2010年1月20日(水)付
八坂 きょう「大寒」凍りつく大滝 20日は、二十四節気のひとつ「大寒」。暦では、寒の入りの「小寒」と、春のはじまり「立春」にはさまれ、1年で最も寒い時期とされる。長野地方気象台によると、20日の県内の天気は、予想最高気温が平年と比べ6度ほど高くなる。22日ころから、再び冬型の気圧配置が強まり、北部を中心に雪が降りやすくなるという。大町市八坂の八坂大滝では、高さ約50bから降り注ぐ水しぶきが凍りつき、まるで鍾乳石のように、滝の下からせり上がっている。ほとんど姿を見せなかった昨年から一転、3bほどの大きさになっている。2月にかけて、さらに大きくなるとみられる。 |
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五輪迫り 地蔵に「エール」 白馬で応援ムード高まる 白馬村出身6選手が出場するバンクーバー冬季五輪まで1か月を切り、白馬村内では応援ムードが高まっている。JR白馬駅東にある「木流かさ地蔵」では、お地蔵さんを囲んだかまくらに出場選手の名前と応援メッセージを書き込み、エールを送っている。 木流地蔵を使った応援は、白馬町活性化推進委員会が企画。6体のお地蔵さんたちに、選手の活躍を願いながら、かまくらに「がんばれ」の言葉をスプレーで書いた。白馬町からのメッセージとして写真を選手たちに届ける予定だ。 同村でも、村内小学生らが寄せ書きした応援メッセージを選手たちに届けるなどさまざまな応援企画を用意している。 バンクーバー五輪は来月の2月12日に開幕。白馬村からは、女子モーグルの上村愛子選手、男子モーグルの西伸幸選手、男子距離の成瀬野生選手、女子距離の柏原理子(みちこ)選手、複合の渡部暁斗選手、女子スキークロスの福島のり子選手が出場する。 |
各地で自然美霧氷 厳しく冷え込んだ大北各地で、霧氷の幻想的な世界が広がっている。氷点下の環境で姿を現す自然美が、雪深い地域ならではの景色をつくり出し、観光客らの視線をくぎ付けにしている。 白馬村大出地区のつり橋近くでは早朝を中心に、姫川からの水蒸気が冷やされ、周辺の木々に凍りついた光景が広がる。日差しを受け時折、木々が一気に光り輝く瞬間も見られる。 北アルプスを背景に一瞬の姿を写そうと、多くのカメラ愛好家らがシャッターチャンスを狙っている。 霧氷は、氷点下の環境で起こる自然現象で、空気中の過冷却水滴や水蒸気が樹木などに衝突してできる。樹氷や粗氷、樹霜の3つに分類されるという。 |
凍りもち作り最盛期 大町の社直売所 大町市社のJA大北社直売所友の会・こおりもち部会(伊藤脩司部会長)の、日本伝統の保存食・凍りもち、あられ作り作業がピークを迎えている。3月の販売に向けて、乾燥の作業がすすめられている=写真。同直売所の凍りもち作りは平成13年からで、昔はどこの家庭でも作っていた凍りもちを手軽に食べてもらい、伝統を引き継いでいけるようにと始まった。19日はあられ作りの作業を中心に、15人ほどで作業が行われた。地元産のもち米・もちひかりを使ったもちをのし、1・5a角に切りそろえていった。棚に広げ、2月末まで陰干しをする。凍りもちは一定の大きさに切りそろえたあと、水に浸してしみさせながら乾燥させる。期間中はあられ約900`、凍りもち約700`をつくる。出来上がったあられは3月1日から、凍りもちは3月20日ころから店頭で販売される。 |
大町 正月遊びで交流 あすなろ保育園と民生委員 大町市常盤のあすなろ保育園(丸山恵子園長)の年長園児約60人と常盤地区民生委員(丸山弘文同地区民生委員協議会長)の交流が19日、同保育園であった。昔ながらの正月遊びや2月の季節行事・節分について教わりながら、交流を深めた。子どもたちは各クラスに分かれた委員ら8人とかるたやすごろくなどの正月遊びを楽しみながら、正月の行事を満喫。節分で追い払う「鬼」は病気やけがを指すことや豆は鬼などの魔物を追い払う効果があること、玄関先にイワシの頭とヒイラギを飾る意味などを教わった。「豆は年の数より1粒多く食べると健康に過ごせる」と教わると、子どもたちは「私は7つ食べる」などと節分を心待ちにしていた。 |