2009年11月19日(木)付


平和への誓い新た 大町市で戦没者追悼式
 第42回大町市戦没者追悼式は18日、大町公民館分室で遺族会や県、市関係者約90人が参列して厳かに営まれた。追悼の言葉、献花などで戦没者を慰霊し、悲しい歴史を二度と繰り返さないように平和への誓いを新たにした。 戦後64年目を迎え、軍人、軍属、徴用工員、開拓者、一般人などで犠牲となった人に追悼の意をささげるもので、日清、日露戦争以後の遺族が参列した。
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11月の一覧
北穂高の芸術並ぶ 高橋節郎記念館で29日まで
 第5回北穂高芸術展は29日まで、安曇野市の安曇野高橋節郎記念美術館主屋と南の蔵で開いている。紅葉盛りの美術館で、北穂高在住や出身者、故人らを含む地域の作家たちの作品60点が並んでいる。会場には、油絵や彫刻などにはじまり、写真、押し花、フランス刺しゅう、生け花、家具、チェンバロに似た古楽器など、さまざまな作品がずらりと並ぶ。特別出品として、高橋節郎氏の漆絵版画「角力」も並んでいる。 同展は高橋節郎が暮らした同地域のアートやクラフトの文化を見直そうと、北穂高の狐島、青木花見、島新田3地区から作品を集め、制作者や来場者との交流につなげようと5年前から開催している。移住者のアート作家が多い安曇野の他地域と比べ、地域の出身や長く住み込んだ作家が多いのが特徴で、それぞれ趣味の延長で研さんを深めている人から芸術家として各地に出展されたものまで、幅広く参加している。
小谷野豚のコロッケ発売へ 新たに開発 スキー客らに提供
 小谷村の「小谷村スキー場地区再生協議会」(荻沢洋平会長)はこのほど、小谷村の放牧豚「小谷野豚」を使ったコロッケを新たに開発した。 県に採択された温泉地・スキー場地区再生モデル事業として、村の観光再生に取り組む同会の事業の一環。冬シーズンにスキー場などで提供する、新しい名物の開発で、食を通じた集客につなげようと企画。 会ではJA大北と村役場観光振興課が消費拡大に力を入れている同村特産の放牧豚「小谷野豚」に着目。道の駅おたりをアドバイザーに、女性有志でつくる「えんでく会」(相澤さつき会長)に野豚を使った新しい料理を依頼。メンバーが2か月に及ぶ試作を重ねて、このほど野豚コロッケが完成した。
旬のそば料理学ぶ 大北調理師会 小谷で教室
 大北調理師会(北澤英明会長)主催の「しなの食大学大北教室」の第4回目が18日、小谷村役場で開かれた。会員や一般参加ら多数が参加して、北澤会長の講義や調理実習を行った。 「新そばを使った料理」をテーマに、小谷支部会員の荒川光男さんと、松澤新一さんが講師を務め、「洋風そば明太子とキノコのクリームソースがけ」「そばのあえ物・磯あえ」など4品を調理した。 講師は「新ソバを使った料理はもちろん最高だが、ソバどころとして通年提供することも重要」と話し、乾めんを使って手軽に作れる方法を伝授。参加者はメモを取るなど真剣な表情で調理に取り組んでいた。
大町の青木湖スキー場 今季運営中止を報告
大町市平のサンアルピナ青木湖スキーが今シーズンの運営を中止することが18日、分かった。所有会社のフューチャーズ・インベストメント(東京都)が17日夜、市に正式に報告した。同市や市観光協会などは、製作中の冬シーズン観光パンフレットから、同スキー場を外して対応。「大町市のスキー場PRの面でマイナスになる」としている。例年共通リフト券を発売している、同市の鹿島槍スキー場と白馬村の白馬さのさかスキー場は、報告を受けて販売を中止。2スキー場の共通券も検討していたが、青木湖スキー場をはさむ立地から、利用客の利便性が下がるとしてあきらめた。青木湖スキーは平成17年、営業不振を理由に京浜急行電鉄関連会社から、フューチャーズ社に譲渡された。市内の観光関係者は「経済不況の中、スキー場の運営は大変だが、中止は痛手。宿泊施設や飲食店など、地元観光産業へも大きなダメージが考えられる」と話している。
ログハウス風トイレ新築 JR北大町駅前に
 大町市は同市三日町、JR北大町駅前公衆トイレを新築した。従来のトイレの老朽化に伴うもので、周囲の景観に合ったしゃれたログハウス風建物で「末永く、大切に取りあつかってほしい」と話している。 これまでのトイレは昭和34年(1959)建設で50年が経過しており、老朽化が著しかった。くみ取り式のために臭気も強く周辺住民からも改善を要望する陳情があり、大町、大町北高校や大町第一中学校の通学を含む駅利用者からも建て替えを望む声が強かった。