で咲く
 3日に初雪、4日には初氷も記録した大町市内で、初夏の花アヤメが咲いた。 アヤメの花が咲いたのは、同市八日町の塩の道博物館東側植え込み。1輪だけ季節外れの花を付けた。 同館東側や博物館中庭には、数十株のアヤメが植えられているが、併設の流鏑馬(やぶさめ)会館東側の株の中で、1本だけが秋にも花芽をつけ、1輪の花が咲いた。訪れた観光客も秋に咲いたアヤメを見つけ、珍しそうに見入っていた。
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11月の一覧
雪と紅葉ともに楽しむ 大町の霊松寺にぎわう
 初雪が降った3日、大町市の紅葉名所霊松寺には、紅葉と雪景色を撮影しようと、朝から大勢のカメラマンが訪れた。 見ごろを迎えたドウダンツツジの赤い葉の上に、真っ白な雪が数a積もり、めったに見られない光景に、境内のあちこちに三脚をすえて撮影する人の姿が目立った。 雪は夕方まで残り、静岡や神奈川など暖かいところから訪れた一般参拝者も、紅葉と雪の景色に大喜び。携帯電話のカメラ機能を使って、珍しい風景を撮影する姿が見られた。