2010年3月7日(日)付


大町黒部ダムカレー 信大サークル HPで紹介へ
 大町市の新たな「ご当地メニュー」として市内の飲食店有志が取り組む「黒部ダムカレー」を紹介しようと、信州大学の学生サークル「Team ACT」(村瀬博也代表)のメンバーが、市内を訪れ各店舗で取材を重ねている。同カレーの公式ホームページ(HP)の一部を担当し、第三者の学生ならではの若者の視点から、情報を発信する。同サークルは地域のトレンド創出を目指し、ラジオの番組出演や映像制作など幅広く取り組んでいる。同カレーHPでは内容の充実を模索しており、村瀬代表が市と地域ブランドが共同研究する信大人文学部のゼミを受けている縁で実現した。学生たちは各店のルーやご飯の盛りの量をダムになぞらえチェックし、店長に素材や辛さ、味やこだわりの点をインタビューするなど、取材を重ねた。公式HP内のコンテンツとして制作。取材映像は、動画サイトYouTubeで公開する。
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3月の一覧
愛好家が腕試し 池田で囲碁将棋麻雀大会
 池田町公民館は6日、「第39回囲碁・将棋・麻雀大会」を同館で開いた。生涯学習の推進や愛好者の交流の場として続いている大会で、町内外の49人が参加し、それぞれの種目ごとに腕試しを通じて交流を深めた。前々回から始まったマージャンは、町公民館で数年前に開いた健康マージャン教室や大会をきっかけに、同大会に組み込まれた人気の競技で、20人が5組の卓を囲んだ。運の要素も高い競技で、参加者は和気あいあいと牌(はい)をかきまわしていた。実力が勝敗を大きく左右する囲碁や将棋部門では小学生からお年寄りまでが参加。時間を計りながらの真剣勝負に火花を散らして一手を打ち、磨いた腕を競い合った。
鍛えた技競い合う 小谷でノルディック大会
 小谷村の栂池高原前山スキー場で6、7の両日、「2010栂池ジュニアノルディックスキー選手権大会」と「第44回栂池ノルディックスキー大会」(長野県スキー連盟公認、小谷村・村教育委員会・栂池観光協会主催)が開かれている。 県内外の小学生から一般まで、2日間で約1000人の選手がエントリー。ジャンプとクロスカントリー競技で、日ごろ鍛えた技を競い合っている。 初日のジュニア大会には、約500人の選手が出場。コンバインドクロス競技はクラスごとに全選手が一斉にスタートして700bと1`のショートコースでタイムを競う「マススタート」方式で、クロスカントリー競技はフリー種目で順位を競った。 スキーシーズンも終盤を迎え、同大会はジュニアにとって今季の成果を発揮する大きな大会に位置付けられている。霧が立ち込めるあいにくの悪天候で、湿雪に苦しめられたものの、選手たちは自己ベストめざして見応えのあるレースを展開。それぞれが自分自身の滑りに満足するだけでなく、来季への課題も見つける重要な機会となった。
画家の生涯 支援に感謝 25日から 松川の若栗さん遺作展
 昨年9月12日、83歳で他界した洋画家・若栗玄さん(松川村西原)の遺作展が25日から、長野市東之門町のロートレック画廊で開かれる。妻・澄子さんは「画業の中でいただいた多くの励ましに、故人とともに感謝の思いを込めた遺作展にしたい」と準備を進めている。若栗さんは飯田市出身で、昭和48年に美麻村高地(現・大町市美麻)に移り住み、60年からは松川村に転住して制作に励むとともに「馬羅尾(ばろう)画塾」を主宰。二十数年間にわたり地域の社会人や学生を指導してきた。塾生は70人以上にのぼり、美術大学を卒業し芸術分野で活躍している人も多いという。
常盤公民館でやしょうまづくり
 大町市の常盤公民館(高橋敬治館長)は6日、「郷土食『やしょうま』づくり教室」を館内の調理室で開いた。米粉をこねて蒸し、必要な色を練り込んで組み立て、模様を表すやしょうまの実演や実習に、市内各地から多くの人が参加し、地域ならではの食文化を体験した。講師は、地元の料理愛好家がそれぞれの得意な料理を教え合い、地域に郷土食の伝承をと活動する女性グループ「アグリコスモス」会員の川上郁子さん。20年ほど前、松川村の人から学び身に着けた、料理の技を披露しながら、バラやヒマワリ、風車などの絵柄の組み立て方を説明した。
ネパールの今昔紹介 大町山博で羽田栄治写真展
 大町市立大町山岳博物館で6日から、山岳報道カメラマンとして活躍した写真家・羽田栄治さんによる写真展「ネパール・ヒマラヤ今昔−山と人−」が始まった。昔と現在のネパールの山ろくで暮らす人々を切り取った一枚から、ネパール・ヒマラヤをとりまく人や自然のさまざまな環境の変化を紹介している=写真。 会場には、羽田さんが1960年代と2000年代にネパールの首都カトマンズや山中の村々で撮影した、荷物を運ぶポーターや山を案内するシェルパ、ヤギを飼う牧人などの現地の人々や絶壁に挑む登山者など、大判43点、小品も含め計64点の作品が並ぶ。