人権の大切さ考える 白馬中 学習成果を発表
 白馬村の白馬中学校(小林茂喜校長、生徒294人)で3日、生徒会主催による全校人権集会が開かれた。同校では12月からの人権週間を前に、生徒に人権尊重の大切さについて考えてもらおうと10月末からの1か月間、人権学習に取り組んできた。学年ごとにまとめの成果を発表しながら、人権について正しい理解と尊重する意識を高めた。
 ことしの人権学習の総合テーマは「いじめと命の大切さを考える」。1年生は言われていやな言葉とうれしい言葉の提示を通して、言葉の暴力について考えあった。学習の中で一人ひとりが「私のいじめ撲滅宣言」を発表。うれしい言葉をどんどん使うことでいじめをなくしていくことを誓い合った。
地域に感謝 カレンダー贈る 白馬幼稚園 村内各所に
 白馬村の信学会白馬幼稚園(伊藤房光園長)では今月から、園児が日ごろお世話になっている地域の人たちに感謝の気持ちをこめて、平成22年度の手作りカレンダーのプレゼントを行っている。4日は年長園児35人が村役場を訪れ、太田紘煕村長にカレンダーとシクラメンの鉢植えを手渡した。
 園児は「いつも私たちのためにお仕事をしてくださってありがとうございます。これからもお仕事がんばってください」と、全員で元気にあいさつしながら村長に手渡した。太田村長は「すてきなプレゼントをありがとう。大切に飾らせてもらいます。私たちも皆さんが幼稚園で毎日楽しく過ごせるよう精いっぱいがんばります」とお礼の言葉を述べた。
40年前の大糸線1冊に 大町の丸山さんフォトブック作成

 大町市常盤下一の丸山隆士さんはこのほど、昭和40年代に撮影した蒸気機関車のモノクロ写真を収めたフォトブック「大糸線の蒸気機関車C56」を作成した。
 丸山さんは、昭和46年に撮影した蒸気機関車C56が、翌47年から大糸線を走らなくなると聞き、同市平の信濃木崎駅付近で撮影したという。
 当時撮影したネガフィルムをデジタルスキャンし、黒煙を上げて田園地帯や雪の中を走る「C56」の勇姿を撮影した31枚の写真を収めた。大糸線で貨物輸送をしていた「C5694」は、大町市の西公園に静態保存されている。
楽しんだ一枚 初写真展 池田の同好会 包美術館で

 池田町を活動拠点とする写真とビデオの同好会「V.P.S」(ビデオ&フォトサロン)の初となる写真展が4日から、同町の安曇野東山包美術館で始まった。約20人のメンバーが、技術にこだわるだけでなく、楽しむをモットーにシャッターを切った自信の一枚が会場に並んでいる。
 題材は風景から人物までさまざま。40点を超える作品が展示されている。トンボに手を伸ばす子どもの真剣な表情にレンズを向けた作品や、落ち葉に光が差し込む様子で光と影を切り取ったものなど工夫を凝らした作品で来場者を楽しませている。
3年学んだそば打ち披露 八坂中 自前の粉で認定試験

 大町市の八坂中学校(小澤洋治校長)で4日、3年生約20人が全校で育てたソバを使い、そば打ちを行った。学校独自の技能認定試験を兼ね、審査員の鳥屋寿和・八坂支所長らが見守るなか、生徒たちが腕前を披露した。
 生徒たちは、慣れた手つきでのし棒を扱い、そば生地を均一の厚さの円形にのばした。たたんだ生地を前にそば切り包丁を持ち、真剣なまなざしで手元を見つめ、そばを切っていった。認定証授与式は25日に開き、鳥屋支所長が生徒たちに贈る。
自由な書に関心 豊科で近代詩文書作展
 書燈長野県支部(上野松峰支部長)による第15回近代詩文書作展が9日まで、安曇野市の豊科サティ3階ホールで開かれている。古典にとらわれない自由発想の書作品が会場を飾り、来場者の関心を集めている。
 県支部に所属する安曇野市や松本市など約50人の部員が、好きな詩文や自作の詩などを和紙上に表現した。伝えたい言葉を故意ににじませ強調するなど工夫を凝らしている。
 雪や紅葉の文字を並べ、色の付いた墨で山を表現した作品など個性的な作品が並ぶ。額装に着物の生地を使った作品もある。

2009年12月5日(土)付


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