2010年1月16日(土)付

伝統の牧大根漬け販売 JAあづみ女性部「昔ながらの味を」
 安曇野市穂高牧地区伝統野菜・牧大根を使ったぬか漬けの販売が15日から、JAあづみ生活センター烏川店(同市堀金)で始まった。同JA女性部加工食育関連委員会が伝統食の伝承や地産地消の推進を目的に作ったもので、藤岡八枝子委員長は「安心安全な、昔ながらの伝統の味を楽しんで」と話す。 牧大根ぬか漬けの販売はことしで2年目を迎える。昨年は、用意した200`が1週間ほどで完売する盛況ぶりだった。ことしは400`を用意したが、販売前からの問い合わせも殺到しているといい、2週間ほどで完売する見込みだ。

雪国文化を体感 大町西小 住民と交流
 大町市の大町西小学校は15日、豪雪地域の自然や住民生活を学ぶ「雪国探検」を、ヤナバスキー場周辺地域で開いた。2年生約60人が地域住民らと交流しながら、かんじきやかまくらなど、雪国ならではの文化を体験した。 市内でも豪雪地域の、平加蔵地区の加蔵正一さん方では、住民手作りの高さ約3bの雪だるまが、児童たちを出迎え。雪を使った昔ながらの冷蔵庫「土むろ」や、巨大な雪山の滑り台を用意し、住民の知恵や雪遊びの楽しさを、子どもたちに伝えた。児童たちは屋根の上から、降り積もった雪の中に飛び降りるなど、普段体験できない雪の魅力を満喫。「雪国で、一番大変なことは」などと住民に質問し、加蔵さんが「多い時は60〜80aも雪が降るため、道をつくるのが一苦労」と答えていた。「雪国探検」は生活科の授業の一環として、子どもたちに地域と親しんでもらおうと、毎年行われている伝統行事。
信州走る列車大集合 鉄道おもちゃフェア
 安曇野市穂高の大王わさび農場で2月14日までの毎週末と祝日、第7回鉄道おもちゃ&模型チャリティーフェアが開かれている。本格鉄道模型Nゲージや手作りプラレールの大型ジオラマなどが展示されている。信州を走る列車の大集合に多くの来場者でにぎわい鉄道の世界を堪能している。 プラレール大型ジオラマには無数のレール。10車両以上が走る光景は圧巻で、子どもたちの関心が集まる。 展示されているNゲージやプラレールはすべて運転体験ができる。
正月遊び楽しむ 小谷保育園 福笑いやかるた
 小谷村の小谷保育園(山田圭佐美園長、園児71人)で15日、新春恒例の行事「お正月遊び」が行われ、園児がかるたや羽根つきなど、昔ながらの日本の遊びに親しんだ。 日本の伝統的な風習に理解を深めてもらおうと企画。かるた遊びや百人一首の坊主めくり、福笑い、すごろくなどの遊びが用意され、たて割り班に分かれてコーナーごとに交代で体験した。  給食は小正月にちなみ、たつくりやなますなどの縁起料理が提供され、正月の由来について理解を深めていた。
中綱湖まだ「雪氷」 4季ぶり穴釣り解禁期待
 15日の大北地域は、大雪注意報が発令されて北部を中心に朝から小雪が舞う寒い1日となった。大町市平の中綱湖では、湖面に雪が積もり雪野原のように一面が真っ白となった。同湖では昨年まで、結氷しても氷が厚くならず3シーズン連続でワカサギの穴釣りが解禁されなかった。ことしは雪も多く冷え込む日が続いていることから、愛好家は4季ぶりの解禁に期待を寄せる。
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1月の一覧
萬物作り*L穣祈る 金の鈴まごころ会小正月行事
 池田町で農産物の直売などに取り組む金の鈴農産物等生産組合まごころ会(袖山光代組合長)は15日、小正月の伝統行事「萬(よろず)物作り」体験会を池田町二丁目のスペース0(ゼロ)で開いた。組合員が農の伝統行事を通して朝市の来店者や取引先と交流し、ことし一年の豊作と健康、繁盛を祈った。 萬物作りは、14日の小正月に米粉を使ったまゆ玉や野菜玉を柳の枝に飾り、併せて紙に毛筆で「萬物作」と四字熟語を掲げて供え、一年間の繁栄を祈る行事。米粉玉は20日ころにゆでて砂糖じょうゆで煮付けて食べる。かつて養蚕と農業が主産業だった同町近隣に伝わるとされ、同組合では、朝市の来店者やホテルなど取引先への感謝の気持ちを伝えようと伝統行事を復活させ、ことしで10年目を迎えた。