2009年12月18日(金)付


北ア山ろく里にも雪 大町で4a さらに強い寒気
 北からの強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まった影響で、県内は16日午後から17日にかけて、降雪に見舞われた。大町市でもことし初めて、北アルプス山ろくの平野部が雪に覆われた。 長野地方気象台によると、大北地域では17日午後零時までの24時間降雪量が、小谷村で13a、白馬村で6a、大町市で4aとなった。さらに強い寒気が流れ込み、18日昼ころから21日までに、北部を中心に断続的に雪が降るという。 白馬村観光局によると、村内では17日までに、断続した雪によって白馬五竜とHakuba47の両スキー場が、一部オープンしている。今回の降雪を追い風に、残る4スキー場も近日中に、オープンする予定という。
降雪と安全願う 白馬でスキー場祈願祭
 JA大北(西山隆芳組合長)は16日、白馬村の平川神社八幡宮で「雪ごい・客ごい・安全祈願祭」を開いた。白馬・小谷両村のスキーや行政、観光関係者ら30人余が出席して、神事で今シーズンの安定した降雪と安全を祈った。 同JAは農業と観光業を主産業とする地域のJAとして、観光客誘致に力を入れようと、管内各地の関係機関をまとめ、毎年祈願祭を開いている。 白馬・小谷両村の各スキー場は暖冬の影響で12月に入ってもまとまった降雪が少なく、営業開始が昨年より半月以上遅れていた。しかし、ここ数日の寒気と降雪で栂池や白馬五竜、HAKUBA47スキー場が相次いでオープン。待ちかねたスキー客が久しぶりの雪を楽しんでいる。週末には残りのほとんどのスキー場がオープンを予定しており、活気がみなぎるようすに関係者はほっと胸をなでおろしている。
池工 ものづくりの心伝える 技能五輪銅の手塚さん母校で報告
 カナダ・カルガリーで開いた第40回技能五輪国際大会左官部門に日本代表として出場し銅メダルとなった手塚雄二郎さんは17日、母校の池田工業高校=池田町=を訪れ、技能五輪の結果を報告した。好敵手に負けたくない向上心を糧に、目標目指し全力で取り組んできた姿勢を、ものづくりの後輩に伝えた。 世界出場を目指したきっかけを、平成18年の全国大会で同じ魚沼テクノスクールから参加した新潟県の女性選手に破れ、その選手が世界大会へ歩を進め活躍した姿へのライバル心と紹介。「負けたくない」という思いの強さを原動力に、上を目指してきたと話した。 国際大会には世界6か国・地域から選手が集まった。壁の木枠づくりからの作業が求められるなど、日本と違う状況下で4日間を戦い抜いた。初日はペース配分を誤り、作業を時間内に終えられず減点されあきらめそうになったが、翌日から気を取り直して作業を再開。与えられた条件下で全力を尽くし、メダルを得たと報告した。
お菓子作りに挑戦 松川 放課後子ども教室
 小学3−6年生が放課後など、本人の意思で自由に参加できる、松川村の「放課後子ども教室」は15日、洋菓子作りを同村多目的交流センターすずの音ホールの調理室で開いた。スポンジ作りから始めるケーキと、生地をいろいろな型で抜くクッキー作りに41人の子どもたちが挑戦した。 子どもたちに人気の調理実習は、家庭ではあまりできない事を体験させる取り組みの一つ。興味を持つころの体験が今後につながればと実施している。 この日のメニューは、「ガナッシュケーキ」と「型抜きクッキー」で、ケーキのスポンジがふっくら仕上がるか否かの決め手の卵白を泡立てる「メレンゲ」作りにはどのグループも奮闘。直径20aほどのスポンジが焼きあがると、とろとろのチョコレートを流しかけ、粉糖や砂糖菓子などで好みに飾りを施した。
心の健康@揄深める 白馬村 自殺対策一環の講演会
 白馬村は17日、同村ふれあいセンターで「心の健康づくり講演会」を開いた。自殺対策緊急強化事業の一環。駒ケ根市のぞみ学園代表の北沢康吉さんが「こころをささえる」と題した講演を行い、参加者は自殺や心の健康について正しい知識と理解を深めた。 北沢さんは、日本がバブル崩壊後の社会の急激な変化により、高い自殺率=「自殺大国」といわれる現状にあり、その主な原因が「うつ病」であることを指摘。ストレスなどで脳内神経の情報伝達がうまくいかなくなるといった医学的要因が考えられ、現時点で自殺を防ぐには、うつ病の早期発見と専門医での治療が最良の手段であることを説明した。
おせち料理作ろう 大町 平公民館 旬の講座
 大町市平公民館・女性未来館ピュアが開いている、信濃路の旬の料理講座受講生は17日開いた講座で「おせち料理」の作り方を学んだ。 近年は市販のおせち料理で間に合わせる家庭や、おせち料理そのものを食べないという家も増えたが、正月を控え「日本の伝統食文化であるおせち料理を家で作ろう」と開いた。
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