2010年1月22日(金)付


白馬勢に届けエール 南小で五輪応援旗作り
 バンクバー冬季五輪大会に出場する白馬出身6選手にあてた応援旗の制作が21日から、白馬南小学校を皮切りに始まった。子どもたちは、五輪での活躍を願いながら「金メダル目指して頑張って」などメッセージを国旗に書き込んでいった。 南小では、同小学校出身の男子距離・成瀬野生選手と、女子距離・柏原理子(みちこ)選手に向けて応援メッセージ。 子どもたちはマジックを手に、縦90a、横130aの国旗2枚を取り囲んだ。木我直由校長が書いた「絆 Do your best」の言葉を中心に、「思い切り楽しんできてください。白馬より応援しています」など思いおもいの言葉で選手にエールを送った。 応援旗制作は、白馬北小や白馬中、白馬高校でも今後行われ、来月には、現地カナダに応援に行く選手家族に贈呈する予定だ。
大町西小 公園の落書き消そう 市が道具貸し出し

 大町西小学校3年1組(担任・小林誠教諭)は学校近くの大町西公園の落書き消し作戦を行うことになり21日、クラス27人全員が大町市役所を訪れて市から落書き消し作業の道具貸し出しを受けた。2月1日に実施する予定で、市との協力で子どもたちが地域環境美化に乗り出す。
一足早く節分豆まき 大町すくすく広場
 大町市の大町公民館の未就園児を対象にした親子教室「すくすく広場」が21日、同公民館で開かれ、子どもたちが節分の豆まきを体験した。親子28組が参加し、手作りの鬼の面をかぶって鬼に豆を投げ、追い払った。子どもたちは、自分たちで鬼の面にクレヨンで色付けした、色とりどりの面と色紙で豆を入れる升を手作りして、豆まきの準備をした。会場にボランティアらが扮(ふん)した赤鬼と青鬼が登場すると、「みんなのなかにいる風邪の鬼、泣き虫の鬼、わがままの鬼を追い出しましょう」と「鬼は外、福は内」のかけ声で鬼に豆を投げつけた。子どもたちは鬼の姿に泣いたり、果敢に立ち向かったりと奮闘していた。
園児人形劇に笑顔 池田のグループ訪問
 池田町を中心に活動している読み聞かせグループ、「会染母(ぼ)んばー」は、町内3保育園の園児に、読み聞かせや人形劇などで楽しい時間を提供している。21日は、南保育園(矢口澄子園長・園児53人)を訪れ、手作りのぬいぐるみや段ボールの仕掛けを使ったお話など4話を遊戯室で披露した。小さな子にもなじみの昔話、「ももたろう」では、冷蔵庫用の大きな段ボールで制作した「回転式変身絵本」で話をすすめた。物語の代表的なシーンが6面にそれぞれ描かれ、主人公の桃太郎や登場する動物たちの輪郭を切り抜き、そこからメンバーが表情豊かに顔を出す仕掛け。園児たちは、話とともに動く人形や次々と展開する仕掛けに夢中になり、会場に笑顔があふれていた。
雪国の自然の中交流 白馬 姉妹都市河津の児童来村
 白馬村と姉妹提携を結んでいる、静岡県河津町の河津東小学校(小林通庸校長)の5年生14人が2泊3日の日程で同村を訪れ、雪国の自然に親しみながら白馬南小学校(木我直由校長)の児童と友情を深めている。 21日は白馬五竜スキー場で歓迎式と、南小の5年生児童26人とのスキー体験交流が行われた。式では南小児童を代表して、長澤妙さんが「河津の皆さん、白馬にようこそ。スキーをやったことのある人もない人も、私たちがスキーを教えるので安心して思い切り楽しみましょう」と歓迎の言葉を述べ、東小代表の土屋藍子さんが「交流会をずっと楽しみにしてきました。2日間で良い思い出をたくさんつくりたいです。よろしくお願いします」とあいさつした。 白馬ではこの時期珍しい雨降りに、南小児童が「せっかく来てくれたのに雨なんて」と残念がると、河津の児童が「そんなことない。こんなきれいですごい雪景色は初めてで感動しているよ」と力強く返事をし、悪天候が逆に両校の児童の心を一つにする場面も見られた。
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1月の一覧
目指せどぶろくの村=@特区の小谷で免許取得セミナー
 小谷村の「小谷村スキー場地区再生協議会」(荻沢洋平会長)は19日から初の取り組みとなる「小谷杜氏の郷・どぶろく特区醸造免許取得セミナー」を開講した。 同村は古くから酒造りの高い水準を持つ杜氏文化で名高いことから、どぶろくを通じた小谷杜氏の酒造りの技の継承と誘客効果をめざし、平成18年に特区として国の認定を受けている。 現在、村内ではその構想実現のため、宿泊業を営む清貞雄さんが村で唯一の免許取得者としてどぶろく醸造を行っている。同会では今回、さらなる醸造免許取得者の拡大で食のもてなしによる魅力向上をはかろうと、取り組み支援を決めた。