2009年11月25日(水)付


今期運行終え点検へ アルペンルートのトロバス移送
 黒部ダム観光のシーズン終了に伴い、立山黒部アルペンルートを走るトロリーバスが24日、大町市の扇沢駅から、平野口の関西電力黒四管理事務所分室に移送された。来シーズンの安全運行を目指し、冬期中に細部の整備と点検を受ける。 黒部ダム扇沢駅と黒部ダムを結ぶトロリーバスは、架線から電気を取り込み走行する、無軌条電車。重さ12・2dの車両8台が、大型トラックに積み込まれ、市内の幹線道路上を運ばれた。黒部ダム観光の今期営業は30日まで。来期は4月10日オープンを予定している。
白馬が選んだ食材販売 観光局 東京や大阪に常設コーナー
 白馬村観光局は今シーズンから、県産食品を中心に白馬村独自の基準で選り抜いた商品を「白馬セレクト」と認定し、東京や大阪などの都市で販売する新たな取り組みを開始した。 「白馬に来れば観光客だが都会では生活者であり、消費者」という観点から、都会の人がより安全で安心な信頼できる食べ物を求める、高いニーズに着目。白馬をはじめとする周辺地域の人々が、自分たちで作って食べてきた食材を、都市生活者の家庭で楽しめるような、流通と安全を相互確認できる新システムを確立することで、食を通じて白馬の魅力を発信する観光戦略を立ち上げた。 実現にあたり、商品の基本エリアを白馬村内から大北地域、最大を県内までという「生産者の顔が見える範囲」に定め、生産者が無理せず供給ができることに重点を置いた。 販売する店舗は全国に幅広く事業展開を行っている蒲ヌ品計画のブランドである無印良品の有楽町店、池袋西武店、難波店など。観光局で厳しい選定を重ね、80品目の提案の中から「白馬の豚カレー」「紫米」、中条村や小川村の漬物など17品目が選ばれた。常設コーナーを設置して通年販売によるブランドの普及と、販売品目の拡大をめざす。開設して2か月余、各店舗では消費者の評判も上々という。
松川 一年締めくくる演奏会 12月19日響岳太鼓ばち納め
 松川村の信濃国松川響岳太鼓(茅野英太郎会長)は12月19日、ことし最後のばち納め演奏会「心の響」を同村多目的交流センターすずの音ホールで開く。ことしの活動の総まとめとして、地元村民の前で演奏する。午後2時と午後6時の2回公演。全席自由、入場無料。要整理券で、受け付けは30日から。同太鼓は昭和61年、郷土を表現し後世に伝える芸能を目指し、太鼓と踊りで表現する創作太鼓として生まれた。平成15年には日本太鼓ジュニアコンクールで優勝。アメリカ、ブラジル、トルコなど海外でも活躍し、ことしはアラブ首長国連邦で開いた「第3回世界思想家フェスティバル」出演で、世界の文化人に日本の魂を伝えてきた。今回は会場を同ホールに移し、昼の部と夜の部の2部構成として開催する。プログラムは準備中で、「化身」「JAPAN」などの名曲を含め、子どもチームと大人チーム合わせ十数曲を演奏する。
秋の林間に快音 シーズン最後マレット大会
大町市八坂の八坂マレットゴルフクラブ(深澤勝敬会長)は22日、第11回秋期大会を、同地区の大平マレット場で開いた。11歳から90歳まで会員43人が出場し、今シーズン最後の大会を楽しんだ。選手たちは和やかに話をしながら、27ホール、パー108のストロークプレーで試合を展開。肌寒さを感じるコース上で、カラマツの落ち葉を踏みしめながら、林間に快音を響かせた。
地元の新そば味わう 大町平野口で祭り
大町市平の野口地区農業振興会(金原昭和会長)は22日、そば祭りを野口公民館で開いた。子どもからお年寄りまで多くの住民が訪れ、「打ち立て、ゆでたて」の新そばを味わった=写真。同会は、平地区内で収穫されたそば粉を使い、地元そば名人が腕を振るったそばを振る舞い、そばのうす焼きや、地元野菜をふんだんに使ったおでんなども提供した。今年のソバは例年と比べ、天候の影響で収量が少ないが、味は上々という。同振興会は、子どもたちの野菜収穫体験や、そば祭りなど、地区住民らによる交流事業をを毎年開催。3世代交流と農業振興を通じて、地域の活性化に努めている。
更年期障害の予防学ぶ 大町病院の健康づくりセミナー
 大町市立大町総合病院(大嶽富夫院長)の第4回「北アルプス健康づくりセミナー」は23日、同市平日向山高原のくろよんロイヤルホテルで開いた。産婦人科医の講演「更年期をいきいき過ごす」や、看護部助産師チームによるエクササイズに約60人が参加。女性特有の更年期障害の症状や予防策などを学び、生活習慣の見直しやその必要性に意識を高めた。
11月の一覧
トップページ

●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2009 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.