2010年2月23日(火)付


手打ちそば振る舞う 大町 桜寿会 女性会員に
 大町市桜田町の老人クラブ「桜寿会」(縣智会長)は22日、「男の料理教室」の一環で、そば打ち勉強会を同町公民館で開いた。男性会員8人が日ごろの感謝を込めて、「打ち立て、ゆで立て」を、招待した女性会員に振る舞った。参加者たちは、そば名人の会員を講師に、慣れないながらも丹精込めて、そば打ちを実践。生地をのばす講師の手際に「ほう」とため息をつき、目の前にしたそばを真剣な表情で扱っていた。同会は毎年、料理の技術習得や高齢者の健康づくりなどを目的に、教室を開講。集まった男性会員たちが交流を図りながら、おやきなどの郷土食や、カレーといった身近な料理作りを学んでいる。縣会長は「親ぼくを深めながら、和気あいあいと料理を学んでいる。お世話になっている女性たちに、料理を通じてお返しができれば」と話した。
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2月の一覧
雪と光で観光客歓迎 小谷キャンドルナイト好評
 小谷村を訪れる観光客を雪と光で歓迎する「おたりキャンドルナイト」が2月の毎週土曜日に開かれている。小谷村内にある、栂池・白馬乗鞍温泉・コルチナの3つのスキー場周辺や、国道148号沿いに雪洞を作りろうそくをともす企画。スノーキャンドルのやわらかな光が、幻想的な夜を演出している。 もともとは同村を訪れる人々をもてなそうと始められたが、近年は地元住民にとっても冬の風物詩としてすっかり定着した。スキー場周辺の宿では、週末に家族総出で雪洞作りを楽しむ姿が多く見られ、電気を消して地球や環境に優しいスローライフを考えるきっかけにもなっているようだ。 栂池で宿泊業を営む一人は「2月も後半になると雪が硬くなって作るのも大変になりますが、明かりを見ると自分自身がとても癒やされます。残りわずかとなりましたがぜひ見に来てください」と話していた。
男女共同参画考える 松川村で人権フォーラム
 男女共同参画を考える「まつかわ村人権フォーラム2009」(松川村男女共同参画審議会主催)が21日、松川村の鈴の音ホールで開かれた。村民約100人が参集し、男女共同参画の事例発表やグループディスカッションが行われ、男女共同参画社会について身近にできることを考えた。「みんなでやろうよ!わたしたちにできること」をテーマに、家庭、地域、行政などそれぞれの立場から男女共同参画を考える意見を発表した。男女共同参画社会を考えるミニドラマ「どうして女じゃいけないの」も行われ、会場の参加者が自らドラマを演じ、男女共同参画を考えた。ドラマは区長選出に際して女性が出ることに対して波紋が広がる内容。ドラマの内容をどう考えるか、印象に残ったこと、身近なことをグループで話し合った。
本格パスタに挑戦 松川三軒家とまとクラブ
 松川村の元気づくり支援金を受けて活動する、「三軒家とまとクラブ」(相澤俊江代表)が加工した「トマトソース」を食材とした料理教室は22日、村多目的交流センター「すずの音ホール」調理室で開いた。プロのレストランシェフを講師に、本格的でリッチなトマト料理に挑戦した。 参加した村民24人は、大町市平のくろよんロイヤルホテル山本久夫副料理長の手ほどきで、本格パスタ、グラタン、野菜たっぷりスープ、サラダの4品を調理した。山本副料理長は、全てに、手作りトマトソースを使い、同ホテルのメニューを簡単にできる家庭料理風にアレンジ。プロならではの手際の良さで、一品ずつデモンストレーションを行った。
そりレースにぎわう 爺ガ岳スキー場で「S-1」
 大町市の爺ガ岳スキー場は21日、スウェーデン製のそり「スノーレーサー(S−1)」を使った毎年恒例の大会「S−1グランプリ」を開いた。大人から子どもまで約30人が参加。好天のもと、特設コースを走りぬけ速さを競った。スノーレーサーはハンドル、ブレーキ付きのそりで、子どもから大人まで手軽に滑ることができる。同スキー場では、大会を7年前から開いている。昨年は雪不足のため中止となった。選手らは、500b強のコースを4人ずつスタート。ハンドルとブレーキを巧みに操作してコースに立てられたポールをよけながら駆け下りた。慣れないスノーレーサーに途中、転んだりという場面も見られたが楽しそうにゲレンデにシュプールを描いていた。
やしょうま作る 大町市いきいき広場
 大町市平公民館と北部在宅介護支援センターが、地域交流を目的に開いているいきいき広場は、2月の広場で「やしょうま」作りを行った。 やしょうまは、米の粉を使って作る菓子。釈迦の命日にあたる2月15日の涅槃会(ねはんえ)または月遅れの3月15日に作り、お釈迦さまに供え、子どものおやつとして食べるならわしがある。 参加者約10人は、平地区食生活改善推進協議会の西沢初子さんら会員5人の指導を受けながら、蒸した米粉に赤や緑、黄色の食紅を混ぜたものを組み合わせ、バラの花形のやしょうまを作り上げた。