2010年2月13日(土)付


商店街再生≠ノ特別賞 大町わちがい イノベーション大賞で
 革新的な技術や活動に贈る、第5回「信州イノベーション大賞」表彰式が10日、長野市で開かれた。大町市から上仲町の和食店「わちがい」が、商店街再生貢献賞(特別賞)を受賞した。同店は、築130年の町屋造りの古民家を再生し、地元食材の魅力をアピールする料理などを提供。観光ボランティアの拠点として各団体と協力し、芸術作品の展示や地域振興などにも取り組んでいる。同大賞は、信州大学産学官連携推進本部などが主催し、県内の先進的な技術開発に取り組む企業や、観光振興に取り組む団体などを選出。8部門11団体を表彰した。同店の渡邉充子代表は12日、大町市役所を訪れ牛越徹市長に受賞を報告。「受賞は、元気な大町につなげようと、協力してくれたみなさんのおかげ。これからも地域の持つ財産を生かし、活動していきたい」と話した。
トップページ

●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2010 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.

2月の一覧
交通ルール再確認 シルバー人材センターが教室 池田
 池田町の北アルプス広域シルバー人材センター池田地区は12日、会員たちの交通ルールの意識を高めようと交通安全教室を開いた。大町警察署池田町警部交番や池田松川地区交通安全協会、県交通安全教育支援センターの協力で実施した。高齢者の交通事故や振り込め詐欺が多発する中、会員たちが自ら身を守り、事件事故に遭わなようにと周知する取り組みに約80人が参加。DVD上映や寸劇、管内の事例発表などでシートベルトの必要性とその効果などを学び、70歳以上に特有の交通ルールに対する知識を高めた。参加者は、後部座席に座る同乗者のシートベルト装着、未装着における被害の違いをダミー人形を使った追突事故実験映像で学んだ。未装着の場合、フロントガラスに頭部をぶつけたり車外放出もみられ、命にかかわる事も多いと指摘を受けた。
感謝祭にぎわう 白馬 岩岳スキー場
 白馬村の岩岳観光協会(矢口公勝協会長)は12日、同スキー場で「岩岳感謝祭」を開いた。日ごろの感謝を込め、幅広い年齢層に冬の1日を楽しんでもらおうと毎年行われている。県内外から訪れた多数のスキー客らでにぎわった。 メーンイベントはゴンドラ乗り場前を特設会場に、地場野菜をふんだんに使った名物の2000人分の大鍋のみそ汁や甘酒、たる酒などの振る舞いや、大抽選会など多彩なイベントを実施。併せてスキー・スノーボードの無料アドバイスレッスンが行われ、人気を集めた。
「てる坊市場」設立 4月から池田ハーブセンター運営
 4月1日から池田町ハーブセンターを運営する指定管理者の「池田町ハーブセンター運営組合」(大出美晴代表)は、現在の任意組合から法人化に移行し「鰍トる坊市場」としてスタートする。 同市場の創立総会は11日、町創造館に株主や来賓ら約50人が出席して開き、定款(ていかん)の承認や取締役・監査役の選任、資本金の決定など行った。代表取締役などは来週以降に開く役員会で決定する。資本金は1161万円。法人化について役員らは「手続きなど運営面でやりやすくするのがねらいで、法人化により資金調達など協力や支援が受けやすくなる」と話した。ハーブセンター運営組合は昨年11月10日に設立され、12月にハーブセンターの指定管理者指名業者に決定。今年1月から役員会で法人化についての検討を進め、28日の臨時総会で法人化移行を決定した。
雪崩備え救助犬訓練 白馬のNPO「ACT」
 白馬村の雪崩処理を含む雪崩専門の活動組織・NPO法人「ACT(アクト)」は12日、同村白馬47スキー場で雪崩救助犬の訓練を実施した。 万が一の雪崩遭難・災害に備え、より良い救助方法を検証する予防啓発活動の一環。災害救助犬は災害時に生き埋めになった人を優秀な嗅覚で捜索・救助するために特殊な訓練を受けた犬のこと。ACTは雪崩救助活動を行う中で、救助犬の高い能力に注目。ともに現場活動をする救助犬(ハンドラー)の育成・普及で災害時の生存救出の可能性を少しでも向上しようと、同スキー場の協力により、毎年訓練を行っている。 今回は雪の堆積(たいせき)した斜面で横穴を掘って人が隠れ、重機で雪を吹き付けて人の痕跡を消した場所を作り、救助犬が埋没者を捜索する訓練が行われた。
災害備え救助訓練 北アルプス広域消防署
 大地震などの災害に備えて北アルプス広域消防本部(唐木修消防長)は12日、災害対応訓練を大町市仁科台中学校旧校舎で行った。消防本部の救助隊員20人が実際に床に救出口を開け、建物内に残された人を救助する訓練が実施された。隊員の安全を確保しながら大震災時さながらの訓練に取り組んだ。取り壊しが予定されている仁科台中学校旧校舎を利用し、大地震が発生した際の対応力向上、救出方法の確立などを的確にできるようにと実施された。実際の災害での効果的な救助方法を経験した。