2010年3月18日(木)付
双子の親支えあい かるがもファミリー卒業 大町市内で多胎児の親子サークル「かるがもファミリー」が活動し、双子を育てる親同士が交流や情報交換をして元気な子育てにつなげている。17日、今年度最後の活動を市中央保健センターで開き、新会長がバトンを受けた。「お互いに支えあい、楽しく子育てができれば」と、同じ悩みを持つ親に参加を呼びかけている。同会は平成16年に、市内の多胎児の親や助産師などで発足。双子ならではの苦労を話し合い、子育てのストレスの解消ができる場として始まった。口コミで仲間を広げ、成長した親子は「卒業」しつつ、代々継続している。 |
釈迦内柩唄6月に公演 大北実行委員立ち上げ 火葬場を営む一家を描いた作家・水上勉さんの作品「釈迦内柩唄(ひつぎうた)」の大北公演を進める「大北『釈迦内柩唄』を観る会」(佐藤節子実行委員長)が発足した。6月26日の公演を前に第1回目の委員会を17日、松川村すずの音ホールで開き、公演のスケジュールや流れなどを決めた。同ホールでの公演は、安曇野市豊科の豊科公民館ホールで27日に上演されることやすずの音ホールの音響、広さなどが上演に適しているとして決まった。作品は太平洋戦争末期から戦後の秋田県花岡鉱山付近を舞台に「火葬業」に対する偏見や差別を受けながらも人間の強さや優しさを描き、人権や道徳などを考えさせられる物語。同作品を97年から全国各地を巡演している劇団希望舞台(東京都小金井市)が公演する。公演は午後2時半と午後7時からの2回を予定している。 |
松川中生エコ新聞で発表 身近な環境テーマに 松川村松川中学校(久保田之義校長)2年B組(33人)が製作した壁新聞を同村すずの音ホール村民ギャラリーで展示している。生徒たちが「環境」をテーマにエコポイント制度について詳しく説明した「エコポイント新聞」や環境の変化によって出没数が増えたクマにスポットをあてた「森のくまさんタイムス」などグループごとに取材したテーマ別の新聞で環境保全を呼びかけている。新聞制作は新聞を用いた教育法「NIE(newspaper in education)」の一環。昨年10月から環境をテーマに村民の協力を得て調査、情報収集など取材をしてきた。展示されている6点はいずれも身近な環境問題について触れている。「未来思考新聞」では、ソーラーパネルなど村内で取り組んでいるエコ活動、「車のエンジンを切る」「炊飯ジャーの保温を切る」など地球温暖化防止のために身近にできることを記し、学習の成果を発表している。 |
川西の一本松守れ 松くい虫防止剤樹幹注入 樹齢200年以上ともいわれる松川村天然記念物の「川西の一本松」(アカマツ)で16日、マツ枯れ防止剤の樹幹注入作業が行われた。松くい虫被害の拡大が懸念されるなか、地域が誇る古木を守ろうと実施した。 大北森林組合や村関係者らが参加した。ドリルで開けた穴11か所に薬剤を注入していった。 同村では昨年5月、西原と川西の両地区で初めてマツ枯れが発見され、約90本が被害を受けた。伐倒駆除など含め処理に約280万円を費やした。アカマツが大部分を占める西山での発生に、村も危機感を募らせている。 |
開通は10日予定 主要地方道扇沢大町線 県大町建設事務所(北野憲雄所長)と関係機関・団体などは16日、主要地方道扇沢大町線の冬季通行規制解除にかかわる検討会を開いた。ことしは昨年以上の積雪で多くの雪崩があったものの、気温は順調に上昇し、例年通りの4月10日に規制解除の予定で準備を進めるとした。 |
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