2009年12月9日(水)付


「張り子の虎」が人気 松崎和紙で干支置物製作
 大町市社松崎の松崎和紙工業(腰原泰雄代表)が和紙を張り合わせて製作した、来年の干支(えと)の寅(とら)の置物が人気を呼んでいる。 首が動く「張り子の虎」は大・中・小があり、価格は1500−3000円で、大は体長が25aほどもある。矢を持ってかごに入った「だるま」は1000−1400円。大きさや色違いの7種類が販売されている。腰原代表が約30年前から、粘土で作った型の上に松崎和紙を4枚、5枚と、のりで張り重ねて作っているもので、色を付ける仕上げ部分のみ外注に出している。同じ干支でも必ず少しずつ変化をつけて作りかたを工夫している。毎年欠かさず購入しているという愛好者も多く「陶芸品などと比べ軽くて長持ちする。素朴で温かみがありますね」と話していた。
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12月の一覧
「白馬で戦争語り継ぐ」 13日体験談や映画上映
 「戦争を語り継ぐ白馬の集い」が13日午後2時から、白馬村ふれあいセンター2階学習室で開かれる。戦時中の体験談やドキュメンタリー映画「語らずに死ねるか」の上映が行われる。同実行委員会は「戦争の事実を知ることで、心の痛みや命の重さを感じ取ってもらいたい」と多くの来場を呼びかける。 戦争を語り継ぐ白馬の集いは、2部構成で行われる。1部は「戦時中の生活を聞く」で、村内在住の伊藤馨さん、太田量三さん、宮田富貴子さんから話を聞く。 2部は上映会で、製作者の吉丸昌昭さんも来場する。「語らずに死ねるか」は、無名の元兵士たちの声をサブタイトルに、文化庁の支援を受けながら2009年に製作した。
スポ少一堂に交流 白馬で活動発表や清掃奉仕
 白馬村のウイング21で5日、「第6回白馬村スポーツ少年団交流会」(白馬村体育協会、白馬総合型地域スポーツクラブ主催)が開かれた。スポーツ少年団活動の活性化と、団員同士の交流をはかり、連帯感と責任感を養おうと毎年行われている恒例行事。ことしは内容を大幅に変更し、各団の活動発表と清掃奉仕活動で親ぼくを深めた。 村内の小中学生の団員約300人が参加。最初に奉仕活動が行われ、グラウンドや学校の格技場、体育館など、各単位団がもっとも使用している公共施設の清掃に汗を流した。日ごろお世話になっている施設へ、感謝の気持ちを込めて、熱心に取り組んでいた。
世界の鳥の巣¥ミ介 国営公園で企画展
 国営アルプスあづみの公園大町・松川地区は23日まで、「世界の鳥の巣と絵本原画展」を「大草原の家」で開いている。絵本作家で鳥の巣研究家・鈴木まもる氏=静岡県=が収集した、世界各地の鳥の巣30点と絵本の原画40点が並んでいる。 同公園では、来場者に鳥の生態を知ってもらい、自然に親しんでもらおうと展示会を企画。「めったに見られない鳥の一面に触れ、興味を持ってほしい」と話した。
池田 安心安全に強い味方 消防団に新型ポンプ車とバイク
 池田町消防団(山本誠治団長)に8日、最新型の高性能消防ポンプ車2台とオフロード用バイク4台が納車された。消火や救護での活躍が期待され、町民の防災の力となる新たな車両が仲間入りした。新型消防車は排気量4gのディーゼルエンジンで、3連の高性能タービンポンプを備え、迅速で強力な放水が可能となる。150h(家庭用照明1000h相当)の作業用ライトや可搬式のレスキューライトなどを備え、夜間の出動に対応する。啓発用の広報用音声なども録音されている。20年以上使用した旧消防車の老朽化に伴う更新で、1台1890万円。本部分団と、二丁目から五丁目の団員で構成する第1分団2部に配備される。オフロード用バイクは排気量230tで、赤い塗装にナックルガード、トランクなどの装備を持つ。救護隊に配備され、悪路走破性を生かし、自動車では入れない場所での救護や情報収集にあたる。これまでの2台に加え、6台態勢を整えた。