2010年1月19日(火)付


地下水利用の「省エネ」紹介 大町の景水 信州エコ泊@莱で
自然環境にやさしい宿泊施設の運営を目指す、県温暖化対策宿泊施設協議会と「信州エコ泊@莱」は19日、松本市中央公民館で開く。県内で先進的な取り組みとして、大町市の大町温泉郷・緑翠亭景水が、地下水を熱源として利用した省エネシステムを紹介する。景水の「ヒートポンプシステム」は、地下約100bからくみ上げた、地下水の熱エネルギーを利用し、施設内の冷暖房や給湯などに生かす設備。CO2排出量と燃料費など経費の削減が、両立できるという。同施設は昨年2月から、地域の魅力である豊かな自然環境に配慮した運営などを目指し、システムの運用を開始。12月までの対前年比で、省エネ性能が一次エネルギー換算値で27%減、CO2排出量が39%減となっている。同施設の碓井守・専務取締役は「地方の旅館は、景観や温泉など自然の恩恵を受けて、運営している。県内の宿泊施設で、環境への取り組みが広まっていけば」と話した。
自然に親しみスキー交流 小谷と高森の子ども育成会
 小谷村育成会(平林哲夫会長)とスポーツを通じて交流している下伊那郡高森町子ども会育成会(後澤誠会長)の4年生から6年生までの児童29人が16、17の両日、スキー交流会で同村を訪れた。両町村の交流事業の一環。2日間とも快晴に恵まれ、絶好の雪質の栂池高原スキー場で、村内の児童とスキーや雪遊びを体験した。 初日は宿泊先の「びゅう栗田」で歓迎式が行われ、一行は8グループに分かれてさっそくゲレンデへ。地元のジュニアの子どもたちや育成会役員の指導で滑り方の基礎を教わり、雪国の自然に親しみながら交流を深めた。 夜は鐘の鳴る丘ゲレンデで雪遊びが行われた。昼間と同じコースながら、照明に照らされてまったく違った表情を見せるナイターゲレンデで、そり遊びを存分に楽しんだ。 2日目も半日いっぱいスキーを満喫。目を見張るほどの上達ぶりを見せ、楽しい思い出をたくさんつくりながら交流会を終えた。
子どもの成長実感 高瀬中3年生が保育実習
 池田町の高瀬中学校3年1組の生徒34人は18日、技術・家庭科の授業で池田北保育園(、宮島雪江園長、園児62人)を訪れ、保育実習を行った。年長者として遊びを考え、育ち盛りの子どもたちに触れることで、子どもの成長のようすを実感した。年少から年長までの園児約50人は、童謡「雪」や「こぶたさんのおうち」の手遊びなどで生徒を歓迎。生徒はけん玉や縄跳び、逆立ち歩きなどの特技を披露し、園児は「すごい」「大きくなったらできるかな」と拍手や歓声を上げていた。
全国目指しスキー熱戦 小谷栂池で県大会週間
 小谷村の栂池高原スキー場を会場に17日から23日まで、県スキー連盟主催の「第32回長野県スキー大会週間」が開かれている。 冬季国体、全日本スキー選手権大会、中学校総合体育大会スキー競技会、インターハイ、マスターズ大会など、県予選の7大会を一気に開催。3000人余の選手が全国への出場をかけて熱戦を繰り広げている。 18日の競技初日は栂池高原スキー場白樺ゲレンデで中学男女回転競技、前山クロスカントリーコースでインターハイ男女予選、全日本女子予選のクロス競技と中学ノルディックコンバインドクロスカントリー競技、白馬ジャンプ競技場名木山シャンツェで中学大会ジャンプ競技が行われた。 冬晴れの絶好のコンディションの中、選手たちは練習の成果を存分に発揮し、次々と好タイムを繰り出していた。
白馬勢最多の6人五輪出場 柏原さんスキー最年少で初
 開催まで3週間ほどに迫ったバンクーバー冬季五輪スキー競技に、白馬高校出身者を含め白馬村から、女子モーグルの上村愛子選手や、同五輪スキー代表最年少の柏原理子(みちこ)選手ら6選手が代表入りを果たした。白馬から過去最多となる五輪出場に村内は沸いている。 スキー代表最年少で初の五輪出場を決めた女子距離の柏原選手。今月11日から17日まで同村で行われた全日本学生スキー選手権大会出場中に代表入りの知らせを聞いた。「うれしいが、まだ現実味がない状態」と目標としていた舞台への出場にも、戸惑いをのぞかせたが、「選んでもらったからには、自分のベストを出す。声援を自らの力に変えて頑張りたい」と力強く抱負を語った。
麻雀で健康に 大町常盤公民館が教室
 大町市常盤の常盤公民館は18日、生活習慣病や認知症予防に効果があるとされる健康マージャンの教室「きらり健康マージャン講座」の初回を同公民館で開いた。市内などから11人が参加。基礎から麻雀を習い、仲間とゲームを楽しんだ。健康マージャンは仲間づくりや手先を動かすことでボケ防止ができることなどが魅力。酒を飲まない、タバコを吸わない、賭け事をしないなど規定を設け、誰でも楽しめる。同講座は2年目で、ことしは昨年の同講座受講生が立ち上げたサークル「雀の会」(倉科豊会長・8人)会員らが指導にあたり、全7回の講座が開かれる。
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