2010年2月25日(木)付


「振り込め詐欺注意」 大北でお年寄り宅訪問
「振り込め詐欺総合対策強化月間」にあわせて、高齢者の被害を防ごうと24日、県内一斉に高齢者宅などの訪問が行われた。大町署管内でも、同署員、大北防犯協会、各地区の民生委員がチラシなどを配り、高齢者へ振り込め詐欺に気をつけるよう呼びかけた。昨年同署管内の振り込め詐欺被害は3件、58万2850円で前年に比べ、大幅に減少した。先月末には未然に防いだものの、大町高校卒業生の名簿を使ったとみられる「オレオレ詐欺」の不審電話も発生している。大町市のJR信濃大町駅付近では、駅前交番署員や同地区民生委員が、独居老人宅や街なかを歩く高齢者にチラシと「寒い時季に体にも振り込め詐欺にも気をつけてほしい」という気持ちを込めて入浴剤を配った。「電話番号を変えたという言葉には気をつけて」「家族と話し合って合言葉を決めるなどして」と注意を呼びかけた。同署生活安全刑事課は「最近はお年寄りが一人で住んでいるお家も多い。何か変わったことがあればひとりで抱えこまずに相談してほしい」と話した。
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2月の一覧
五輪白馬勢にエール 渡部、福島選手 大型画面で応援
 バンクーバー冬季五輪12日目の24日、白馬村出身の2選手が登場した。大型スクリーンが設けられた村多目的ホールには、早朝にもかかわらず、多くの村民らが駆けつけ、白馬勢の勇姿にエールを送った。渡部暁斗選手(21)=早大=はノルディック複合団体で6位。福島のり子選手(30)=ICI石井スポーツスキークラブ=は女子スキークロスで決勝トーナメント1回戦敗退だった。会場には暁斗コールが響き渡った。メダル争いに絡めなかったがスクリーンに映し出される渡部選手の懸命な滑りに、大きな歓声があがった。
自然と食資源に誘客 小谷で「健康村プロジェクト」
 小谷村の豊かな自然・地場食材を健康資源として、観光誘客に活用する「小谷村ヘルスリゾート健康村プロジェクト」の取り組みが、同村で始まっている。現代人の関心が高いダイエットと、森林セラピーやウインタースポーツといった恵まれた資源を結びつけた「健康ダイエットプログラム」を提供することで、新規顧客とリピーター獲得を目的とする事業。22、23の両日は事業導入の足がかりへと、村内在住者を対象にした講演会が同村役場で開かれた。 慶応大学講師で日本ダイエット指導協会会長の戸田春実さんを講師に迎え、効果的なダイエット法と、プロジェクトの具体的な実践例などの講演を聞いた。
総合営農センター完成 JA大北大町市平に
 営農資材や農産物などを取り扱う「JA大北総合営農センター中部センター」が、大町市平の大町農機センター東側に完成した。開店、しゅん工式が24日、関係者ら約30人が出席し行われ、神事でセンターの完成を祝った。同センターの移転新築計画は旧センター(旧りんご支所)の老朽化にともない、平成19年度42回総代会の長期構想のなかであげられた。
雪解けに春坊主=@大町 宮ノ森にザゼンソウ
 大町市平野口大出の宮ノ森自然園では、このところの暖かな陽気で、春の訪れを告げるザゼンソウが姿を見せ始めた=写真。 ザゼンソウは、けさを着た僧侶が座禅をしているような形容から、花の名が付けられたといい、春一番に姿を見せることから春坊主の異名を持つサトイモ科の多年草。 薄緑色の花は、苞(ほう)と呼ばれる、がくのような皮のなかに包まれるように、密集して咲く。ことしは昨年に比べ雪どけが遅れており、ようやく苞が開き始めたばかり。現在は日当たりの良い南部や、雪が積もらない湿原内の東部を流れる小川べりに姿が見られる。 自然園には数万株が自生しており、暖かさを増すにつれザゼンソウも数を増しそうだ。