2010年2月16日(火)付
「滑らない」草履で応援 大町の平林さん 合格祈願グッズ配る 受験シーズン最盛期。大町市でわら工芸に取り組む平林清信さんは、雪道でも「すべらない」わら草履にちなんだ、お守りを作っている。「合格(ごうかく)」と掛けた5角形のミニ草履で、地域の子どもたちに配り、受験を応援している。草履は、約1・5〜2aの大きさで、ストラップとしても使えるよう、ひもにつりさげられている。細かい作品の制作に適した、わらの柔らかい外側部分を使い、糸をしんに編み込んで制作。材料以外、普通の草履と作り方は変わらない。平林さんは、市老人クラブ連合会のわら部会に所属し、農村の伝統文化の継承に尽力。わら工芸の技術を応用した、約5_の米粒サイズの草履など、多彩な作品作りに取り組んでいる。受験生に対し「自信を持って試験に臨めるよう、すこしでも手助けできれば。実力を出し切れるよう、がんばってほしい」とエールを送る。 |
公式ロゴマーク完成 白馬 新名物ガレットPR そばの里として特産開発を進める白馬村はこのほど、白馬産そばと新名物のガレットの公式ロゴマークをデザインした。ロゴマークは特色を内外にアピールすることで商品購入者の信用や販路拡大につなげる。明確な地域資源の使用認可・規制をはかることで、使用する生産加工・販売者や観光・宿泊関係者らの管理意識向上を目指したいとしている。 白馬産そばをイメージしたロゴマークは、日本の伝統色・灰桜色が基調。赤、緑、オレンジ、青の4色カラーバリエーションもある。 デザインは中央に3つ並んだソバの実を配置。ソバの実は白馬のシンボルともいえる白馬三山や、上質のそば粉を表す「三つ星」のイメージを込めた。 |
どんど焼き囲み新築祝う 小谷中土観光交流センター 小谷村中土の中土観光交流センター・やまつばきを会場に13日、同地区恒例の「2010中土雪祭り」(同実行委主催・山本幸忠実行委員長)が開かれた。ここ数年は旧中土小学校取り壊しや交流センター建設工事があり、会場を移しての雪祭りが行われており、同所での開催は3年ぶり。地域住民や山村留学OBらが参加。地区最大規模のどんど焼きを囲んで交流を深めるとともに、地区の拠点となる観光交流センターの新築を祝いあった。 |
雪と火′カ想の祭り 小谷 大綱巫女と鬼の行列 小谷村の大網地区で13日、山岳信仰の祭り「大網地区雪と火の祭典」が行われ、県内外から訪れた多数の観衆でにぎわった。 同地区の山岳信仰を盛り込んだ神事として三十数年前に創作され、今では小谷を代表する冬の風物詩として親しまれている行事。あいにくの大雪だったが、地域住民が一丸となって大網の冬の夜を熱く盛り上げた。 神事はふんどし姿にミノをまとって神の使い・鬼に扮(ふん)した若者たちが、みこをみこしに乗せて、たいまつを手に大網神社から祭り会場まで練り歩く祭り行列で開幕。しんしんと降り積もる雪の中に浮かび上がる、古代絵巻さながらの情景が観衆の感動を呼んだ。 |
五輪白馬勢にエール 大型スクリーンで観戦 女子モーグル上村愛子選手(30)=北野建設・白馬高出身=の4位入賞、男子モーグル西伸幸選手(24)=村スキークラブ・白馬高出身=の9位、ノルディック複合渡部暁斗選手(21)=早大=の個人21位と、白馬勢の活躍が光るバンクーバー冬季五輪。 大型スクリーンが開設された役場隣接の村多目的ホールには多くの住民らが詰め掛け、白馬勢にエールを送り続けている。女子モーグル決勝が行われた14日、村多目的ホールには、県外含め約250人が詰めかけた。最終滑走者の結果次第で銅メダルに手が届く位置にいたことから、会場も緊張感に包まれた。結果は表彰台に一歩届かなかったが、「よくやった」「すばらしかった」と大きな拍手歓声がわき上がった。 |
頭を使って健康に 常盤公民館で恒例の遊技大会 大町市の常盤公民館(高橋敬治館長)は14日、毎年恒例の「囲碁・将棋・マージャン大会」を開いた。頭を使った伝統遊技を通し住民の健康を目指す大会に、子どもから大人まで市民ら約70人が出場した。 大会はことし、将棋への出場がなかったものの、囲碁やマージャンに多くの参加者が集い、リーグ戦で勝負を展開。出場者たちが、マージャン卓や碁盤をはさんで、真剣な表情で次の手を考えていた=写真。同公民館は昨年度から、認知症予防などを目的に「きらり健康マージャン講座」を開講し、初心者の住民らが受講。卒業生が立ち上げたサークル「雀の会」から、会員が今大会に出場し、腕自慢を相手に白熱した勝負を繰り広げた。 |
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