安曇野市 新型インフル対策確認 イベント実施見合わせ
 安曇野市は19日、県のインフルエンザ警報発令と同市を含む松本地域で患者が急増していることを受け、第5回新型インフルエンザ対策本部会議(本部長=宮沢宗弘市長)を市役所本庁舎で開き、現在の感染状況と今後の対応について確認した。市主催の低年齢層向けのイベントは当分の間、実施を見合わせる。県の発表によると、11月の9日から15日(第46週)にかけての松本地域での1定点あたりの平均患者数は63・25人で、前週の24・81人の倍を上回る急増となった。平均患者数は30人を上回ると警報が発令され、他に長野市、佐久、上田、飯田地域で30人を上回った。全県では41・19人となり、県では18日に警報を発令し、感染に対する警戒を呼びかけている。市内では10月中旬から高校生以下の低年齢層を中心に患者数が増え始め200人前後で推移していたが、先週末を境に感染者が急増。18日にはA型感染者587人、特に小学生は399人に達した。穂高南小学校は18日から休日などを含め6日間休校する状況となった。市では感染拡大の防止策として、高校生以下の不特定者が参加するイベントは来年2月までをめどに中止または延期とする。児童館の行事や高校生のウインターキャンプなどが該当する。授業内で行う行事などは継続する。対象者が一般で高校生以下を除く場合は主催者側で判断し、感染予防対策を期する。市以外の団体のイベントには、市に準じた対応を要請する。市民には、手洗いやうがい、マスク着用などの予防措置について、さらなる確認を防災無線や広報紙で周知する。

2009年11月20日(金)付


DV=@身近な問題に 大町市役所でロビー展
 大町市のドメスティック・バイオレンスに関するパネル展示は「女性に対する暴力をなくす運動」期間中の25日まで、同市役所ロビーで開かれている。 ドメスティックバイオレンス(DV)は親密な関係にある夫や恋人からの暴力のこと。被害者の多くは女性で、政府の調査によると、20人にひとりが生命に危険を感じるほどの暴力を受けていたことが報告されている。身体的、精神的のほかにも性的、経済的、子どもを巻き込んだ暴力などの形がある。 展示は、暴力を許す環境として根強い女性差別と性別分担意識が暴力を許す環境を醸成。女性は抑うつ状態、自殺願望を持ち、子どもは対人関係などに支障が出て、情緒不安定となる可能性を指摘。「独占欲が強い」、「いつも受け身で、絶望感に襲われるうことがある」など、パートナーとの関係を調べるチェック項目をあげた。 
インバウンド具体策聞く 本社主催 韓国の観光新聞社長講演
 大糸タイムス社主催のインバウンド推進講演会「韓国人旅行者の誘致と受け入れ態勢」は18日、大町市平温泉郷の森林劇場多目的ホールで開いた。韓国で日本の観光情報を専門的に発信している日本観光新聞社の李漢錫(イ・ハンソク)社長が韓国人の国民性や日本旅行の動向と誘客の具体策などについて流ちょうな日本語で話し、質疑応答を交わした。 大糸タイムス社は昨年7月に日本観光新聞社と協力提携して長野、新潟、富山、石川、岐阜の5県の観光情報を定期的に配信している。講演会は観光・宿泊施設関係者に韓国人客受け入れの対応などを知ってもらうために開かれた。
松川で介護予防教室 毎週開講 健康づくり
 松川村の地域包括支援センターは、介護認定を受けず元気で過ごせるようにと、村の検診チェックリストによる特定高齢者を対象に「介護予防教室」を開いている。生活に必要な予備知識の習得や全身運動などで、身体の機能低下の予防に努めている。19日は、ストレッチや筋肉トレーニングなど全身を使った運動を約50分行った。寒さが増し家にこもりがちな参加者も運動不足解消に体を動かした。後半の、「健康一口メモ」では、看護師の中島哲子さんの指導で、口の筋肉低下を防ぐマッサージや飲み込み運動などを取り入れた、「歯つらつ体操」に取り組んだ。中島さんは、「寝たきり状態を防ぐためにも、口の筋力を鍛え食べる事で栄養を取る事が大切。体力を付ける事にもつながり、介護を必要としない生活が送れる」と話し、人の世話に頼らず自活できる暮らしをアドバイスした。
11月の一覧
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小谷のメルマガ配信開始 「旬でお得な情報を」
 観光など小谷村に関するあらゆる情報を届ける「おたりメールマガジン」(携帯電話専用)の配信が始まった。小谷の「今」を知る必須アイテムとして同村が独自に実施するもので、携帯電話を使ったこまめな情報発信で、若年層を中心に小谷ファンの拡大につなげる考えだ。 季節の話題やイベント情報のほか、メルマガ読者限定クーポンなど特典も満載。通常は2週間に1回の配信だが、冬季など観光トップシーズンには1週間に1回の配信を予定している。 村では、メールマガジン実施の本格的周知に向けポスター作成などが進んでいるが、すでに50件を超える登録がある。 担当の村観光振興課観光商工係は、「ほかでは手にすることができない、旬でお得な情報を届けていきたい」としている。
鍛えた健脚 成果披露 大町東小 マラソン記録会
 大町市立大町東小学校(岡田誠校長)の1年生から4年生約160人のマラソン記録会が19日、同校周辺で行われた。インフルエンザの流行で、1か月ほど延期されての開催となったが、児童たちは寒さを感じさせない熱い走りを見せた。マラソンは春と秋の2回行われている。学校目標の「きたえる」を信念に、春よりも記録を伸ばしマラソンを通して体を鍛える気持ちを養う。

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