2009年11月24日付

地域発展の功績たたえる　大町、池田で功労者表彰
　｢勤労感謝の日｣の23日、それぞれの分野において功労のあった人を表彰する式典が大町市と池田町であった。地域の振興発展などに尽力した受賞者らに敬意を表し、功績をたたえた。　大町市の技能・農業功労者褒章と、市優良建設工事表彰式典は大北農協会館アプロードで開いた。技能功労者は、長年にわたり技術の向上、後進の育成などに取り組み、産業の振興に貢献したとして、10職種から24氏が受賞。農業功労者は、中山間地の農業振興や農産物の普及などに尽力した３氏が表彰された。優良建設工事表彰では、市発注工事で安全管理や品質などで優秀な成績を収めた、２事業所と担当技術者が選ばれた。　　池田町の平成21年度功績者表彰・技能功労者褒章の式典は同日、町公民館で開かれ、功績者８氏と技能功労者４氏を表彰した。

明るい演奏　楽しい一時　ニュースリーシャープス豊科定演
　安曇平の社会人ビッグバンドのニュー・スリー・シャープス・オーケストラ（井口忠彦バンドマスター）の第17回定期演奏会は22日、安曇野市の豊科公民館ホールで開かれた。明るく楽しいステージが満員の会場を沸かせた。　ビックバンドは結成後38年、中信地区に住むバンド好きの20代から60代の約20人が集まって毎週火曜日に松川村で練習をしている。定期演奏会のほか、年数回、施設やイベントで演奏している。大人数によるアンサンブル形式のバンドで凝った編曲とソロプレイの妙が魅力。ラテンパーカッションを取り入れてサンバやボサノバ、サルサなどリズムにブラスが絡む。　演奏会では、「茶色の小瓶」や「コーナー・ポケット」、「そうらん節」、「ピンクパンサーのテーマ」などジャズからラテン、ロック、民謡アレンジなど幅広く演奏。楽しいトークも弾み、今年も詰めかけた約５００人のファンを魅了した。

トナカイとゲーム楽しむ　グリーンバレー白馬　放牧でイベント
　白馬村森上にあるグリーンバレー白馬（㈱ビューバレー直営）のグリーンバレーガーデン内にある、本州で唯一の「白馬トナカイ牧場」で、土・日曜日限定のイベントが行われている。来場者はトナカイとふれあったりしながら、一足早いクリスマス気分を楽しんでいる。　先着５人から10人を対象に、「トナカイ三輪車レース」「トナカイじゃんけん」「トナカイクイズ」「トナカイダービー」といった、トナカイにちなんだ無料で遊べる４つの楽しいゲームを開催。トナカイのふん装をしたスタッフと勝敗を競い合い、勝っても負けても記念品や参加賞が進呈される。　連休で訪れたという一家は「白馬のイメージにぴったりの企画。これで雪が降れば最高ですね」と、イベントを存分に堪能していた。

〝男・女清水〟でお菜洗い　大町　水物語の会がボラ
　大町市で水を題材にした創作民話によるまちづくりに取り組んでいる大町水物語の会（堀堅一代表）は22日、同市中央通り商店街の塩入家具前の女清水（おんなみず）とわちがい前の男清水（おとこみず）で野沢菜洗いボランティアを行った。　同会が５月から11月にかけて毎週金曜日、商店街で開いている朝市に来た年配の女性が「お菜は漬けたいけれど、寒いときに洗うのがなかなか大変で」と話したことがきっかけとなり、お菜洗いボランティアと販売を昨年から始めた。

安全祈願しシーズン幕開け　白馬6スキー場合同で
　白馬村内の２００９－２０１０ウインターシーズンにおけるオープニングセレモニー「白馬村６スキー場合同スキー場開き」（観光局・白馬村索道事業者協議会主催）が23日、白馬ジャンプ場で開かれた。今季は白馬ハイランドスキー場が休業となったため、６スキー場のスキー場関係者ら60人が参加。安全祈願祭でシーズンの幕開けを祝い、今季の安全とにぎわいを祈った。山頂が雪におおわれた白馬連山とジャンプ台を望みながら神事が行われた。ことしはバンクーバー五輪に出場が内定している、同村出身の上村愛子選手や西伸幸選手の必勝祈願もあわせて行われ、関係者は一日も早い降雪と選手らの活躍を願った。

ひと足早く正月準備　大町借馬でわら細工教室
　大町市平の借馬公民館（轟義実館長）主催のわら細工講習会は22日、同館で行われ正月の軒先を飾るしめ縄づくりをして、ひと足早く新年の準備を始めた。地区内の新井深充さんを講師に地域住民約30人が参加して生活に密着した伝統の技を学んだ。　受講者が持ち寄ったわらを１本ずつ編み込んで、ごぼう注連（じめ）や、やすと呼ばれるしめ飾りの基本の形を作り、飾りにつける紙垂（しで）も和紙を使って作り仕上げた。　　借馬の生産組合が提供したソバを使い、地域の名人による打ちたての新そばも味わった。