作品鑑賞 健康願う 大町 老人陶芸の家 初窯出し

 大町市東町の「老人陶芸の家」(腰山馨会長)で8日、「新年初窯出し」が行われた。約50人の会員が、窯から運び出された花器や食器など、互いの陶芸作品を鑑賞し、ことし1年の健康やよい作品づくりを願った。
 作品は、釉薬で色づけされた花瓶や湯飲み、人形など、200点以上。ことしの干支(えと)・トラの置物や、「寅(とら)」の一字を描いた皿なども並んだ。昨年12月に、最高1250度で12時間本焼きされ、割れないよう窯の中でゆっくりと冷やされた。
五穀豊穣願い“繭玉” 小谷や池田で伝統行事

 JA大北女性部北小谷支部でつくる「母ちゃんの知恵袋の会」(松澤幸子支部長)は8日、同支所コミュニティーホール「ふれあい」で今年度最後の会合を開き、小正月の縁起物・繭玉作りに取り組んだ。
 繭玉は米の粉を練り赤や緑に着色したものなどをミズキの木に飾ったもの。かつて養蚕が盛んだった時代、蚕がより多くの繭を作ってくれるようにと、米の粉を繭の形に見立てて形づくり、小正月飾りとして家々を飾るとともに、どんど焼きで焼いて食べたりしていた。時代とともに養蚕を行う農家もなくなったが、今もなお農村の伝統行事として各地で伝承されている。
冬季リーグ戦開幕式 大町市ゲートボール協会

 大町市ゲートボール協会(川上善夫会長)の冬季リーグ戦は8日、同市運動公園屋内競技場で開幕した。3月12日までの日程で21チームが合計840試合の熱戦を展開する。
 開幕式で川上会長は「寒い時季なので、車の運転に気をつけて体調を崩さす、新型インフルエンザにも気をつけて最後まで頑張っていただけるようにお願いしたい」とあいさつ。昨年リーグ戦優勝の高見、準優勝の借馬、3位の宮本が優勝カップを返還した。
さらなる地域発展誓う 本社主催 大町で賀詞交歓会
 大糸タイムス社主催の第28回新春賀詞交歓会は8日、大町市平大町温泉郷の黒部観光ホテルで開いた。行政や商工団体など大北地域の官民各界から約200人が出席して新しい年の始まりにあたり、厳しい社会、経済環境を生き抜き、さらなる地域発展に取り組むことを誓い合った。
 会場には、県現地機関や大北5市町村の幹部、地元選出の県会議員、経済団体や企業などの代表者らが出席した。国内では自民党から民主党への政権交代、国外ではアメリカで黒人で初めてのオバマ大統領が就任するなど歴史的な変革の時代の年明けに、地元経済や観光などさまざまな話題を交えて、年始のあいさつを交わした。
 この時季恒例の「まゆ玉作り」が8日、池田町の3保育園で行われた。かつて、養蚕が盛んだった地域に伝わる行事やそのいわれを各地域のお年寄りから学び、ヤナギの枝に色とりどりのまゆ玉を飾り付ける昔ながらの風習を体験した。
 北保育園(宮島雪江園長・園児62人)には、同町3丁目老人クラブ「新生会」(平林功会長)の11人が訪れた。黄、緑、桃色に色付けた米粉でさまざまな形を作り、枝にさしたりくくり付けたりしながらふれ合いや交流を楽しんだ。

2010年1月9日(土)付


「撮っておき」ずらり 豊科サティでフォト彩月展

 松本市周辺の写真愛好者でつくるフォト彩月(降籏茂雄会長、10人)は8日から13日まで、写真展「撮っておき5」を安曇野市豊科のサティホールで開いている。会員のうち8人が、国内外の風景を写した「とっておき」の写真20作品が並んでいる。
 松本市乗鞍や上高地、大町市や白馬村大出などの地元から、北海道など全国各地、スイスやハワイなど海外にいたるまで、さまざまな国の風景写真が飾られている。デジタルではなくなじんだフィルムを用い、手前から奥までピントのくっきりとした奥行きのある描写で自然の風景を切り取っている。
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