2010年2月3日(水)付


商店街の活性化目指す 空き店舗で木彫り灯り 大町
 大町市の「きもの萬手仕事等致候処『小ずく屋本舗』」(小林初美代表)は、木彫作品展を九日町の旧松直呉服店で開いている。商店街の活性化につなげようと空き店舗を活用し、地元木彫家2人が制作した灯(あか)り8点を、ウインドーに展示した。作品は、大町市の廣川伊知朗さんと、安曇野市の「手仕事屋きち兵衛」さんが制作。電球と木彫を組み合わせた照明器具、木と布を使ったランプシェードなどが並び、温かみがある光が夜間の沿道を照らしている。
多彩に音楽イベント 白馬ミュージックウイーク開幕
 冬の白馬をスキーやスノーボードとともに音楽で楽しむ白馬村の初企画「白馬ミュージックウイーク」が1日から開幕した。14日までの2週間、村内の音楽サークルによる手作りのコンサート、リゾートホテルでのシックなライブ、一流のプロのコンサートまで、多彩な音楽イベントを繰り広げる。 初日は、幕開けとなる「混声合唱団ハーモニー白馬ウインターミニコンサート」が白馬五竜スキー場エスカルプラザで、「白馬樅の木ホテルラウンジコンサート」が和田野の同ホテルで開かれた。 エスカルプラザでは50人余の聴衆が来場。ハーモニー白馬は日本の唱歌など、この日のために練習してきた多数の曲を披露した。時には聴衆が歌声に合わせてなじみの曲を口ずさむなどして盛り上がった。 樅の木ホテルでは、村内在住の女性ピアニストが演奏。宿泊客ら多数の聴衆が響き渡る美しい調べに聴き入っていた。
節分行事楽しむ 小谷 親子ふれあい教室
 小谷村公民館と村住民福祉課は2日、親子ふれあい教室を開いた。3歳未満の小さな子どもの保護者らが多数参加して、節分行事を楽しんだ。 最初に鬼の面作りが行われた。スタッフが子どもたちに人気のアニメのキャラクターをかたどった鬼の型紙を用意。色鉛筆やクレヨンを手に、思い思いに色を塗っていった=写真。 はみ出すこともあったが、かわいい表情のカラフルな鬼の面が完成。頭につけたり、見せ合ったりして楽しんだ。その後、段ボール箱で作った、的あて式の鬼で、落花生をぶつけて節分の豆まきを体験。「鬼は外、福は内」と、保護者の声に合わせて元気に豆を投げ、1年の厄よけを願った。
お兄さん、お姉さんと対面 松川小で園児一日入学
 松川村の松川小学校(飯田茂校長)で2日、来年度、同校に入学予定の園児ら103人を対象に、「一日入学」が行われた。在校児童とふれ合い、学校のようすを知る事で、子どもたちの不安を解消し期待を高めるねらい。村内保育園や近隣の幼稚園に通う子どもたちは、校内の集会場「王鳳館」に集まり、1年生のお兄さん、お姉さんと対面。笑顔の歓迎を受けた。「なかよしペア」を組み各教室に移動した子どもたちは、給食のビン入り牛乳のふたに色を施し、中央につまようじを差し込んだ「コマ」を工作。「何色が好き」、「かしてごらん」と、昨年とは立場が変わり、成長した1年生の姿も見られた。後半は、校内の探検に出発。理科室などを回り授業風景や展示模型などを見学しながら、学習や学校のようすに興味を示した。
さよなら「キハ52」 JR大糸線 3月12日 昭和の車両引退
 JR大糸線南小谷駅から糸魚川駅間の非電化区間を走るディーゼル車両「キハ52」が、春のダイヤ改正前日の3月12日をもって運転終了となる。昭和中期に製造され、全国で数えるほどしかない貴重車両のキハ52。沿線には連日、多くの鉄道ファンが訪れ、峡谷美の中を走る列車にカメラのシャッターを切りながら、古きよき時代を感じさせる車両との別れを惜しんでいる。 キハ52は、キハ20の出力アップ版として昭和33年に製造された車両。現在は、大糸線を走る3車両を含め全国に10車両のみが走っている。大糸線では平成4年から運用され、朱色や青と黄のツートンカラーなど旧国鉄時代の車体色に塗られ、多くの鉄道ファンに愛されてきた。
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2月の一覧
力いっぱい豆まき 大町子育て支援センター
 節分前日の2日、大町市児童センター(滝沢多恵子センター長)内の子育て支援センターで豆まきイベントが行われた。豆まきは、立春の前日となる3日に豆をまき、病気や災難などの邪気をはらい清める行事。未就園児親子や子育てサークルの親子約40組が参加し、豆を投げて邪気とされるオニを追い払った。子どもたちは「オニのパンツ」の曲にあわせて踊ったり、「まめまき」の歌を歌い「オニは外、福は内」と願った。会場には大町西小児童が工作したかわいらしい赤オニが登場。子どもたちは事前に作ったオニの面や桃太郎の衣装を身にまとい、オニに向かって力いっぱい小袋入りの豆やアメを投げ、オニを退治した。