2010年2月17日(水)付
大町市長選 現職牛越氏が出馬表明 「元気なまち目指し先頭に」 任期満了(7月13日)に伴い6月20日に告示される大町市長選で、現職の牛越徹市長(59)は16日に開かれた定例記者会見で再選出馬を正式表明した。「熟慮を重ねた結果、市民の皆さんの温かいご支援をいただきながら、大町市を豊かで安心して暮らしていける元気なおおまちを目指して先頭に立って取り組んでいきたいと考えた」とした。 牛越市長は「虚心坦懐(たんかい)、市民の皆さんのご意見に真摯(しんし)に耳を傾け多くのご意見をいただき、決断した。3年半前に初めて就任させていただいていらい、夢を実現するために頑張ってきた。これから先は市民の皆さんが主役となって地域づくりを進めていくという課題の重さを痛感している。立ち止まることなく継続的な努力を重ね、市民の皆さんの近くに身を置き、身近な市政をすすめていきたい」とした。 さらに「選挙に当たっては特定の政党では無く、市民の皆さんの立場にたった政策を展開していきたい。特定の政党に推薦を要請することは考えていない」と話した。 牛越市長は大町市出身、大町高校から早稲田大学政経学部卒で、県職員として土木部管理課長、長野冬季五輪組織委員会事務局参事、税改革チームリーダーなどを歴任した。元市長の高橋恭男氏の次男。県上伊那地方事務所長から、平成18年(2006)に行われた前回市長選に立候補して無投票で初当選した。現時点で、このほかには他の立候補の動きは無い。 |
読み聞かせのコツ学ぶ 松川 栗林さとしさん招きお話会 松川村図書館と松川村公民館は16日、「おとなのためのおはなし会」特別版を多目的交流センターすずの音ホールで開いた。大町市を中心に語りや読み聞かせなどで活動する栗林さとしさんが、約50人の来場者を前に、情感豊かに声に出して物語を届けた。栗林さんは、地元の民話や詩の名作など6編を題材に話した。いわさきちひろの絵本で知られる「ひさの星」(作・斉藤隆介)の語りでは、「子どもの本というより大人の本と思いました。いろんな人が語りをやっていますが、今回は私のスタイルを楽しんでください」と紹介。老婆の声と身振りを交えた臨場感あふれる語りで、ささやかながら勇気を持った少女の悲しい物語をつづった。 |
地域の風習次世代に 園児とお年寄り やしょうま作り 小谷 小谷村の老人クラブ連合会(丸山和市会長)は15日、小谷保育園を訪れ、年中園児22人と「やしょうま作り」を行った。昔ながらの風習を次世代に伝えようと、同クラブが毎年実施している恒例行事。やしょうま作りの得意なお年寄りが講師となり、園児といっしょに色あざやかな文様のやしょうまを作りながら異世代交流を深めた。 やしょうまは、お釈迦さまの命日である涅槃会(ねはんえ)の米の粉で作った供え物。練ったり延ばしたりの作業は園児が日ごろ親しんでいる粘土遊びと共通するものがあったようすで、お年寄りと協力しながら楽しく取り組んでいた。 |
留学生と国際理解 小谷中学生が交流 小谷村の小谷中学校で15日、スキー講習会で小谷村を訪れている、東京大学の外国人留学生と同中生徒の交流会が開かれた。 国際化社会に向け生徒に多様な文化に対する理解を深め、広い視野と豊かな感性をはぐくんでもらおうと行われている、同校の恒例行事。同大で学ぶアジア、欧州、アメリカなど11の国や地域出身の24人が来校。全校での歓迎式典と、1年生の企画した班別交流会で交流した。 |
技術、マナー身に付け閉講 大町のゲートボール教室 大町市体育協会は15日、平成21年度ゲートボール教室の閉講式を、市運動公園屋内運動場で開いた。市内の受講生21人が、競技の普及を目指す教室で技術やマナーを身につけ、選手として巣立った。閉講式では、主管を務める市ゲートボール協会の川上善夫会長が、受講生一人ひとりに受講証を手渡し、「みなさんがいつでも試合に出場できるくらいに成長しうれしい。学んだことを思い出しながら、各地域で競技をがんばってほしい」と、新たな選手たちを激励した。 |
「e-tax利用を」 所得税の確定申告始まる 平成21年度分所得税の確定申告受け付けが16日から、全国一斉に始まった。大町市の大町税務署は初日から、申告に訪れた人で込み合った。「自宅から電子申告できる『e−tax』をぜひ利用してほしい。早めの申告を」と呼び掛けている。会場では、パソコンを使った申告書の作成コーナーや納税に関する相談窓口を開設。来場者がスタッフに相談しながら、必要事項をパソコンに入力し、申告を行っていた。インターネットを使った電子申告「e−tax」は、パソコンと住民基本台帳カード、市販のカードリーダーを使い、国税庁のホームページから申告が可能。初回の利用に限り最高5000円の税額控除を受けられ、還付金の交付が早いなどのメリットがあるという。 同署によると、所得税での「e−tax」利用率は全国で、平成20年度が31lと、19年度の18lから大幅に増加。書類の郵送による申告が多くを占めるなか、25年度までに65lを目指すという。 |
●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2010 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.