2010年1月10日(日)付


新年 地域の安全誓う 大町で消防団出初め式
 大町市と市消防団(若林眞次団長)は9日、消防出初式を同市文化会館や中央通り商店街で開いた。団員たちは新年の始まりに分列行進で市内をパレードし、地域の安全と安心を守る決意を新たにした。 パレードでは、消防団各分団員や北アルプス広域消防署員、各自治会の自主消防会、日赤奉仕団などの約1000人の参加者や、消防車両26台がJR信濃大町駅前から中央通りを行進した。大町商工開館前では、太鼓やラッパの音に囲まれ、牛越徹市長らが観閲した。保育園児らは幼年消防隊としてはっぴを着込み、「火の用心」と柏木を叩いて歩き、かわいらしい姿に保護者らが声援を送っていた。
健康や活躍に願い 大北各地で三九郎行事
 正月に飾った縁起物を燃やし無病息災などを願う小正月の伝統行事「三九郎」が大北各地で行われている。子どもたちは燃え盛る炎に今年の健康や活躍を祈願した。 池田町4丁目は、基幹センター東の田んぼで行った。地元小学生が早朝から地区内で集めた、ダルマやしめ縄など正月飾りを、ワラやタケで組まれたやぐらに飾っていった。 ことしは5b以上の高さがある2基のやぐらを完成させた。着火と同時に一気に燃え盛った。子どもたちはタケの棒にもちを針金でつるし、記念写真を楽しむ姿もあった。
高橋節郎記念館10万人に 記念セレモニーで花束贈る
 安曇野市の安曇野高橋節郎記念美術館(矢野口義宣館長)は8日、開館以来の入館者10万人を達成した。10万人目に訪れた入館者に記念品を贈るセレモニーを行い、節目を祝った。10万人目は、同市でリンパセラピストを自営する小沢昌子さん。同館を訪れるのは初めてといい、仕事仲間の友人である平林敬子さん、藤森こず恵さんの2人と食後に訪れたという。矢野口館長から、記念品のアートタイルと花束を受け取った小沢さんは「まさか10万人目とは夢にも思いませんでした。(節郎氏の)お名前は存じていましたが作品を拝見するのは初めて。豪華ですばらしい作品。漆(うるし)でこれを作ってしまうなんてびっくりです」と感想を話した。
美麻小中生の作品並ぶ 大町いーずらで学校展
大町市の「市内学校展」の美麻小中学校(塩島弘之校長)児童、生徒の作品展が仁科町のギャラリーいーずらで11日まで、開かれている。習字、絵、造形作品、工作など約300点を展示している。小学生の作品は習字や絵を中心とした展示で、感じた気持ちをそのままに表現した素直さがうかがえる作品が並ぶ。中学生の作品は奈良の大仏や金閣寺などを題材にした切り絵や陶芸、版画、金属加工、粘土造形など、中学生ならではの趣向を凝らした作品が展示されている。
新春の伝統文化で交流 大町北高 かるた大会
大町市の大町北高校(小林善一校長)で8日、毎年恒例の「かるた大会」が開かれた。全校生徒約350人がチーム戦で百人一首に挑み、新春の日本文化の伝統に触れながら交流を楽しんだ。生徒たちは読み上げられていく上の句を聞きながら、床に広げられた札を真剣に探し出していた。大会のために授業などで練習を重ねてきた生徒たちは「今日は調子がいい日。いつもより(札が)とれている」「練習したかいがあった」など話し、歓声を上げながら勢いよく札を取りあっていた。大会は25年ほど続く同校の伝統行事。チーム対抗異学年同士で対戦し、生徒同士の交流などを図っている。
大町の民話に触れる 11日まで 国営公園で語りと人形作り
 大町市の「大町民話の里づくり もんぺの会」(平林信子会長)は11日まで、国営アルプスあづみの公園大町・松川地区で開催中の、「大町の昔話の語りと民話展」に合わせたイベントを、同公園内「大草原の家」で開いている。民話の読み語りや、同会の活動で使う人形作りの体験に多くの家族連れなどが訪れ、大町文化に触れている。
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