2009年11月8日(日)付
健全育成へ環境づくり 大町で青少年県民大会 長野県青少年対策本部(本部長=村井仁知事)と同県民会議、大町市は7日、長野県青少年健全育成県民大会「信州の若者をはぐくむ県民のつどい」を大町市文化会館で開いた。次代を担う青少年が心身ともに健やかに育つ社会環境づくりを目指し、「伸びよう伸ばそう青少年」を基本テーマとした大会宣言を採択した。 大会宣言では、青少年の問題は大人の社会を反映したものとして「大人が変われば子どもも変わる」との認識を共有し、青少年の社会的自立の促進や大人・社会の関心と意識の高揚、社会環境の浄化などを柱に運動に取り組むとした。 |
愛称披露 にぎわい期待 白馬村の「木流かさ地蔵」 白馬村の白馬町活性化推進委員会(新沢惠委員長)は7日、同地区を流れる木流川沿いに建立した六地蔵の愛称披露イベントを現地で開いた。名称が「木流かさ地蔵」に決まったことを集まった住民らに報告。「多くの人に足を運んでもらい、この地域ににぎわいがでることを願う」と期待を込めた。 木流かさ地蔵は、心温まる昔話「かさじぞう」がヒントになったという。6体それぞれにも、しあわせ地蔵、夢かなう地蔵などの愛称が付いた。村内外から集まった40人を越える応募の中から同委員会役員が中心に選んだ。 |
荒井泰三さん絵画展 豊科 アートカフェで8日まで 大町市俵町の画家・荒井泰三さん(71)の絵画展が8日まで、安曇野市豊科吉野のアートカフェ清雅で開かれている。昨年度、一水会展で入選を果たした、サモトラケ島で発掘された彫刻ニケを題材にした100号の作品など、油彩画を中心に15点が展示されている=写真。 雪化粧した北アルプスなど安曇野を描いた風景画や、水彩の植物画も並ぶ。 荒井さんは元高校美術教諭で、現在は大町市芸術文化協会長を務める。一水会会友で信州美術会員、中信美術会委員。中信美術会では審査員を務め、かつては委員長も歴任した。 |
しつけ訓練の成果披露 動物愛護会が実技発表会 県動物愛護会大北支部(猿田勝文支部長)はこのほど、「愛犬のしつけ方教室」の実技発表会を大町市常盤のほ場で開いた。大北地域を中心に住民と飼いイヌ13組が参加し、4月から半年間続けた訓練の成果を披露した。 教室は、イヌと飼い主のマナー向上、人間と動物が住みよい環境づくりを目指して、週1回の割合で継続。愛護会の家庭犬インストラクターを講師に、参加者とイヌが安全で快適にくらす技術を学んできた。 発表会では、飼い主がイヌを並走させたり、「待て」の指示を出し、審査員が反応を確認。飼い主の意思に反して走りまわっていた初回と比べ、見違えるほど従順なイヌの様子に、関係者も満足していた。 |
秋の恵みで地産地消実践 白馬で農業体験学習閉校 白馬村の白馬地場産推進会(福島和子会長)が実施する農業や地元食材に親しむ体験学習「アグリスクール」の閉校式が7日、白馬村飯田の農業体験実習館で開かれた。村内の親子11組が参加。6月からの実習で栽培してきた野菜を使ったカレーづくりなど収穫祭も兼ね、白馬の秋の恵みを堪能し、地産地消を実践した。 カレーのほか、米粉によるナンやコンニャクづくりにも挑戦。親子で協力しながらテーブル上を地元食材をふんだんに使った料理で彩っていった。 涼しい気候のため、生育速度が遅く栄養成分が充実している白馬産の野菜を口に運ぶたび、子どもたちからは「おいしいね」などと歓声があがっていた。 |
若者ハンター増目指す 大町で初の体験講座 大北地区猟友会(山口智也会長)と北安曇地方事務所林務課は7日、新規狩猟者確保に向けた体験講座を大町市中山高原の大町総合射撃場で開いた。野生鳥獣による被害が広がる中、射撃体験などを通して狩猟への関心を高め、ハンター増につなげようと初開催した。 大北地区では、平成20年度にはサルの被害は2500万円にのぼり、シカやイノシシの農作物や林業被害も急増している傾向にあり、駆除従事者となる猟友会の役割は大きくなっている。一方で、猟友会は現在会員数が167人、平均年齢は62歳と、高齢化と会員減に悩まされ、駆除作業の負担が大きく、若い新規会員の増加が急務となっている。 |
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