取り壊さず活用模索 小谷保育園の跡地利用
 新保育園建設が進む小谷村で、既存保育園の跡地利用の検討が進んでいる。先月末につくられた庁内検討員会では、施設の取り壊しはせずに有効利用する方針が固まりつつある。
 既存保育園の跡地利用の模索は、ことし4月開園予定の新保育園建設に伴うもの。各課係長を中心に構成する庁内検討委員会(関芳明委員長)は、老人介護事業を展開する村内の民間団体から施設利用の打診があることから、貸し出しも含めた検討を行っている。
 近く、住民らを交えた検討委員会も立ち上げる予定で、庁内委員会での方針をたたき台に、3月末までには跡地利用の結論を出していくとしている。
育てた米の酒企画 大北の若手農家が販売
 大北地域の若手農家でつくる「アルプスファーマーズクラブ」はこのほど、春恒例の日本酒「美良野(みらの)」を、大町市のいーずら大町特産館で発売した。住民に地域の農産物と日本酒に親しんでもらおうと、同市の酒造会社・薄井商店と協力して製造した。
 「美良野」は、会員が池田町と松川村で生産した酒米「美山錦」を100l使用した、純米吟醸無ろ過生原酒。搾りたてのフレッシュな味と高い香りで、女性でも飲みやすい味に仕上げたという。
 同会は、20〜40代の農業従事者が所属し、生産した農産物を責任をもって消費者に届けようと、日本酒造りを企画。地域の農業・商業・工業の連携を目指し、地域の酒造会社と生産を図っている。
手作り製品人気 安曇養護高等部が校外販売

 池田町の安曇養護学校(布山清保校長)高等部の「3学期校外販売」は19、20の両日、町内や安曇野市の3会場で開き、生徒が作業学習で作った製品の即売が行われた。仕上がりが丁寧で手頃な価格と評判の商品がずらりと並び、目当ての商品を買い求める人でにぎわっていた。
 19日のみ、同町ハーブセンターの一角に開店した販売所には、開店時刻とともに多くの人が訪れ、おいしいと人気のパウンドケーキとクッキーは短時間で完売となる盛況ぶり。購入できなかった人からは残念がる声が聞かれた。
「雨水」にかれんな花 オオイヌノフグリ咲く

 19日は二十四節気の「雨水」。降る雪も雨に変わり、積もっていた雪も解け始めるころとされる。雪解けが進む大町市内では、田のあぜなどで、里山に春を告げるオオイヌノフグリが紫色の花を開き始めた。
 オオイヌノフグリはゴマノハグサ科の越年草。フクジュソウ同様、雪解けを待ちかねたかのように咲き始めるが、花の大きさが1aほどと小さいためか、気づく人は少ないようだ。
市民活動支援さらに 大町 4月サポートセンター新設
 大町市は4月1日、市民活動サポートセンターと、庶務課「市民活動支援係」を、同市役所に新設する。市内でまちづくりに取り組む、住民団体や自治会を支援し、市民主体の地域振興を目指す。
 新施設は、組織運営や補助金に関する相談、事務機器の貸し出しなど、総合的な支援サービスを提供。各団体の活動やイベントなどの情報を一元化し、市のホームページなどで地域内外に発信する。ミーティングなど、団体間の交流の場としても機能させる。
 今年度で廃止される、市地域包括支援センターの正庁舎1階部分を利用。開所時間は平日午前8時半〜午後5時15分。住民が利用しやすいよう、平日の週1日を午後9時まで延長し、月1〜2回日曜日の開所も予定している。

2010年2月20日(土)付


大町南小の力作並ぶ ギャラリーいーずら学校展

 大町市の大町南小学校(今水茂校長)児童の作品展が22日まで、同市仁科町のギャラリーいーずら「市内学校展」で開かれている。1年生から6年生が作った味わい、表情がある版画や紙粘土工作、習字など約420点を展示している。
 1年生は紙版画を制作。自らの顔を用紙いっぱいに描いたり迫力のあるオニを描いた。2年生は泣いたり怒ったりしているオニの面を形作った。
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