2010年3月25日(木)付


関電トロリーバス移送 アルペンルート開通に向け
 大町市平の関西電力黒四管理事務所(木下健司所長)は24日、関電トンネルトロリーバスを同事務所野口分室から扇沢駅まで移送した。冬期間の定期点検・整備を終えたバス8両を慎重に運び出した。4月10日のアルペンルート開通に向け、扇沢駅で点検を終えた7台と合わせて準備を整える。同分室の車庫に納められていたトロリーバスがそれぞれ3台の大型トレーラーに順に積み込まれ、扇沢駅までゆっくりと運ばれた。運行開始当初から変わらない薄い灰色をベースにした色合いのバスがつぎつぎに駅に運びこまれた。
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3月の一覧
3万株の一休さん 花のじゅうたん祭り
 松川村の春恒例のイベント、花のじゅうたん祭りは27、28の両日、道の駅「寄って停まつかわ」で開かれる。ことしのデザインはえとにちなんだ「一休さんのトラ退治」。3万株のパンジーやビオラで形づくられた、迫力と躍動感あるキャラクターたちが、来場者を迎える。デザインは、実行委員会に所属する、村の花づくりグループ・Mフラワーが担当。遠くからでも分かりやすく、春が感じられる図柄にしようと、黄色を基調に白や紫など色とりどりの花をとりいれた。
思い出や感謝 歌で 松川 南保育園最後≠フ卒園式
松川村の南保育園(北村弥生園長)は24日、園舎の移転改築を控え、旧園舎最後となる卒園式を開いた。園児36人が園生活での思い出や感謝の気持ちを歌で発表し、園舎に別れを告げた。同園は昭和51年度の完成以降、今年度までに1186人の園児が卒園。建築当時、床暖房などを取り入れた先進的な園舎だったというが、老朽化に伴い取り壊される予定だという。新園舎は、旧園舎から北に約500bの、北細野地区に建設。6月から工事に着工し、平成23年3月に完成予定。村は新年度の卒園式を、新たな園舎で開きたいとしている。園児たちは、北村園長から卒園証書を受け取り、「大きくなったら保育園の先生になりたい」など、将来の夢を発表。子どもたちの成長に目元をぬぐう、保護者のもとに歩み寄り、「ありがとうございました」と証書を手渡した。
うどん手打ち体験 松川の高齢者「せぴあ」で
 松川村に居住する独居世帯や、仲間づくりなど人との交流を望む高齢者が、毎月1回集い活動する「ともだち広場せぴあ」は24日、村内の「セピア安曇野」で「手打ちうどん作り」を開いた。粉をこね、のして切る作業に挑戦し、昼食に味わい舌鼓を打った。参加したお年寄りたちは、活動のボランティアたちの指導で、うどんの生地作りから始めた。こしが出るようにと、袋に詰めた粉のかたまりを踏み込む作業に精を出していた。しばらく寝かせた生地をのばす姿は、初心者ながら手際よく、「そば打ちはやったことがあるからね」と経験をいかした腕前=写真。互いに譲り合いながらも楽しそうな会話が弾んだ。
健康づくり推進員委嘱 マップ更新や研修
 大町市健康づくり推進員会(田中壽子会長)は23日、総会を大町公民館分室で開き、新年度事業などを決めた。総会に先立って開いた委嘱式で、市は新たに推進員となる64人を委嘱した。任期は2年間。牛越徹市長は各支部の代表者に委嘱状を手渡し、「健康づくりは行政だけではかなわず、市民一人ひとりが実践する分野。健康づくりの輪を市民に広げるのは皆さんの力。家庭人として、地域と行政の橋渡しとして、健康づくりを直接市民にお伝えいただければ」と話した。推進員は住民の健康保持や保健思想の向上などの保健予防活動を市民から取り組もうと昭和54年から始まった取り組みで、市内で総勢146人が活動している。来年度は、自分にあった健康づくりや生活習慣の改善をスローガンに、検診の必要性の広報や地域での活動、健康ウオーキングマップの更新、研修などに取り組む。