2010年3月24日(水)付


消防団協力3事業所 「安心安全」大北で初認定
 消防団に協力する事業所の中で特に功績のある事業所を消防庁が認定する「総務省消防庁消防団協力事業所表示制度」で、大北地域から伊藤金物商会(伊藤彰一社長)、倉科組(倉科秀也社長)、相模組(相模一男社長)=いずれも大町市=の3事業所が認定され、伝達式が23日に北安曇地方事務所で行われた。大北では初の認定で、今年度の県内5事業所のうち大町市内が3事業所を占めた。同認定は、従業員の消防団活動に配慮しているとして各市町村に認定される協力事業所のうち、従業員の5人以上(全従業員数50人以下)または10%以上(50〜100人の場合)を消防団員が占めている場合に推薦される。各事業所では火災発生時などに社員が優先して消防団活動に出動することなどを許し、資機材の提供などの協力をしている。 伝達式では、小須田幸一・北安曇地方事務所長が、各社に認定証やプレートを手渡した。小須田所長は「大北で初の認定。ひきつづき、消防団活動がしやすい環境づくりにご配慮いただきたい」と呼びかけた。
池田の四季ピンバッジ 北ア展望実行委が3種
池田町の北アルプス展望ウオーク実行委員会は23日、ことしの町内ウオーキングイベントで配布するピンバッジを、完成させた。地域の四季をイメージした、3種類のバッジをイベントごと配り、リピーターの確保につなげようと、初めて企画した。 バッジは、4月の陸郷山桜トレッキングと5月の北アルプス展望ウオーク、10月の広津紅葉散策に合わせて用意。ピンクと緑、オレンジの3色を基調に、それぞれサクラの花、田園、カエデの葉など季節の風物詩があしらわれている。合計800個が配布される。
「森の恵み地域の恵み探検隊事業」 小谷の山留掲載ネット教材 文科大臣賞 村に報告
 (財)長野県緑の基金が長野大学などと連携し展開しているインターネット教材「森の恵み地域の恵み探検隊」事業がこのほど、文科省が主催する「インターネット教育実践コンクール」の社会教育部門で最高賞の内閣総理大臣賞に次ぐ文部科学大臣賞を受賞した。23日は長野大学の前川道博准教授が、山村体験活動で同教材に参加している小谷村を訪れて、小林三郎村長や山村留学育成会の北村正理事長らに受賞を報告した。 同コンクールは地域社会や学校などでネットを有効に活用している優れた実践事例を募集・顕彰して教育の情報化の推進をはかるのが目的。今年は全国から学校教育、社会教育の両部門合わせて95件の応募があった。 同教材は、平成20年度子どもゆめ基金の助成を受けて、県内の13の団体が独立して地域の宝物を探し、「みんなでつくる信濃の国の物語」という共通教材の制作をとおし、共感のネットワークを構築。地域の熱い思いを子どもたちにわかりやすく伝える活動が高く評価された。小谷村は山村留学育成会が行っている、都会の子どもたちの夏冬の山村の短期滞在受け入れ事業を、写真や動画で細かく掲載している。
版画で自分の雪形 大町市山博が描き隊!
大町市内で5月に開く第9回北アルプス雪形まつりに向け、大町市山岳博物館は21日、「版画で雪形を描き隊!」を同館講堂で開いた。参加者は実在の山や自由に思い浮かべた自分だけの雪形をベニヤや厚紙の版木に描き、雪解けの山の姿から数々の絵を見いだした昔の人々の感性に思いをはせた。同まつり内でことし初めて開く雪形版画展に向けてのイベント。昨年の切り絵から発展させ、アート制作として触れることでより雪形に親しんでもらおうと企画した。子どもから大人まで約20人が参加。市内在住の版画家・羽田智千代さんを講師に、厚紙を重ねてカッターで切り抜いたり、ベニヤを彫刻刀で削りこむ手法で、版木を作り上げていた。雪形を想像した子どもたちは、昔話に出てくる龍の姿や、魚や電車など自由な発想で山に姿を描いていた。
4人で競う迫力の滑り 鹿島槍公認コースでクロス
 大町市のサンアルピナ鹿島槍スキー場で21日から、4日間の日程で「2010鹿島槍クロスフェスティバルシリーズ」が開かれている。期間中、スノーボードやスキーなど5大会が開催され、4人の選手が滑走し順位を競う、迫力あるゲームが展開されている。大会は、全長約700b、起伏やジャンプなど合計21個のアイテムが配置されたコースを利用。全国からトップクラスの選手が集まる、22日からの4大会では、スノーボード約50人、スキー約30人の選手が出場し、熱戦を繰り広げている。
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3月の一覧
立川市で特産PR 黒部ダムカレー初披露 大町市
 大町市は20日から22日の3日間、姉妹都市の東京都立川市の立川高島屋で黒部ダムや立山黒部アルペンルートの紹介、特産物の展示販売などで大町市をPRするイベントを行った。大町市ならでは物産や展示に会場は訪れた人でにぎわった。黒部ダムの写真や建設当時の映像紹介、ジオラマ展示とともに、これまで県外でのPRがなかった「黒部ダムカレー」を初めて紹介した。試食会には、訪れた人が行列をつくり、試食会の開始と同時に用意した全てが提供される盛況ぶりとなった。そばやおやき、地酒など大町市の特産品販売も行われた。同イベントは立川市の市制施行70周年、立川高島屋が開業40周年を迎えることを記念して開催された。