2009年12月25日(金)付


冬山登山注意′トびかけ 大北6か所に相談所開設
 越年登山などの冬山登山者が増える年末に対応し24日から、JR信濃大町駅構内など大北管内6か所で「冬山登山相談所」が開所した。30日まで、北アルプスへの登山者に対して登山者カードの届け出確認や冬山登山指導などを行い注意を呼びかける。例年29、30日ころから増えはじめる越年登山者に対して、例年より多い積雪に、より注意が必要なことや中高年、初心者の登山者に単独登山を控えるように呼びかけている。  期日中は同協会大町班、白馬班、小谷班が同所、七倉、白馬駅、八方ゴンドラ入り口、五竜ゴンドラ入り口、栂池観光センターに開所して指導する。
真打ちの笑い大盛況 年忘れまつかわ寄席
 松川村で活動するまつかわ落語会「風まんだら」(宮澤敏会長)は23日、第3回「年忘れ・まつかわ寄席」を村多目的交流施設すずの音ホールで開いた。会場には満場の240人の観客が詰め掛け、プロによる落語に触れ、年の終わりに笑いのひと時をすごした。とりを務めた真打ち・古今亭菊生さんは、美人の幽霊が登場する小話を一席。さまざまな役を演じわけ、会場を話の世界に引き込む真骨頂のわざを披露。前座には若手の古今亭志ん坊さん、漫才のホープ・ホンキートンクも登場し、軽妙なトークで会場の笑いを誘った。
クラシックでXマス楽しむ 大町文化会館でコンサート
 作曲家で指揮者の青島広志さんとオーケストラ、テノール歌手の小野勉さんによる、「青島広志のゆかいなクリスマスコンサート」(大糸タイムス社後援)が23日、大町市文化会館で開かれた。600人を超える人が会場を訪れ、聖夜を前に、クリスマスにまつわるクラシック音楽の演奏と青島さんのトークを楽しんだ。モーツァルトの「キラキラ星変奏曲」やバッハの「主よ、人の望みの喜びよ・コラール」、プッチーニの「トゥーランドット・誰も寝てはならぬ」などクリスマスの雰囲気を彩るクラシック音楽が演奏された。青島さんは各作曲家たちの生き方や曲にまつわるエピソードを軽妙なトークで披露。ベートーベンの「エリーゼのために」は本当はテレーゼのために作られたもので、美しさ、怒らせたときの怖さ、一緒にいたころの楽しさが曲に表されていることなど、子どもから大人までが曲に親しめるように、興味深く解説していた。
新年準備 手作りミニ門松 大町平公民館に飾る
 ことしもあとわずか。各地で正月を迎える準備が進められているが、大町市平公民館・女性未来館ピュア玄関にも、しめ飾りが付けられ門松が置かれた。 いずれも傳刀孝男館長による手作り。門松は先日同館で開いたミニ門松作り講習会で覚え、この技術を生かしてさっそく作り上げたもの。 粉ミルクの空き缶、スギとマツの葉、タケ、稲ワラなどを使い2基作り、玄関前に飾った。 傳刀館長は「一昨年までは、地区内の老人クラブ会長が手作りして贈ってくれていましたが、会長さんが高齢化して手作りできなくなり、ことしは講習で覚えたので自作しました」と話した。 同市の大町エネルギー博物館も、職員が手作りしたしめ飾りを玄関に飾り付けた。
音楽通して全校一丸に 東小でミニコンサート
大町市の大町東小学校(岡田誠校長・児童288人)で24日、全校児童と教職員による、ミニコンサートが開かれた。仲間の大切さを訴える音楽劇や、手話を取り入れた斉唱などを通し、子どもたちが連帯感を高めた。コンサートは音楽を楽しみながら、子どもたちの心の育成を図ろうと、毎年開いている。今年は21、22、24の3日間で、各クラスによる歌の発表や、児童有志による楽器の演奏などが行われた。会場では、6年生がおどけた掛け合いを交えた音楽劇で、息の合った歌声を下級生たちに披露し、笑い声や拍手が響いた。教職員でつくる「東小ゴズペラーズ」が讃美歌を披露し、児童らは「すごい」と感嘆の声をあげていた。
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12月の一覧
ちびっ子スキー初レッスン 小谷栂池高原で開講式
小谷村の栂池スキー学校(伊藤金夫校長)で23日、村内の園児から小学2年生までを対象とした「第36期生栂池ちびっ子スキー教室」が開講した。今年度は56人の子どもたちが入校。初日は開講式が行われ、順調な降雪に恵まれたゲレンデで、それぞれのレベルに合わせて初レッスンを受けた。 生まれて初めてスキーを履くという3歳児を中心とした年少組は、スキーに慣れるための雪遊びからスタート。ゆるやかな斜面に滑りどめのシートを置き、その上をスキーを履いてカニの横歩きで進んで、上部からストックなしでコーチのもとまで滑り降りる基礎練習などを体験した。