2009年12月17日(木)付


大町 現校舎に「ありがとう」 仁科台中引っ越し前に集会
 大町市仁科台中学校(高橋克好校長)で15日、校舎に別れと感謝をする「校舎ありがとう集会」が開かれた。もうすぐ引っ越し、使われなくなる校舎にこれまでの感謝を表した。 集会では、スライドを交えて校舎の歴史を振り返った。卒業生からのメッセージ、体育館や図書館、教室など友人とのさまざまな思い出が残る人気の場所をまとめた「思い出の場所ベスト5」、以前生徒からとった校舎での思い出アンケートの結果などが発表された。「旧校舎の中央廊下をきれいにしたこと」「部活や仁中リレー、協力した全てのことが良い思い出」と生徒たちが歴史、思い出を振り返った。 最後に全校で校歌を斉唱し、去り行く校舎に歌声を残した。
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12月の一覧
穂高神社に「一休」 来年干支の穂高人形登場
 安曇野市の穂高神社に、来年の干支(えと)「寅(とら)」をあしらった穂高人形(県の無形民俗文化財指定)が登場し、一足早く正月の雰囲気を演出している。 びょうぶに描かれた虎を小僧が縛ってみせるという「とんち小僧一休」の一場面を切り取った作品で、境内にある御船会館前に展示されている。 現在3人のみとなった穂高人形師のひとり保尊和夫さんが手がけたもので、木材や紙粘土などでかたどった小僧の胴体に装飾。手には綱を握らせている。 同会館入り口上部には、保尊さんによる中国の説話「虎の子渡し」が描かれた凧(たこ)も飾られている。 干支をあしらった穂高人形の展示は10年ほど前から行われている。 穂高人形は江戸時代から続くとされ、御船祭りに登場する山車の装飾にも使用されている。人形師の3人はいずれも80代から90代と高齢なため、教室を定期的に開催するなど後継者育成の取り組みも活発化している。
野外救急法学ぶ 小谷のOBS長野校
 財団法人アウトワード・バウンド・スクール(OBS)はこのほど、小谷村大網のOBS長野校で、野外総合医療トレーニング「ウィルダネス・アドバンスド・ファースト・エイドコース」(WAFA)講座を開いた。 看護師やアウトドアの専門家など全国から12人が受講。野外環境下を想定し、最新の医学知識や根拠をもとに、医療関係者と野外活動のプロによって体系化された海外の野外救急法を学んだ。 日本では救急車がすぐに到着し、医療機関に引き継ぐまでの都市部を想定した心肺蘇生(そせい)法が一般的で、山岳地帯など屋外において、緊急を要するけがや病気への対処法は確立されていないという。 アウトドアスポーツやレジャーへの関心が日本でも年々高まる中、これまでほとんどが学ぶことのできなかった講座を開講することで、一刻を争う屋外救命に必要な知識と技能を学び、いざというときの判断能力を高めてもらおうと企画した。
住民視線の特集話題 池田町広報 有志リポーターに
 池田町の広報紙「広報いけだ」で今年度、町民有志をリポーターに、地域住民の暮らしにフォーカスを当てる特集「町民のページ」を掲載している。町内の山里で新旧住民が力を合わせて地域の元気を掘り起こして生きる姿を住民の視線からとらえた特集が好評で、今月25日発行の1月号には第2弾「陸郷のいま」が掲載される。 より住民に読んで親しまれる広報に向けて町内で有志を募り、3人の町民スタッフと広報担当職員が協力して取材や執筆、編集会議を重ねて紙面を作っている。年に4回ほどのペースで掲載していく予定だ。 これまでは「山里に生きる」と題して、広津や陸郷地区を題材に取り上げている。平野部へ移り住みかつての山里のにぎわいが失われつつある一方で、町外から移住した若者が工芸・ITの仕事のかたわら農業に従事し、力を合わせて活気を取り戻す姿を意欲的に取材していた。
健康願いボラしめ縄作り 大町の老人福祉施設カトレヤで
 大町市の県長寿社会開発センター大北地区賛助会大町グループは16日、ボランティア活動を、同市平の老人福祉施設カトレヤで行った。利用者の健康を祈り、会員13人が正月用のしめ縄110本を制作、寄贈した。 同グループは、毎年2回の奉仕活動を同施設で行い、春季に利用者のおむつたたみや掃除、冬季にしめ縄作りを実施。10年以上にわたり正月飾りを贈るなかで、会員同士がわら工芸を教えあい、技術の向上に努めてきた。