2010年3月19日(金)付


塩の道まつりGWに ポスターやパンフでPR
 大町市・白馬村・小谷村の塩の道を歩く、第31回「塩の道祭り」は5月3日から5日に開く。伝統を重ねるウオーキングイベントの実施に向け、パンフレットやポスターが刷り上り、各地でPRが行われている。参加無料。同イベントは〜歩くから ともにめぐり逢える歴史道〜を副題に、昔の姿を残すいにしえの道を歩く30年を超えるイベント。昔ながらのボッカ姿の仮装で歩く参加者や、各地で太鼓の披露や花嫁行列、ボッカ汁の振る舞いなど、住民らによるさまざまな「おもてなし」が行われる催しに毎年数千人が訪れ、ウオーキングイベントのモデルとしての評価も高い。
新たな道へ巣立つ 高瀬中で卒業式

  池田町の高瀬中学校(中沢俊晴校長)で18日、平成21年度卒業式が開かれた。卒業生106人(男子55人、女子51人)が義務教育を終え、新たな学業の道に向かって、学びやを巣立った。式典では、卒業生一人ひとりの名前が読み上げられ、中沢校長から卒業証書を受け取った。学校生活で音楽活動に力を入れた卒業生が、在校生らとともに「大地讃頌」を合唱し、中学校との別れを惜しんだ。
五穀豊穣願い奉射 穂高神社 伝統の白羽7本命中
 安曇野市穂高の穂高神社(小平弘起宮司)の伝統神事・市指定無形民俗文化財の奉射(おびしゃ)祭が17日、行われた。宮司らが矢を放ち、邪鬼を払い、家内安全や五穀豊穣などを願った。ことしは12本中7本の矢が的に命中し、豊作を期待させた。神事を行った後、神楽殿前につるされた約12b先のサワラ製の直径5尺2寸(約1・6b)の的めがけて宮司ら8人の神職がクワの木でできた弓を使い、四方の魔を払う白羽の神の矢、殿の矢を放った。1本1本が12か月を表し天候、豊凶などを占うタカ羽根製の鏑(かぶら)矢を的に放つと、参拝者から歓声があがっていた。訪れた大勢の参拝者は矢や的の破片を魔よけや農作物の豊穣を願い、われ先にと駆け寄り大事に持ち帰っていた。奉射祭は平安時代から同神社など全国の社で行われてきた。
学びや巣立つ661人 大北8中学校で卒業式
 大北の8中学校で18日、21年度卒業式が一斉に行われた。全ての義務教育課程を修了した661人が、新たな旅立ちの時を迎え、卒業証書を手に、自分の選んだ進路に向かい学びやを巣立った。大町市の仁科台中学校(高橋克好校長)は、昨年11月に完成した、新しい体育館で初の卒業式となり、在校生や保護者らが見守る中、卒業生150人が高橋校長から卒業証書を一人ずつ受け取った。厳粛な雰囲気の中、檀上に上がる生徒は心身ともに成長し、りりしく堂々とした姿を見せていた。
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3月の一覧
思い出深い園舎に別れ 白馬幼稚園でも卒業式
白馬村の信学会白馬幼稚園(伊藤房光園長)で18日、卒業証書授与式が行われ、年長児35人が思い出深い園舎を後に、新1年生に向かって新たな一歩を踏み出した。 在園児や保護者のあたたかいまなざしに見守られて、卒園児は伊藤園長から誇らしげに卒園証書を受け取った。壇上で高々と証書を掲げると、花道の後ろで待つ保護者席へとまっすぐに歩み寄り、育ててもらった感謝をこめて「ありがとうございました」の言葉とともに保護者に手渡した。わが子の成長ぶりに思わず涙ぐむ保護者の姿も見られた。 式典では卒園児全員が壇上に上がり、3年間の楽しい思い出を振り返りながら、お世話になった幼稚園教諭や在園児、保護者らへの感謝の気持ちを呼びかけの歌に託した。在園児も「ご卒業おめでとうございます」と大きな歌声で卒園児を祝った。
健康づくり拠点施設 北小谷小跡地で今春着工
 健康増進を核とした小谷村観光交流施設が今春、旧北小谷小学校跡地で着工となる。屋内温水プールやトレーニングルームなどからなり、村民の健康づくりの拠点施設と位置づけるとともに、健康志向の観光客層の集客にもつなげたい考えだ。屋内温水プールは、歩行専用を含め25b4レーンを整備する予定。熱源は、温泉熱を活用する。メディカルチェックルーム、リラクゼーションルーム、休憩所、キッズルームなども併設する。トレーニングルームは、既存体育館改修により新設する。 総工費は約3億5000万円を見込み、国のまちづくり交付金や過疎債を充てる。6月の着工、来年3月の完成を目指す。