2010年3月23日(火)付

次代の五輪選手育成を 白馬でモーグル体験講座
 長野県体育協会が全国公募で次代の五輪選手育成を目指す「SWAN(スワン)プロジェクト」のモーグル体験講座が20日、白馬村の白馬さのさかスキー場で行われた。全国から選ばれた「金の卵」たちが、冬季スキーフリースタイル競技の花形であるモーグルに触れ、適性を見極めた。SWANプロジェクトは「最高の冬季スポーツ選手」の育成を目的に、全国から集めた中から選考した小学生の精鋭をトップコーチが指導することで、選手育成と競技レベルの底上げを目指し今年度から始まった計画。今回は特定の種目を決めていないB選抜の小学4〜5年生4人が参加。適性を調べつつ、種目を絞り込んでいく中で、ジャンプやクロスカントリー、スケートなどさまざまな競技を体験している。

30年節目 多彩な遊び楽しむ 大町子どもまつりにぎわい
子どもたちが遊びに親しむ、大町市の第30回大町子どもまつりは22日、大町公民館分室で開いた。30周年の節目を迎えたことし、大人になったかつての参加者が子どもを連れて来場し、音楽のステージや手作りのおもちゃを楽しんだ。同市を中心に親子連れ約100人が参加し、新聞紙を使ったフリスビー作りや、CDの穴にビー玉を組み合わせたこま作りなどを体験。目の前で繰り広げられる、パーカッショングループの演奏に、子どもたちが手拍子で応じていた。イベントは、市教育委員会や大町地区社会福祉協議会、大町子ども劇場などでつくる実行委員会が主催。昭和54年、同劇場が中心に、昔ながらの遊びを通じた、子どもたちの健全育成を目指して設立し、空き缶を使ったみこし作りや巨大迷路など、市内各地を会場に多彩な遊びを企画してきた。
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3月の一覧
不戦の誓い新た 大町 常盤で戦没者慰霊祭
 春の彼岸を迎え、大町市の常盤地区遺族会(伊藤昭会長)は21日、戦没者慰霊祭を慰霊碑供養塔近くの下一公民館で開いた。同地区から出征し太平洋戦争で亡くなった慰霊の冥福を仏式の祭事で祈り、悲惨な戦争経験を語り継ぎ、不戦を実現する誓いを新たにした。遺族や来賓ら約40人が参列し、霊前に焼香して手を合わせ、ふるさと日本を守って散った霊の安らかな眠りを祈った。来賓も弔いの言葉を述べ、牛越徹市長は「(戦没者を思えば)今なお悲痛な思い。世界の恒久平和は人類共通の願いで、行政も平和で心豊かに暮らせる社会を目指したい」と言葉を寄せた。同会は毎年、「春分の日」に合わせて慰霊祭を開催。1年ごとに仏式と神式を交互にとり行い、地元の戦死者131柱の霊を弔っている。
冬季五輪選手と触れ合い 白馬八方 キッズ運動会に渡部さん
 白馬村の八方尾根観光協会は21日、「キッズ雪上運動会」を同スキー場の咲花ゲレンデ特設会場で開いた。地元出身でバンクーバー冬季五輪に出場したノルディック複合の渡部暁斗選手が特別ゲストとして来場。子どもたちと競技に参加してイベントを盛り上げた。 渡部選手はバンクーバー五輪の感想を聞かれ、「結果は少し納得がいかなかったが、楽しかった」と話した。世界地図を広げ、バンクーバーの位置や冬シーズンの海外遠征先を指し示し、五輪に向けての奮闘を語った。子どもたちは目を輝かせながら話に聞き入っていた。 雪上運動会は雪上カードゲームや綱引き、ソリリレーなどを実施。初めて会った子どもたちが即席のチームを作り、4グループ対抗戦で優勝を競い合った。競技が進むうちに仲間意識が生まれ、ハイタッチをして勝利を喜び合う姿も生まれ、ゲレンデに子どもたちの笑顔がはじけていた。
新入児の安全祈願 松川の有明山社で
 松川村神戸の有明山社は22日、新入学・新入園児を主に対象とした「ランドセル清祓式(きよめはらいしき)・入学勧学祭」を行った。同神社は学業成就を願って40年ほど前から「入学勧学祭」を行い、2年前から通学の安全を願う「ランドセル清祓式」を合わせて開いている。 今年は同村と大町市の9家族12人の子どもたちがおはらいを受けた。真新しいランドセルを祭壇に並べ、平林秀文宮司が子どもたち一人ひとりの名前を読み上げる祝詞(のりと)を奏上して、おごそかに式を執り行った。子どもたちは緊張の表情の中に、新たに始まる学校生活に思いをはせた様子だった。
発展目指し新体制始動 松川村議に当選証書
 松川村選挙管理委員会(山田ッ知委員長)は22日、任期満了に伴う松川村議会議員選挙の当選証書付与式を村役場講堂で開いた。無投票により当選を果たした12人は証書を手に、議員としての重責を感じならが、新議会体制の始動に向け気を引き締めた。 山田委員長は「地方分権の推進や少子高齢化、国の財政状況の悪化など、地方自治体を取り巻く環境は厳しい時を迎えている。このなかで、今後も村政運営の基本となる第6次総合計画が策定され、村も新たな計画を切り開く重要な時期となっている。議員の責任もさらに重くなる中、村がさらに発展するよう全力を」と、当選証書を一人ひとりに手渡した。  同選挙は、今月16日の告示日に、定数と同じ12人の届け出となったことから、無投票による当選が決まった。任期は今月25日からの4年間。初議会は25日午前10時からで、正副議長選挙などを行う。