パンジー看板でPR 花のじゅうたん祭り
 松川村で27、28日に行われる「花のじゅうたん祭り」に向け、村内で花の栽培・販売に取り組む農業生産グループ・Mフラワーは6日、JR信濃松川駅前の観光案内所・セピア安曇野にパンジーをあしらった看板を設置し、イベントをPRした。信濃松川駅前の国道147号に面した看板には、黄色や青、白など色とりどりのパンジーのポット130個余りが並べられ、四角い模様を描いた。Mフラワーの会員は「ことしは暖かく、花の出来は最高です。松川村は『花の咲いている村』。看板を見かけたみなさん、当日もぜひいらしてください」と話している。花のじゅうたん祭りは27、28の両日、道の駅安曇野松川・寄って亭まつかわの駐車場を会場に、3万ポットのパンジーで描いた絵で歓迎する。絵はえとにちなんだ「一休さんのトラ退治」をテーマに制作予定。模擬店や紙芝居、寄せ植えやバラ剪定(せんてい)の講習などさまざまなイベントが行われる。

2010年3月9日(火)付


持続的観光地へ連携 大糸線ゆう浪漫委がシンポ
 大北5市町村や安曇野市、JR東日本などで大糸線沿線の観光振興に取り組む「大糸線ゆう浪漫委員会」は8日、「大糸線ゆう浪漫」シンポジウムを大町市のJA大北会館アプロードで開いた。信州デスティネーションキャンペーン(DC)やリゾート列車運行、平成26年に予定される北陸新幹線延伸を機会に、地域連携によって大糸線沿線の魅力的で持続的に発展する観光地づくりを考えた。
新しい家族心待ち 松川で初産夫婦サロン
 松川村保健センターが、村内の出産を控えた夫婦や妊婦の不安や疑問に応え、新しい命の誕生に備え開く、「ぱぱままサロン」は7日、同センターで開いた。5月から7月、出産予定で初産の夫婦5組が参加した。 自身の体調の変化や胎動、検診時のエコー検査などで、赤ちゃんの存在を体感できる母親に比べ、初めてわが子を授かる父親には理解しがたい事が多い。妊娠中の妻のようすやお腹の赤ちゃんの発達状態、産後の世話や生活などを学びながら、生命誕生に向け、父親となる実感を高めるねらい。夫婦は、助産師の講話やお産に向けたマタニティヨガ、赤ちゃんとのスキンシップや発育サポートにつながるベビーマッサージ方法、父親向け調理実習など、盛りだくさんな体験をした。出産を無事に終えた先輩ママの妊娠、出産、子育て体験を聞いたり、5か月になる赤ちゃんを抱かせてもらっい、わが子に会える日を心待ちに家族のきずなを深めた。
ホワイトデーに手作りクッキー 大町のがんばりやさん
 大町市の共同作業所「がんばりやさん」(NPO法人北アルプスの風、神谷典成理事長)は10日から13日まで、ホワイトデーに合わせた特製クッキーの詰め合わせセットを販売する。一つずつ手作りの作業所の製品を、心を込めた贈り物に役立ててもらいたいと企画した。セットは同作業所で制作したかごの中に、クッキー3袋とアクリルたわしを詰め合わせ、きれいにラッピングした。同所のクッキーは保存料など無添加の自然で素朴な味が好評。以前のホワイトデーに、常連客に頼まれてラッピングしたクッキーを届けたことから企画。ことしから作業所で作り始めたかごを組み込み、完成した。 松沢重夫所長は「すべて手作りで、利用者の得意な部分を生かし、時間と手間をかけてつくりました。製品を通じて、大切な方に気持ちを伝えてもらうのに役立てていただければ」と話した。
医師確保と地域支援 大町で医療考えるシンポ
 地域医療をともに考えるシンポジウム(県や北アルプス広域連合など主催)が7日、大町市のサン・アルプス大町で開かれた。市民はじめ、近隣市町村から約570人が参加し、講演やパネルディスカッションなど通じて、医師不足など市立大町総合病院の現状と課題に迫り、同病院立て直しを含めた地域医療を守るための行動について考えた。 パネルディスカッションは、信濃毎日新聞社編集委員の飯島裕一さんをコーディネネーターに、大北医師会の横澤厚信会長、大町病院を良くする会の小林敏博会長、大町総合病院事業管理者の赤羽賢浩さん、北アルプス広域連合長の牛越徹大町市長、県衛生部衛生技監兼医師確保対策室長の鳥海宏さんの5人がパネリストを務めた。
トップページ

●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2010 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.

3月の一覧
太鼓と花火終幕≠ィおまち雪まつり
 大町市のおおまち雪祭りで、毎週末に大町温泉郷会場で開いて観光客を歓迎した「夢花火と音の祭典」は6日、最終日のファイナルイベントを野外ステージで開いた。松川村の信濃国松川響岳太鼓が勇壮な演奏を響かせ、夜空を大輪の花火が彩った。松川響岳太鼓は「源流あばれ打ち」の演奏で幕を開け、「月の下で」など、繊細な笛の音色と激しい太鼓のビートが絡み合う、全国有数の太鼓チームとして貫録ある演奏を披露した。激しく舞う鬼の姿とばちさばきで人の心情を表現した代表曲の「化身」で、盛り上がりは最高潮を迎えた。アンコールではTシャツ姿で、ラテン調を取り入れた「狂楽」などをたたき、会場とともににぎやかに楽しんだ。フィナーレの太鼓演奏に合わせて花火が次々と空に上がり、今シーズンの雪まつり最後の夜を締めた。