2010年3月2日(火)付


社直売所オープン 安心地元野菜笑顔で
 大町市社の地元農家でつくる社直売所(飯島勝幸会長)は1日、今シーズンの営業を開始した。地域の農家が作った安心・安全の野菜を販売し、気軽に安心して利用できる直売所を目指し、ことしも笑顔で営業する=写真。会場には、ナズナやフキノトウなど季節の新鮮野菜や果物、彼岸を前に切り花や鉢植えなどが並んだ。併設の「たんぽぽ工房」でつくる紫まんじゅうや大福、豆菓子やあられなどを販売している。店舗には開店を待って、次々に買い物客が訪れてにぎわった。オープンを記念し、3日まで来場者に花の苗をプレゼントする。買い物客は店員と笑顔を交わしてもてなしに喜んでいた。
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3月の一覧
起伏 林間コース滑走 今季最後のクロカンフェス 白馬
 白馬村の白馬みねかたスキー場で27、28の両日、同スキー場の今シーズン最後の大イベント「クロスカントリーフェスティバル」が開かれた。県内外から80人余の参加があり、クロスカントリーを楽しみながら交流した。 28日は恒例の「第19回白馬みねかたスキーマラソン&歩くスキー大会」(同実行委主催、黒川正博大会長)が開かれた。10代から中高年まで幅広い世代が多数出場して、クロスカントリースキーで日ごろ鍛えた健脚を競いあった。 会場は同スキー場の山頂4`の起伏に富んだ林間コース。スキーマラソン競技では、男子2周、女子1周で一斉にスタートした。熱の入った滑りに、仲間たちから大きな声援が飛んでいた。
季節ごと山の迫力 池田 かたせで安曇野風景画展
池田町滝沢の「手打そばかたせ」(片瀬登美男店主)で1日から、安曇野風景画展が開かれている。同町の画家・鈴木歳芸(としのり)さんによる、北アルプスを中心とした油絵、8点が並んでいる。 100号の大作「春の白馬山ろく」など、雪に覆われた山々と山ろくを、温かみのある淡いタッチで表現。 鈴木さんは約15年前から絵画を始め、一水会展、二元会展などに入賞。4年前に県外から池田町に移り住み、自宅のガレージを改装したギャラリー「アトリエ・カザール」を開いている。
「キハ52」引退惜しむ レンガ車庫でお別れ撮影会
 JR大糸線南小谷駅から糸魚川駅間の非電化区間を走るディーゼル車両「キハ52」が、春のダイヤ改正にともない3月12日をもって姿を消す。27と28の両日は、糸魚川駅構内にあるレンガ車庫で「お別れ撮影会」のイベントが開かれ、引退を惜しむ多くの鉄道ファンでにぎわった。 レンガ車庫は現在大糸線の車両格納に利用されている、大正元年完成の歴史ある建物。キハ52とともに大糸線の象徴ともなっていたが、北陸新幹線建設にともない、取り壊しが決まっている。撮影会では、現在大糸線を走る旧国鉄カラーのキハ523両が同車庫に勢ぞろい。半車顔を出した状態で午前10時から午後1時半まで展示された。構内には早朝から数百人の鉄道ファンが来場し、熱心に撮影していた。
さよなら「一草舎」 信州の本%W示販売
 売り上げ悪化などから解散(任意整理)を決めた長野市の一草舎出版(高橋将人代表)は3月20日まで「一草舎さよならキャンペーン」のひとつとして県内各書店で展示販売を行っている=写真。 同社は長野市の旧善光寺街道の脇で6年前に創業してから郷土の本102点を刊行した。「信州の本」編集を目的に大半が日本図書協会選定図書に選ばれ、2007年には地方文化功労賞を受けている。 活字メディアを取り巻く環境が厳しく、書店の数も減少し続けていることも原因となり、県内エリアのなかで、地方出版社として出版活動を続けていくことが困難となった。 高橋代表は「書店と一体となって仕事をしてきたが元気の良い書店が少なくなってしまった。希少な本を読みつないでいただけたら」と話した。さよならキャンペーンはJR信濃大町駅前の塩原書店デリシア大町駅前店でも行われ、全商品2割引きで販売している。
進路に生かすOBの声 大町北高で先輩と語る会
 大町北高校は1日、「先輩と語る会」を開いた。同校を卒業して進学や就職し各分野で活躍している卒業生を講師に、高校時代の進路の経験や、現在の研究・職業についての心構えを生の声で聞いた。大学、短大、看護、医療、福祉、公務など11の分野で、大学や短大に進学し研究に打ち込んでいる学生や第一線で働いている同校OBを招いて、在校生が今後の進路や目標について考える毎年恒例の行事。