2009年11月17日(火)付


五輪銅の左官技披露 大町の手塚さん 母校で講演
 大町市立仁科台中学校(高橋克好校長)で16日、カナダ・カルガリーで8月から9月にかけて開かれた「第40回技能五輪国際大会左官部門」に出場し、銅メダルを獲得した同校の卒業生・手塚雄二郎さんが講演した。左官の技術を披露しながら夢に挑戦していく大切さ、仲間の大切さを語った。手塚さんは技能五輪大会の緊迫した様子や練習の様子などスライドを交えながら紹介。自らが研さんを積んだ新潟県・魚沼テクノスクールの同期の仲間が良い成績を収めていく姿を見て「負けられない」という悔しかった思いをばねに取り組んだというエピソードなど、夢に向かって努力してきた経験を話した。壁を手の感覚だけで2、3_の厚さに塗っていく左官技術も披露され、生徒たちは奇麗に塗り上げられていく壁を真剣に見つめていた。
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11月の一覧
趣向凝らしステージ発表 山の音楽家定期演奏会
 白馬村、小谷村、大町市の愛好者でつくる吹奏楽団「山の音楽家」による「第22回定期演奏会」が14日、白馬村のウイング21で開かれた。「汽車の旅」をテーマに、蒸気機関車の昔から人々の旅情をかきたててきたさまざまな思いを、和洋の幅広いレパートリーで披露した。合唱も加え、趣向を凝らした演出が、聴衆を楽しませた。 ことしはメンバー手作りのアルプホルンが登場。ヒノキ材を使って5月から製作を開始し、今月ようやく4本の楽器が完成した。このため、音出しと演奏練習が始まったのは公演当日のわずか4日前だったという。しかし、練習期間がほとんどなかったにもかかわらず、本番では堂々と曲を演奏。新たな楽器が加わり、さらなる魅力を増した同団の調べが聴衆の感動を呼んだ。
園児フットサルで交流 北ア振興協 松川で教室
 北アルプスフットサル振興協議会は14日、初のフットサル教室を松川小学校体育館で開いた。松川南保育園の年長園児と保護者ら約100人が参加し、大北地域で普及しつつあるフットサルに挑戦。園児たちはスポーツを通じた交流を深めながら笑顔でボールを蹴りこんでいた。 指導にあたった同協議会メンバーたちは、天候に左右されず、年代問わずに誰もが楽しめるフットサルの魅力を実践を交えながら伝えていった。 フットサル競技で必要とされる視野の広さを養う訓練では、しっぽに見立てたゼッケンを奪い合うといったゲーム的要素を取り入れながら指導。園児と保護者が連携したシュート練習、試合などで盛り上がった。
地域の特産品紹介 松川で「北ア山麓ブランドの日」
 県の北アルプス山麓(ろく)農畜産物ブランド運営委員会は15日、「実りの秋 北アルプス山麓ブランドの日」を、松川村のすずの音ホールで開いた。ブランド認定品を使った弁当の販売や料理の試食会など、来場者に地元食材の魅力をアピールした。会場では、認定品をはじめとした地域の特産品の展示販売、ヤギの乳を使ったチーズ作り体験など、さまざまな催しを開催。ブランド弁当の秋バージョンは、売り切れが出る盛況ぶりだった。
集落で猿害対策に汗 池田広津 緩衝帯整備やカキ収穫
 過疎・高齢化が進む中で行政境界を越えて活動するニホンザルの被害に悩まされる池田町広津地区周辺では、広域的な集落自衛組織「中山山地の農地を守る会」(井上宏代表)をつくり、獣害対策に取り組んでいる。同会や行政などは16日、同町広津から会染にまたがる法道地域で、やぶ払いによる緩衝帯整備や柿の収穫作業などを通し、サルが近づかない集落ぐるみでの被害対策を行った。会員や地域住民、北安曇地方事務所、池田町役場から約20人が参加。サルに狙われる実をつけても収穫が見込めない柿の木から実を取り、地主がいないやぶなどの約1fを刈り払った。同地域では高齢化・過疎化が進み、数軒しかない集落では鳥獣被害対策も取れない悩みがある。広い地域で協力して対策しようと、広津地区の住民を中心に昨年、同会を組織。初年度は廃屋を作業場として拠点整備し、おりづくりや電気柵の設置などに取り組んでいる。おりは町の対策協議会と猟友会を通して設置し、効果を挙げ始めている。
「お仕事ごくろうさま」 りんどう幼稚園 各所にカレンダー
 大町市平のりんどう幼稚園(西沢弥恵子園長)は16日から18日まで、年長組園児20人が手分けをして同市内の事業所や公共施設などを訪問し、平成22年用の手作りカレンダーなどをプレゼントしている。 23日の勤労感謝の日を前に毎年行っている恒例行事で、16日は大糸タイムス社にも傳刀恵教諭と園児4人が訪れて「お仕事いつもごくろうさまです。カレンダーを作りました。飾ってください」と声をそろえて、折り紙などで太陽を描いたカレンダーとシクラメンの鉢植えを水久保節社長に手渡した。