2010年2月14日(日)付


渓流釣り通じ環境整備 大北漁協が河川湖沼浄化講演会
大北漁業協同組合連絡協議会(猿田勝文会長)は13日、河川湖沼浄化講演会を、大町市のサン・アルプス大町で開いた。組合員や釣り愛好家ら約100人が来場し、渓流釣りを通じた環境整備や地域振興を学んだ。講演会は、水産総合研究センター中央水産研究所=栃木県=の主任研究員・中村智幸氏と、愛知工業大学教授で、釣り場の環境整備などに取り組む「北の安曇野渓流会」会長・石垣尚男氏を講師に開催。
真心こもった商品並ぶ なでしこマーケット盛況
 大町、安曇野両市などの女性企業家でつくるアルプス女性企業家会議(佐々木みつえ会長)主催の第6回信州・なでしこマーケットは13日、安曇野市豊科のスイス村サンモリッツホールで開かれた。女性ならではの真心こもった商品が並び、地域の恒例イベントとしてすっかり定着した。 地域活力を生み出すことを目的に開いているもので同会議会員企業のほか、地域からの参加協力店29社の販売ブースが並んだ。安曇野産の米や野菜を使った総菜、日用雑貨や装飾品、手作り商品など多彩な品ぞろえに、会場を訪れた人たちは両手いっぱいに買い求めていた。
バンクーバーまで声援を 白馬 応援会場を設置
 白馬出身の6選手が出場するバンクーバー冬季五輪が13日開幕した。村では村多目的ホールに大型スクリーンを設置した応援会場を開設している。関係者は「迫力ある生放送で、地元選手の勇姿を多くの人に見てもらい、バンクーバーまで熱い声援を届けてほしい」と呼びかけている。 会場中央のスクリーンは縦3b、横7bの200インチ。スクリーン上部には「バンクーバーオリンピック出場おめでとう・がんばれ白馬で育った選手たち」と書かれた横断幕を掲げ、左右に6人の選手の名前を書いた垂れ幕とバンクーバー五輪をイメージしたパネルが飾られている。 応援席は150席を準備。入場無料で、村内外の誰でも観戦できる。入場は6選手の競技が生中継される時間に合わせて競技開始の30分前から。観戦用の応援グッズとして「がんばれ!白馬」と書かれた日の丸の小旗500本を用意して来場者に配布するほか、ホットコーヒーの振る舞いも行う。
無投票の公算も 松川村議選 低調な動き
 任期満了に伴い3月16日告示、同21日投開票の日程で行われる松川村議選(定数12)まで、1か月余と迫った。13日現在では現職10人、新人1人の出馬が固まり、前哨戦を繰り広げているものの、そのほかでは擁立に向けた動きは鈍く、村民の間では「無投票」の声もささやかれている。現職では、平林源起氏(72)=緑町・4期=と、矢口弦八郎氏(69)=細野・2期=の不出馬が確実視される。平林氏の後任として緑町で新人1人が準備を進めているものの、細野で擁立を目指した新人は出馬の見送りが決まるなど、動きは低調で盛り上がりに欠ける。前回選挙で2議席から1議席を失った日本共産党は新人の擁立を摸索している。告示まで1か月となっても立候補予定者が定数に満たない状況で、無投票の公算が高まっている。平成18年3月19日の前回村議選は、定数が4減の12となって初めての選挙だったが、現職11人、新人6人の計17人が乱立し、定数を5人上回る大激戦を展開した。今回は、定数4減の影響で当選ラインが上昇したことに加え、地元地区の推薦や基礎票が必要となりさらに上乗せを図らなければならず、後援会などの組織づくりや、全村から集票する全国区型の選挙だけでは難しいことから、新人擁立に向けた動きが影をひそめている状況。
わら工芸で地域貢献 大町老連が教室
 大町市老人クラブ連合会のわら部会(市川喜代志会長)は17日まで、わら工芸教室を同市役所消防団詰め所で開いている。伝統文化を守り地域に貢献しようと、受講生たちが地域のイベントや神社に提供する、工芸作品を作っている。 同会は毎年、立山黒部アルペンルート・オープニングカーニバルで市内を練り歩く、戦国武将・佐々成政の武者行列用に、わらぐつを提供。ことしは、武者たちが履く、防寒用の「しっぺそ」20足を用意している。教室では、中信地区の市町村から約50人が参加し、大町の高齢者から昔ながらの農村文化を学習。伝統的な工芸品のほか、技術を応用した布ぞうりやスリッパ、ストラップとしても使えるミニぞうりなど、実用的な作品作りも行っている。
農業活性化へ理解 大北の振興推進協が研修会
大北地区農業振興推進協議会(会長=宮澤敏文県議)は12日、大北農業パワーアップ研修会を、松川村多目的交流センター「すずの音ホール」で開いた。大北地域の農業関係者ら約80人が参加。講演会や事例発表などを通し、地域農業の活性化策への理解を深めた。 研修会では、NPO法人「えがおつなげて」の曽根原久司代表が、地域資源を活用した農業、農村の活性化を講演。都市住民が参加した耕作放棄地の再生や企業と連携した遊休農地の活用法など、都市と農村の交流事業を紹介した。会場では、農産加工品による新たな特産物づくりや、棚田の保全など農業振興に取り組む、大北地域の3団体を表彰。大町市の常盤地区転作促進直売所友の会「かたくり」と、松川村板取西部営農組合、白馬村の青鬼地区柴米生産者が受賞し、事例を発表した。
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