2009年11月13日(金)付


一日体験で消防理解 北ア広域大町署 秋の火災予防運動で
 大町市の北アルプス広域大町消防署(丸山明廣署長)で12日、一日消防士行事が行われた。JR信濃大町駅の窪田純也さん、関電アメニックスの茶屋道悠さん、東京電力の山口千裕さんの3人が、一日消防署員となり、救急訓練や救助隊の訓練見学などを体験。消防業務に理解を深めた。救急車の内部見学では、車内に搭載された応急手当てのための救急セットや血圧計、酸素濃度測定器などの説明を受けた。参加者は何種類もある道具とその用途の説明に真剣に耳を傾けていた。けが人を運ぶベッド「ストレッチャー」の搭乗も体験し、けが人、病人が乗り心地の良いよう、弾力性にすぐれた設計がされているなどの説明を受けた。各家庭に設置が義務付けられた、住宅用火災警報器の設置を市内大型店舗で呼びかけたり、がけ下に落ちた人を助ける、救助隊の訓練を見学した。
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11月の一覧
感動伝える写真ずらり 公募巡回展 北ア展望美術館で
 池田町の北アルプス展望美術館(池田町立美術館)は12月6日まで、「写真の日」記念写真展2009巡回展を開いている。「感動発信!」「感動共有!」をキャッチフレーズに公募し、被写体を愛し感動を伝えるセンスやアイデアにあふれた写真321点が並んでいる。同記念展は、日本写真協会が6月1日の「写真の日」を記念して開く「東京写真月間」の一環として全国から公募した写真展。自由作品とネイチャーの2部門に全国835人から2041点の応募があり、外務大臣賞をトップに、各部門ごとの最優秀・優秀・準優秀・レディス賞や協賛会社賞、入選など321点を選んだ。
アラブで友好の太鼓♂苑t 松川響岳大舞台終え帰国
 松川村の信濃国松川響岳太鼓(茅野英太郎会長)はこのほど、アラブ首長国連邦の国立高等技術大学(HCT)が開いた日本人学校「第3回世界思想家フェスティバル」(Festival of Thinkers)に出演した。アラブ最高の学問の場に世界各国の文化が集う大舞台で、和太鼓の演奏を通し日本人の魂を表現した。同フェスは、ノーベル賞受賞者13人や40か国の世界的思想家、文化人、中東地域の学生など約600人が集う、2年に1度の思想家の祭典。世界的な課題について話し合うシンポジウムのほか、世界の音楽やアートなど文化によるステージが行われた。響岳太鼓は今月2日から5日の4日間に、主会場となった首都アブダビの七つ星ホテル・エミレーツパレスや在アラブ大使館公邸、HCTドバイ男子校やアル・アイン女子校、アブダビ日本人学校などの5か所で演奏した。 エミレーツパレスで行われたメーンステージ「ガラ・ディナー」では、スペインのフラメンコやアメリカのシンガー、バイオリン、インドの絵画など9組と競演。響岳太鼓はオリジナル曲「化心」を演奏し、和の心をダイナミックな音で会場に響かせ、大好評を得た。
力作防火ポスター並ぶ 北ア南部消防署で表彰式
 北アルプス広域南部消防署(奥原一繁署長)、池田松川防火管理者協議会(中川真一会長)、大北地区南部消防連絡協議会(山本誠治会長)は11日、第21回防火ポスターコンクールの表彰式を同署で開いた。小学生低・高学年、中学生の各部門で入選した児童・生徒を表彰した。管内の小中学校から小学校150点、中学校39点の189点の力作が集まった。表彰式では奥原署長や中川会長らが賞状や記念品を手渡した。受賞作品はそれぞれ、たばこや花火の後始末や火遊びへの注意、火事の怖さなどを題材に、工夫を凝らして火事の防止を訴えている。
赤い羽根募金に協力 大町北高新役員が初仕事
 大町市の大町北高校生徒会は11日、市総合福祉センターを訪れ、赤い羽根共同募金に協力し校内で集めた8110円を、共同募金会大町市支会の黒岩良介副会長に手渡した。ボランティア活動に力を入れる同校では毎年、生徒会選挙を終えた新役員たちが初仕事として、募金活動を行っている。今年は10月27日から1週間、役員が校門に立ち、登下校する生徒や教諭に協力を呼び掛けた。生徒会長の2年生・平林和也さんは「障害者も暮らしやすい、バリアフリーの大町市になれば。代々伝わるアジア・アフリカ難民支援活動にも力を入れていきたい」と話した。共同募金会は毎年、地域の事業所や学校などに募金活動への協力を要請。集まった募金は来年度、各地区の社会福祉協議会や福祉団体に分配され、社会福祉に役立てられる。
「木崎湖街路灯維持を」 みずほプロジェクトが寄付
 アニメ「お願いシリーズ」の舞台となり、ファンからは「聖地」と呼ばれる大町市の木崎湖畔に設置される街路灯存続を願う、みずほプロジェクトは11日、ゆーぷる木崎湖で木崎湖温泉観光協会(松沢啓会長)に現金9万7600円を寄付した。 街路灯は同協会が毎年7月から10月にかけての夏の観光シーズン中に設置。点々とした明かりがともって夜の湖畔を彩り、木崎湖を舞台としたアニメの「おねがいシリーズ」にも背景として登場している。 長引く不況の影響もあり、かつては40軒ほどいた同協会会員も現在は21軒にまで減少した。街路灯設置には10万円から二十数万円の費用がかかるために設置を見合わせる動きもあったが、昨年は同プロジェクトがファンの熱意を受けて募金箱を設置して募り約12万円を寄付した。 今年はアニメをデザインした3枚セット1700円特別入浴券を4月から販売。うち200円を寄付金として集めた。県内外のアニメファンが買い求め、入浴施設利用増にもつながったという。