振り込め詐欺ぼく滅を 大町で訓練や呼びか
 大町署は5日、ろうきん大町支店(高橋一郎支店長)で職員が振り込め詐欺に対応するための訓練を行った。手口が多様化する振り込め詐欺に対して、窓口で食い止めようと職員たちが対応を学んだ。
 県内振り込め詐欺発生数は、昨年比187件減の111件と減ったものの、高校の名簿を使うなど、手口を変えた振り込め詐欺も増えている。
 訓練は、振り込め詐欺にだまされ、窓口、ATMで金を振り込もうとしている老人客に扮(ふん)した署員に職員が対応。「すぐに振り込まなくてはいけない」「(職員に)関係ないだろう」と詐欺を本当のことと信じきっている客に対して、「息子や孫の携帯電話番号は変わっていないか」など細部まで念入りに確認し、振り込め詐欺だと客に認識させる練習をした。対応した職員は「いきなり『警察に相談しよう』などと言っていいのか」「お客さまに余裕がないと焦ってしまう」など対応の難しさを実感していた。
「立冬」早くもお菜洗い

 7日は二十四節気の一つ「立冬」。暦の上では冬の始まりとなるが、6日の北アルプス山ろくは朝から青空が広がり、暖かく穏やかな陽気となった。
 大町市平中綱の民宿街では早くも初冬の風物詩「お菜洗い」が始まった。南に面した庭先に水道水を引き、秋の日差しを浴びて盛んにお菜洗いをする光景があちこちで見られた。

2009年11月7日(土)付


11月の一覧
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炭焼き達人に認定書 小谷の山本さん「森の名手・名人」に

 50年以上にわたり炭焼きに励む小谷村中土長崎の山本国弥さん(73)は、国土緑化推進機構の平成21年度「森の名手・名人」に認定された。長年培ってきた炭焼きや炭窯づくりの優れた技が認められた。大北地域では2人目の認定となる。
 森の名手・名人は、国土緑化推進機構(東京都千代田区)が、森に関わる生業などにおいての達人を「森づくり」「森の惠み」「加工」「森の伝承・文化」の4部門で認定するもので、平成14年度から実施している。
 山本さんは、大北地域の自治体や森林組合、県林務課などでつくる大北地域緑化推進協議会(会長=小林三郎小谷村長)の推薦を受け、「加工」部門での認定となった。
運動の楽しさ知ろう 小谷保育園でサッカー教室
 白馬村のアラグランデF・C(稲田良太郎代表)は6日、小谷村の小谷保育園で恒例のサッカー教室を開いた。遊びを中心としたサッカー指導で、幼い時から運動の楽しさを知ってもらおうと、保育施設や小学校を巡回して毎年行っている同チームの活動の一環。年中・年少園児が参加し、ボール遊びからサッカーに親しんだ。
 稲田さんら3人のコーチが指導にあたり、ゲームで体をほぐしてボールに触れた。初めてサッカーを体験する年少・年中園児が多いため「ボールに手で触らない」という、サッカーのタブーを離れ、楽しむことを主眼に指導した。園児は手で触ったりしながらサッカーボールの感触に親しみ、少しずつサッカーの決まりごとを覚えていった。
きょうまでJA 大北南部感謝祭
 JA大北感謝祭が6、7の両日、大町市常盤の総合営農センター南部センター、南部工機燃料センターで開かれている。天候に恵まれ、暖かな陽気となった6日は、食品、生活用品などの各種出店が並び、福もちなどを求める人でにぎわった。
 会場では、地元女性総代らによるとん汁の無料配布サービスが行われ、訪れた人は「おいしいね」とはしをすすめていた。福もちまきではもちの「福」をもらおうと、われ先にと競い合うように屋根から投げられるもちを手にしていた。
 13、14日には総合営農センター中部センターで中部地区の感謝祭が行われる。
会員の力作並ぶ 碌山美術館友の会
 第3回碌山美術館友の会・会員美術展は6日から10日まで、安曇野市穂高の碌山公園研成ホールで開いている。安曇野市の誇る芸術家・荻原碌山を敬う、中信各地や県外の会員作家36人の絵画や彫刻、工芸作品53点が飾られている。
ホールには、油絵や水彩、版画、銅像や木彫、陶芸やガラス細工などのさまざまな作品が並んだ。碌山の影響を受けてか彫刻作品も多く、会員は市内や新潟、石川、千葉、神奈川、岡山、鹿児島と全国に広がり、作品制作に取り組んでいる。
 同会では碌山美術館を中心に、過去十数年にわたり講座などを通して美術の研さんに取り組んできた。研成ホールができてから始まり、3回目を迎えた。

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