2010年3月3日(水)付


「協働」新たな決意で 牛越市長が1期目総括

 大町市議会は3日、3月定例会一般質問の初日を行った。2期目への出馬を表明した牛越徹市長に、1期目の総括や2期目への抱負を問う質問が出された。牛越市長は4年間を振り返り、「まばたきのようなあっという間の4年間。大きなうねりの中で地域の課題に立ち止まることなく取り組んだ」と自己評価した。
12派出席 無投票の公算 松川村議選で予定者説明会
 任期満了(24日)に伴い16日告示、21日投開票の日程で行われる松川村議会議員選挙(定数12)の立候補予定者説明会が2日、村役場で開かれ、定数と同数となる12派が出席した。告示まで2週間に迫る中でも他に動きはなく、無投票の公算が高まっている。 これまで出馬を表明しているのは、現職の井上直昭氏、甲斐澤明氏、河内國治氏、佐藤節子氏、白澤富貴子氏、榛葉良子氏、新村久仁男氏、平林寛也氏、横沢喜造氏、渡邉尚省氏の10人と、新人の勝家尊氏と矢口あかね氏の2人。共産党1人のほか無所属で、男性8人、女性4人となっている。 選挙戦に向けた動きは、村制120周年や多目的交流センター建設、企業誘致などの主要課題が一段落していることから、擁立に至らなかったという見方が強い。 説明会には、立候補予定者の関係者ら約40人が出席。村選挙管理委員会担当職員から、立候補届け出の手続き方法や選挙運動の注意点などについて説明を受けた。
思い思いの色使い 大町駅構内でぬり絵展
 大北5市町村や安曇野市、JRでつくる大糸線ゆう浪漫(ろまん)委員会は12日まで、大町市のJR信濃大町駅構内に市内小学校の児童クラブの子どもたちが描いた塗り絵約200点を展示し「子どもたちのぬり絵展」を開いている。信州デスティネーションキャンペーンやリゾート列車などをPRし、地域が一体となった観光の受け皿づくりの一環として、同委員会が企画した。作品は電車と湖、山がかわいらしく描かれた絵を児童たちが思い思いの色使いで表現。色鉛筆で淡く塗ったり、はっきりとした色使いで表現したものまでさまざまで、色調豊かに仕上げられている。同委員会は「児童が描いてくれたすてきな塗り絵。大勢の人に見てもらって大糸線沿線地域の活性化につながれば」と話している。
雪上で生き生きと 野外保育 風の森が運動会
 大町市平野口北条屋敷の野外保育「風の森」(小林牧子代表)は28日、園舎近くの田んぼで親子行事の雪上運動会を開き、子どもも保護者も一緒に雪まみれになりながら楽しいひとときを過ごした。園児とそのきょうだいや家族ら約50人が参加し、2チームに分かれてそり引きレース、パン食い競争、雪当て、雪玉割り、宝探しなど、和やかな雰囲気の中で7種目に取り組んだ。子どもたちは雪の中で跳ねたり転がったり、生き生きと走り回り、保護者たちも、そりを引いたり雪の球で的当てするなど、日ごろの運動不足解消にと気持ちの良い汗を流した。
今日は私も晴れ姿 松川南保育園で誕生会
 松川村の松川南保育園(北村弥生園長)は2日、「おひなまつり誕生会」を開き、女児の成長を願う日本伝統の祭りと、3月、4月1日生まれの友達の誕生日を遊戯室で祝った。古くから伝わるひな祭りやひな人形の意味を知るとともに、園児全員が季節の行事で楽しく過ごすねらいとした、毎年恒例の催し。ひな祭りにちなんだ保育士の寸劇やお話で、子どもたちに日本文化を伝えている。段飾りのひな人形が飾られた遊戯室に勢ぞろいした園児たちは、「うれしいひなまつり」の歌を元気よく大合唱した後、祭りや人形を飾るいわれを静かに聞いた。
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3月の一覧
広津と陸郷にも光=@格差解消 NTT4月から 池田
 池田町は、広津・陸郷地区で情報基盤整備事業を進めている。高速インターネットを利用できない地域に光ファイバーを敷設し、町内の情報通信格差を解消するねらい。4月以降、民間企業によりサービスが始まる予定。事業は、国の補助を受け総事業費3600万円で、豊町のNTT局舎と2地区を結ぶ総延長約20`に、伝送路を設置。1秒間に100M以上のデータ転送速度でインターネットが利用でき、大容量の写真や動画などを快適に送受信できるという。78世帯が対象となる。町内では、民間企業により池田・会染・中鵜地区で、光ファイバーによる高速インターネットサービスが提供されている。一方、2地区は、NTTの局舎から2`以上離れ、不採算などを理由に整備されてなかった。NTT東日本は2日、事業の無事故を願う安全祈願祭を同町八幡神社で開き、関係者14人が出席。勝山隆之町長が「情報化社会の中で、住民にとって重要なインターネット。対象となる人口が少なくても、インフラの整備はやるべき事業」と話した。町は「ぜひ利用してほしい」としている。