2010年2月2日(火)付

特急列車2本に削減 乗客数の減少で廃止
 JR東日本は3月13日から、ダイヤ改正を実施する。大糸線では、合理化により現行3本の特急列車を、2本に削減。利用客の利便性向上を目指し、普通列車の運行時間と松本駅での乗り換え時間の短縮を図る。 普通列車は、島内駅でホーム改修により行き違いが可能となった影響で、運行時間が上りで平均約1分、下りで平均約3分短縮。特急列車は、現行の信濃大町駅午前7時14分発新宿行き、上り「あずさ6号」が、乗客数の減少などにより、廃止される。地元での特急列車廃止による影響に関し、市内の観光関係者は「上り列車の廃止で、誘客への影響は少ない」「関係機関と協力して利用率向上に努め、復活につなげたい」としている。
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2月の一覧

「信濃大町の詩」発売 矢車草の会がCD自主制作
 大北地域の住民有志でつくる「矢車草の会」(石曽根佐和江代表・15人)はこのほど、昨年7月に発表した大町を応援するふるさと讃歌「信濃大町の詩(うた)」のCDを自主制作した。さわやかで格調高い仕上がりとなり、3日から発売を開始する。男声と女声のソロ、混声四部合唱、カラオケをそれぞれピアノ伴奏、オーケストラ伴奏などの9バージョンを収録した。東京芸大出身のソプラノ、アルト、テノール、バスそれぞれの歌手の独唱と合唱、アンサンブル・金沢のオーケストラ演奏など、約30分の内容で構成される。同会では「このCDを通して学校や市民の大勢のみなさんに歌われ、大町に愛着と誇り、連帯が生まれ、活力が生み出されることを願っています」と話している。
振り込め詐欺防止 豊科サティで街頭啓発
 安曇野防犯協会連合会と安曇野署は、振り込め詐欺総合対策強化月間初日の1日、安曇野市豊科の大型店・豊科サティで、街頭啓発活動を行った。ユニークなキャッチフレーズ「被害に遭うことなく、お金とカイロでふところ暖かく」を掲げ、カイロを配布しながら被害防止を呼びかけた。 昨年4月に立ち上げられ同連合会の「安曇野振り込め詐欺撲滅隊」や署員15人が参加し、「被害に遭うことのないよう、振り込む前に確認を」などと声をかけていった。 安曇野振り込め詐欺撲滅隊は、安曇野署管内の金融機関でつくる組織。ATM中心での啓発を主に活動している。中島光章会長は「水際で食い止めるという役割をきっちりと果たしていきたい」と話している。
天然石でアクセサリー 池田町創造館で教室
 池田町創造館は30日、「ビーズ&パワーストーン アクセサリー教室」を開いた。町内を中心に住民12人が、ストラップやブレスレットなど、天然石を使ったオリジナル作品作りを楽しんだ。教室は、町内でアクセサリーなどの制作販売に取り組む、川田輝美さんを講師に開いた。お守りとして高い人気があるという、天然石アクセサリー作りに、多くの問い合わせがある盛況ぶりだったという。参加者は、アメジストやターコイズなど、穴が開いた天然石やビーズを、一つずつワイヤに通し、思い通りのデザインに挑戦。細かい作業を行う手元に目を凝らし、制作に集中していた。
昭和の農村豆まき再現 あづみの公園で節分体験
 安曇野市の国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区は31日、親子の田園体験教室「節分豆まき」を同公園のあづみの学校社会科教室で開いた。安曇野地域で昭和30年代ころまで立春の前日に行われていた節分を再現し、伝統的な農村生活に触れた。同市三郷の及木老人クラブ学習会の高山和夫会長が講師を務め、昔ながらの行事を紹介した。一家の主人が豆をまき、その後ろを子どもたちがすり鉢を頭にかぶり、すりこぎやほうきを持って練り歩く。わざわいを「鬼」としておそれ、一家の幸せを願った当時の様子がしのばれる。高木会長が先頭に立って、台所に祭られた大黒様から館内の出入り口や各部屋を回り、豆をまいた。約100人の親子が訪れた会場には「福は内、鬼は外」「ごもっとも、ごもっとも」という独特の掛け声が飛び交った。
落書き消し作戦展開 大町西小3年 西公園で
 大町西小学校3年1組(担任・小林誠教諭)は1日、学校近くにあり自分たちも利用する大町西公園の落書き消し作戦を行った。クラス全員がペンキ塗りなどの作業をし、大人たちのマナーの悪さにびっくりしながらも、作業を楽しんでいる様子だった。 子どもたちが1学期から総合的学習の時間に西公園探検をして良いところ、おもしろい場所を見つけたところ、たくさんの落書きがあり、ごみも捨てられていることが分かった。身近な場所をきれいにしようと清掃を行っていたが、今度は落書き消し作業をすることになった。 市から紙やすり、ペンキ、薄め液のシンナー、はけなどの貸し出しを受けた子どもたちは、あずまや、公衆トイレ、遊具に分かれて作業。木製部分は紙やすり、コンクリートのトイレ壁や遊具などは落書き消しスプレーをかけてきれいにしてから、ペンキやラッカーを塗って仕上げた。