2010年1月15日(金)付


八坂 冬の特産品人気 寒干し大根作り最盛期
大町市八坂で、冬の気候を利用した、地域ならではの特産品・「寒干し大根」作りが最盛期を迎えている。生産農家の軒下では、かつらむきされたダイコンがすだれのように並び、凍結と乾燥を繰り返している。同地区の農業・県義盛さんは、ことし300本以上のダイコンを使い「寒干し」を生産。1本を長さ6〜7aごと輪切りにし、かつらむき用の機器にかける。厚さ約1_、長さ3b以上のダイコンの帯を折りたたみ、風通しのよい軒下に、わらを使ってつりさげていく。 「寒干し」は例年1〜2月に作られ、つりさげてから乾燥するまでに約半月を要する。乾燥させることで甘みや保存性が増し、酢の物や煮物のほか、さまざまな用途に使うことができるという。約15年前、地元農家などが、新たな特産品づくりから、旧八坂村の村おこしをしようと生産を開始。平成19年、県の「北アルプス山ろくブランド」に認定され、テレビ番組でも紹介され、注目を集めている。同地区の株ェ坂特産を通じて、県内の道の駅や全国のホテルなどに出荷。若手農家の女性から、生産方法を学びたいという声も上がっている。
昔ながらもちつき体験 小谷保育園で伝統行事
 小谷村の小谷保育園(山田圭佐美園長、園児71人)で14日、園児による「もちつき」が行われた=写真。同園の食育の一環。昔ながらのもちつきをする家庭が少なくなったことなどから、日本古来の伝統行事に親しんでもらおうと、小正月の時期に合わせて毎年行われている。 この日は2臼分を用意し、朝からもち米をふかして準備を始めた。もちつきに先立ち、保育士が「年神様とおもち」の紙芝居の読み聞かせを行い、園児たちに正月の由来や食の大切さについて説明した。 もちつきは全園児が子ども用のきねを持ち、順番に体験。見学の園児たちの「よいしょ、よいしょ」という大きな声援を受けながらペッタンペッタンともちをついた。
海の子と山で交流 白馬 姉妹都市太地から来村
 白馬村と姉妹提携を結んでいる、和歌山県太地町の太地小学校(坂本善光校長)の4年生23人が2泊3日の日程で同村を訪れ、雪国の自然の中で白馬北小学校(中山晴隆校長)の4年生64人とスキーや雪遊び体験を通じて友情を深めている。 14日は白馬岩岳スキー場でクロスカントリースキー交流会が行われた。始めに同スキー場のレストハウス「ホワイトプラザ」で歓迎の開会式を開き、児童が自己紹介して打ち解けた。
児童の書き初めずらり 大町北小 校内に展示
大町市の大町北小学校(丸山峯男校長)は19日まで、3年生以上の児童による、校内習字展を開いている。廊下には、児童たちが冬休みの書き初めや年明けの授業で書いた、新年を祝う書道作品が並んでいる。作品展は、児童に新たな気持ちで新年を迎え、授業の成果を発表してもらおうと実施。3年生の「はつゆめ」や、6年生の「希望の朝」など、各学年で正月らしいテーマを設けた。 作品は児童たちが一字一字丁寧に書き、同じ言葉でも太さなどに個性が表れている。今後、参観日などで保護者らに書道作品を公開していくという。
おやき作り学ぶ 大町のJA社女性部
 JA大北の社女性部(遠藤道代部会長)は14日、大町市社公民館でおやきづくりをした。会員ら約15人が、手軽に作ることができるフライパンで焼くおやきに挑戦した。会員の降旗宮子さんが指導。降旗さんが昨年友人から教わったという、焼くタイプのおやきを教えた。耳たぶくらいのかたさに丸めた生地に、「底の部分があまり厚くならないように」などと指導を受けながらタネとなる、あんこやおから、野沢菜などを手際よく包んでいった。おやきをフライパンで焼くと、香ばしい香りがあたりに立ち込めていた。
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1月の一覧
技能試験へ後輩を指導 テクノ高瀬プロジェクト
 池田町商工会と松川村商工会でつくるテクノ安曇野高瀬プロジェクトで開く技能検定対策講座は3年目を迎え、過去に講座を修了した地元の資格取得者が後輩を指導している。地域ではぐくんだ人材育成の取り組みが地道に育っている。13、14日には今年度後期の「機械検査」2級・3級の講座が大詰めを迎え、受講生は池田町商工会館で本番さながらの模擬試験を受けた。講師には、過去の講座を通して資格を取得した地元企業の社員ら6人が訪れ、後輩たちに注意点などを伝授。受講生たちは互いに時間を計り、手順や器具の使い方などをチェックした。