2009年12月4日(金)付


早期降雪と安全願う 大町鹿島槍スキー場開き
 大町市平のサンアルピナ鹿島槍スキー場(向所和也総支配人)で3日、関係者30人余が出席してスキー場開きの神事が行われ、シーズン中の安全とともに早期の降雪を祈願した。営業開始は5日からで雪不足が懸念されるが、オープニングイベントは予定どおり実施する。同スキー場によると、11月中旬から人工降雪機7台を稼働させてコースづくりを行ってきたが、気温の上昇による融雪もあり現在は多い所で15a程度の積雪となっており、「オープンに向けて、引き続きコース整備に力を入れたい」と話している。
トップページ

●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2009 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.

12月の一覧
キムチ漬けで国際理解 小谷公民館 「本場」学ぶ教室
 小谷村公民館は2日、同村役場調理室で「キムチ漬け教室」を開いた。異国の食文化を知ることで国際化に対する意識の向上や相互理解を深める人権活動の一環。同村在住の丸山サンスウさんが講師となり、多数の参加者が「本場韓国の味を食卓に」と、本格キムチ漬けに挑戦した。 最初に丸山さんこだわりの、キムチ漬けの素となる薬味のペースト作りを体験。大根、長ネギ、ニンニクなどの材料を細かく切って、本場の韓国唐辛子やエビの塩辛、各種調味料と混ぜ合わせた。白菜の下漬けのコツ、食材の下ごしらえの注意点など、ポイントごとに秘伝のノウハウを聞きながら、白菜にペーストをていねいに塗りこんで完成した=写真。
郷土食で食再確認 白馬子育て支援ルームで講習
 白馬村の子育て支援ルームは2日、村内の小さな子どもを持つ保護者らを対象に、同村多目的ホール調理室で「郷土食を作ろう」と題した今年度最後の料理講習会を開いた。支援ルームの食育活動の一環。 村の食生活改善推進協議会(横田廣江会長)の会員を講師に、調理実習で郷土食を学び、身につけたメニューを家庭で再現して日本型食生活の大切さを再認識してもらうのがねらい。3回目となる今回は、これまでの参加者から要望の多かった「おやき」作りを体験した。
間伐材活用さらに 小谷中土で大型炭焼き窯造り
 小谷村中土の農林業体験施設「中谷郷おらが里」で3日から、施設で利用する新しい炭焼き窯造りが始まった。これまで同施設にはなかった、耐火レンガを使用した本格的な大型窯で、里山整備で発生した間伐材で炭を焼き、再生可能な森林エネルギーの活用促進をはかる。 同村NPO法人の小谷山村留学育成会の、地域と連携した地域資源を使った山村学習の展開をはかる事業と連携し、県の「地域発・元気づくり支援金」の交付を受けて実施。 初日の作業には育成会や地元の「中谷郷が元気になる会」の会員をはじめ、同会の趣旨や活動に賛同したボランティアら十数人が参加。土を積んだ窯の外壁の内側に1100個の耐火レンガを積み上げ、レンガの目地に練り土を塗りこんで炭窯を形づくっていった。
編み物や織物力作並ぶ 大町公民館分室で作品展
 大町市の大町公民館分室で、編み物と織物のサークル「糸の会」(草間桂子代表・15人)の会員の作品が展示され、同施設を利用する市民らの目を引いている。2階の通路の壁と階段のスペースを利用して、セーターやカーディガン、ベスト、マフラー、バッグなど、手織りや手編みの見事な作品70点余を展示した。同会は月に2回、同分室を会場に制作に取り組んでおり、自分たちの作品を発表する場とするとともに、大勢の人に知ってもらおうと展示した。階段には、通常サークルで使用している織り機をはじめ、昨年の干支(えと)の子(ね)や今年の丑(うし)、来年の寅(とら)の飾り物、きん着袋なども並んでいる。作品展は今月15日まで。
暖かさでミカンたわわ 大町九日町の傳刀茶店
 大町市九日町の「傳刀茶店」(傳刀正徳店主)の店先で、ミカンの実がたわわに実り、生い茂った緑の葉に映えている。大きく甘そうに育った実が、店主や道行く人を喜ばせている。25年前に購入したというミカンの木。毎年、寒さの影響か実は2、3個しかならず、もったいなさから仏壇に供えるだけだったという。ことしは11月に入り5、6aほどの大きさの実を32個つけ、みんなにも見てもらおうと、自宅から店先へ移した。