2010年1月24日(日)付

歌や踊り 元気に披露 こぶし保育園で発表会
 大町市栄町の市立こぶし保育園(中村慶子園長・園児65人)は23日、子どもたちが園生活で学び身につけた活動の「発表会」を遊戯室で開いた。歌や踊りの披露に、集まった多くの保護者や兄弟らが拍手を送った。園児たちは、音楽とリズム劇をそれぞれ年齢ごとのクラスで発表。初めての体験となった年少児のかわいらしくほほ笑ましい場面や、4月から小学生になる年長児のたくましく成長した姿が見られた。子どもたちは、大勢の前で緊張しながらも、友達と声を合わせることを意識しながら歌を歌い、楽器を演奏。配役に合わせた衣装を身に付け一生懸命練習した振り付けで元気よく踊っていた。

登山の歴史 50年節目祝う 大町 山の会が記念式典
 大町市や近隣の社会人山岳愛好者でつくる「大町山の会(榛葉伸男会長)」は23日、50周年記念式典を大町市日向山のくろよんロイヤルホテルで開いた。北アルプスのふもとを拠点に、先鋭的なアルピニズムで唐沢岳をはじめ国内外の山に挑んできた歴史の半世紀の節目を祝った。同会は昭和33年1月に市立大町山岳博物館の野外研究会「登山同好会」から発展し創立。五龍岳登山を初回に、北アルプス唐沢岳幕岩や後立山東面のルート開拓など、北アルプスをホームグラウンドに、四季を通じた登山に取り組んできた。
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1月の一覧
まんじゅう作り体験 小谷の介護予防 悠々くらぶ
 小谷村社会福祉協議会が、同村の介護予防事業の一環として開いている「悠々(ゆうゆう)くらぶ」が22日、同村役場で開かれた。 村内の65歳以上の高齢者を対象に、公民館などを巡回して地区ごとに実施し、簡単な運動や食生活指導を行って健康の大切さについて呼びかけている。今回は雨中や平間地区の高齢者が参加して、食生活改善推進協議会のメンバーがカボチャを使った「長寿まんじゅう」作りを体験した。 長寿まんじゅうは、カボチャを裏ごししたものに小麦粉や上新粉をまぜてまんじゅうの生地を作り、あんのかわりにチーズをはさんで蒸しあげるもの。栄養たっぷりで塩分を控えたしっとりした口当たりが高齢者にも食べやすく、カボチャの黄色が華やかで「まさに長寿」と人気だった。参加者はまんじゅうを作りながら日ごろの食事作りについての助言も受けた。 食後は自宅でできる簡単な運動を体験。参加者は楽しみながら介護予防について理解を深めていた。
「早寝早起き朝ごはんを」 松川村にキャラバン隊
 「早寝早起き朝ごはん」のキャラバン隊が23日、松川村のすずの音ホールを訪れた。「はやおきくん」などオリジナルキャラクターの登場に子どもたちから歓声があがり、クイズ大会や紙芝居など楽しみながら、リズムの良い生活の大切さを学んだ=写真。 同キャラバン隊は、子どもの生活習慣づくり事業の一環として文部科学省が実施した。村内外の園児や小学生ら約60人が参加した。「よふかしおにとはやねちゃん」と題した紙芝居などで会場は盛り上がった。
青少年育成へ連携強化 松川で村民運動推進大会
 第28回松川村青少年育成村民運動推進大会(大会長=平林明人村長)が23日、同村すずの音ホールで開かれた。青少年健全育成に携わる関係者が一堂に会し、「地域の子どもは地域が育てる」を合言葉に、さらに連携を深め取り組むことを確認した。 平林村長は「昨今の社会情勢は、少子高齢化も進み、子どもたちを取り巻く環境は大きく変わってきた。子どもたちが自然のなかでいろいろな体験を重ね、ともに遊び、ともに学ぶことを念頭に、我々大人が子どもたちにとって何が必要で何が有害かを的確に捉え、健やかに過ごすことができる環境をつくっていかねば」と、運動の推進に向け協力を呼びかけた。 同大会は「伸びよう 伸ばそう 青少年」を基本テーマに開催。青少年健全育成に尽力した団体、個人への表彰や=写真=、将来の夢などを語る地元小中学生の発表、村青少年育成村民会議各部会による活動報告などがあった。
文化財守る消防訓練 大町 26日防火デー控え盛蓮寺で
 第56回文化財防火デーを控え、大町市教育委員会、北アルプス広域大町消防署、市消防団などは23日、同市社曽根原の盛蓮寺境内で消防訓練を実施した。同寺の国重要文化財・観音堂をはじめとした失ってはならない文化財を万一の時にも守るため、備えを期した。市消防団や北アルプス広域大町消防署、寺関係者、地元自治会や自主防災会などから約110人が参加。寺庫裡の厨房から出火し、本堂に延焼の可能性があるとの設定で行われた。午前10時に火災を知らせるサイレンが鳴り、駆けつけた檀家や地元自治会でつくる観音堂自衛消防隊(隊長=松井弘雄曽根原自治会長)が放水銃を操作し、初期消火を行った。さらに消防団員や署員らがホースを展開し放水。自治会や自主防災会員らも、重要物品の搬出など、本番さながらに対応した。文化財防火デーは毎年1月26日。昭和24年のこの日に法隆寺金堂壁画が焼損したことを受け、毎年全国で文化財を守るための防災運動を行っている。同市では国宝の仁科神明宮や国重要文化財の若一王子神社、同寺の市内3か所を持ち回り、毎年実施している。