2010年1月28日(木)付


冬場の知恵♀wぶ 大町 女性有志 寒干し大根作り体験
 大町市八坂で棚田の再生に取り組む、「農の心 人をつくる会」の女性会員有志が、冬の特産品「寒干し大根」作りを学んでいる。生産農家の高齢化が進むなか、次世代の作り手育成と地域ならではの製品の普及を目指す。同地区の生産者・県義盛さん方では27日、会員2人が手順をメモにとりながら、製品作りを体験。氷点下の気候を利用し、ダイコンのかつらむきを乾燥させる、伝統の知恵と技術を学んだ。 2人は、かつらむき専用の機械を使い、ダイコンの加工に挑戦。いびつだったかつらむきが練習を重ねるにつれ、1本の均質な3〜4bの帯になり、わらを使って屋外につりさげられていった。
脳卒中予防℃タ践で 小谷村の健康教室開講
 小谷村住民福祉課主催による「脳卒中予防教室」が26日から、村役場保健センターで開講した。同村の健康教室の一環。村保健師や栄養士、専門家を講師に、脳卒中予防について座学と運動・栄養の観点から学びを深める。初回は村内の中高年らが多数参加して、「脳卒中ってどんな病気?」をテーマに、村保健師の佐々木千恵さんから実践的な講義を受けた。 佐々木さんは、大北管内の介護保険申請者の大半は脳卒中が原因で引き起こされると説明。高血圧や糖尿病の生活習慣病、過度の飲酒・喫煙が脳卒中になりやすい原因となっていること、予防するための日ごろの生活のポイント、万が一倒れたときの対処法など、細かく解説した。 保健師や栄養士らによる、脳卒中をテーマにした寸劇も披露された。参加者は楽しみながら理解を深めていた。
鳥獣害対策理解さらに 小谷 専門家招き講演会

 急増する野生鳥獣の被害防止に努めようと、小谷村有害鳥獣駆除対策協議会は26日、同村役場で「有害鳥獣対策講演会」を開いた。野生動物研究の専門家で、信州大学農学部技術交流普及部の泉山茂之准教授が講演。鳥獣害から農作物などを守るための正しい知識と的確な対策について理解を深めた。
手作り面の鬼退治 常盤 ともだち広場で豆まき
 大町市常盤公民館の親子教室「ともだち広場」で27日、節分遊びが行われた。インフルエンザまん延の影響で約3か月ぶりに開かれた教室に、約40組の親子が参加。手製の鬼の面をつくり、豆を投げつけ鬼を退治した。親子は色とりどりの画用紙を切り張りして怒った顔や驚いた顔、まん丸の目をしたかわいらしい顔などの鬼の面を作った。同地区民生委員扮(ふん)する鬼たちがやってくると、子どもたちは面をかぶり、泣いたり怖がったりしながらも鬼に豆を力いっぱい投げつけ追い払っていた。
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1月の一覧
絶景の中運動不足解消 白馬村 スノーシュー散策
 白馬村冬のはつらつ健康講座「冬の白馬を満喫」が26日、大出公園周辺で開かれた。約20人の村民が参加し、雪景色に包まれた里山をスノーシューで散策。絶景に心を和ませながら、冬場の運動不足を解消した。 ランドスケープ(景観)コーディネーターで木流川と親しむ会代表の浅香公夫さんをガイド役に、同公園周辺を2時間ほど巡った。参加者たちは「気持ちよいですね」などと声をあげ、雪原に残る動物の足跡や木々の新芽に目を向けながら白馬の冬を満喫した。 浅香さんは、身近な自然環境フィールドへの着目を呼びかけ「体を動かすという意識だけにとらわれず、五感を使って、楽しく遊ぶことを心がけてほしい」と話した。
クラス対抗百人一首熱戦 仁科台中
 大町市の市立仁科台中学校で26日、クラス対抗百人一首大会が開かれた。全校生徒488人がグループに分かれ取り札の数を競い合い、熱戦をくり広げた。同校で毎年開いている同行事は、百人一首を通して生徒同士の親睦(しんぼく)を深め、日本の文化を学ぶ伝統行事。生徒たちは国語の授業や空き時間に地道に練習を重ねてきた。行事実行委員会(降籏美里委員長)が中心となり開催した。生徒たちは各クラス1名ずつで構成した4、5人のグループに分かれ、放送で読み上げられる句に集中。上の句からきまり字がわかる上級グループでは、上の句が読み上げられているうちに「はい」とすばやい動きで札を取りにいく姿が見られ、接戦が繰り広げられていた。生徒たちは真剣なまなざしで札を取り合っていた。